2012114(日)

陽光のジョヴァンナ

動物×67

陽光のジョヴァンナ

(写真)ジョヴァンナ Tierpark Hellabrunn, München 2012.8.28

念願のジョヴァンナに会いに行きました。ミュンヘンのヘラブルン動物公園。彼女は動物園のホッキョクグマ舎が改修の間、一時期ベルリンであのクヌートと同居していた個体です。

クヌートのお誕生会の際にもらったごちそうを彼女が横取りして食べてしまった、といわれています。その翌年のお誕生会では、ちゃんとクヌート本人にごちそうが渡るように配慮されたとか。動物園のホームページにも、彼女は遊ぶのが上手だとの記述がありました。

ジョヴァンナという名が示す通り、イタリア娘。ファサーノ・サファリ生まれ。上野に今年来園したデアの姉に当たります。

この写真の横顔が少しデアに似ているでしょうか?

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彼女は、オスのヨギと同居しています。

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飼育員さんのガイドは10分は裕にあるような詳細なものでした。それによると、ペアは今年2年目ということで、一年目の昨年は早くも2世誕生の期待が大きかったということです。ジョヴァンナのおなかのふくらみを見て、「2世誕生の確率80%」などと賭けをする人もいたようです。楽しいですね。

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この動物園のホッキョクグマ舎は横に長く、ほかの動物園の例にもれず来園者のほうがクマの移動に合わせて右往左往を強いられます。人工的なコンクリートでできた向かって左半分と、草木の生えた右半分に分かれます。

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この写真を見て背景の子供と比較すると、いかにヨギが大きいかが分かります。

餌の時間は特に決まっていないということで、2頭が右側にいるときには、境目の戸を閉め、左側に餌をセットするということをしているようです。「餌の時間を不規則にする方が刺激があるようだ」との話でした。また、ジョヴァンナはイタリア娘だから、ミュンヘンの暑い夏でもへっちゃらですよ。と説明がありました。

私がいた間には、2回、スイカ・肉・野菜の給餌がありました。餌は一日12-3キロということで、浜松のキロルも13キロと聞きましたので、まあ標準でしょうか。ただ、餌は主にヨギがまず独り占めし、そのあとジョヴァンナが合間を見て食べるという感じでした。

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スイカ・肉の給餌の時には、岩の上にスイカがセットされていて、それにヨギが夢中になっている間に、池の中にある肉をジョヴァンナが見つけていました。なかなかジョヴァンナは賢い子だなと思いました。動画はすでに彼女が肉を食べて再度池に入る様子です。


写真や動画で見るようにこの池は藻が一面に生えていますが、クマの毛は緑に染まっていません。熊たちはこの池に入ってちゃんと遊んでいますが。

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(右下の映り込みはお許しください)

ヘラブルン動物公園は、獣舎を除いて飼い犬の入場を制限していません。ですから、このホッキョクグマ舎でもガラス越しに犬がクマを見下ろしている場面も見受けられました。

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緑が多い割には少し雑然とした感じで、暑いこともありあまり快適とは言えないところでしたが、念願の熊に会えてよかったです。

悠然と歩いているのが絵になるサイや、のんびりと座っているキリン、そして日本の動物園ではなかなか見ることができない小象。

都会のオアシスですね。

もっとも私が訪問した8月28日には市郊外で爆発事件があり、動物園最寄りの地下鉄3号線は途中で折り返し運転になっていました。

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国内でももっと象の繁殖が成功するといいですね。

10月1日都民の日

都民の日は各地の入場料が無料になり、満月(正確に言えば前日の9月30日)の時期にあたるので、イベントもありました。

デア

恩賜上野動物園に久しぶりにデアに会いに行きました。前記のとおり、夏に姉に会っていますし、もうそろそろ上野に慣れたころだろうと期待してです。

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デアは体が一回り大きくなったような気がしました。もともと彼女は大柄なクマだと聞いています。餌の時間にしかプールに入らないのは雪夫も同じ。それでも、皆の期待に応えてくれました。餌タイムが終われば、少し歩いて(ガラス越しに下から見上げることができるのでここでも期待に応える)再度日陰でお休み。おもちゃが見当たらなかったので、用事がなければプールに入らないということでしょう。


パンダは遠くから双眼鏡で眺めるのみでしたが、まあまあかわいかったです。そういえば上野はやっと念願の動画配信を始めましたね。画質は鮮明ですが、カメラワークが今一つの印象です。

旧芝離宮恩賜公園と浜離宮恩賜公園の満月鑑賞会

旧芝離宮恩賜公園は新幹線が見える大名庭園です。鯉やカメなどの生き物も生息しています。ここを訪問したのは2年ぶりです。浜離宮と同様写真を撮れば必ず高層ビルが写るのですが、それに我慢できれば、ゆったり散策するのは良いでしょう。季節の花をめでることもできます。

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ここにいるカメはなかなかユニークです。

夜には浜離宮恩賜公園の満月鑑賞会に出向きました。写真は面白いものがないので割愛しますが、多くの人が散策に来ていました。この公園はいずれ散歩シリーズでご紹介したいと思います。

この日の東京タワー。プロではないので写真が粗いのはお許しを。

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つれづれ

真珠の耳飾りの少女

私はこの絵の存在を同名の小説で知ったのですが、念願かなって東京での最終日に見に行くことができました。一度はあきらめかけたのですが、家族のアドバイスで朝一に着くように上野へ繰り出したのです。

やっぱりいってよかった。

想像以上にとてもかわいらしい少女でした。

小説のほうもノンフィクションですが、画家と少女のほほえましい関係がつづられていて、絵画に似合ったいい作品ですよ。

いま、神戸で展示されていますね。東京からも繰り出している人がいるらしいです。今回は人物画ということで、美術館を出てあの上野の街でもそれほど違和感はありませんでした。(このブログの「セザンヌ展」参照)

高校生の頃、名画の来日は30年おき程度と名画鑑賞が趣味の先生がおっしゃっていました。関西方面の方、一度鑑賞されることをお勧めします。

皆さんはどのような名画に遭遇されたことがありますか? 私は昭和天皇の何かの記念で子供の時分に源氏物語絵巻展を4時間並んで鑑賞したことがあります。これはドキドキしました。
システィナのマドンナ外部リンク、これは一生のうちに一度はその前に立つべきらしいのですが、2度ドレスデンで会うことができました。これも忘れ難い経験です。下部にいる二人の天使があまりにも有名な絵画です。

エンターテイナー、キロル

ホッキョクグマのキロルがおびひろ動物園から浜松市動物園に移動して数か月おきに見ていますが、回を追うごとに彼らしさを取り戻しているのには驚かされます。

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それにも増して、動物園の展示動物としての役割をきっちりこなしているのには目をみはるばかりです。

移動当初は警戒と緊張からか、往復運動ばかりでしたが、直近の10月末には、往復運動はほとんど見られませんでした。まずは、木で遊び、それから飼育員さんに投げ入れてもらったお気に入りのブイを押したり、蹴ったり、投げたり、プールに飛び込んだり、そんなパフォーマンスの合間にちらちらこちらの反応を確認します。

そのたびに「ちゃんと見てるよー」と声をかけてあげます。

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表情も、目をギュッとつむって><になる姿、そしてこちらを見る目、幼い時のそのままでした。体も大きくなり、2メートルは裕に越え、今では獣舎内通路で寝るときに、斜めでないと体がつかえてしまうそうです。

何よりもこの子がすごいと思うのは、おやつタイムでアジを投げ入れてもらうとき、魚を確保してから水中でそのままぱくりと食べるのではなく、ちゃんと前足でつかんで顔を水面上にあげこちらに顔を向けて食べることです。浜松の展示の構造上、例えばデアのように水中で餌を食べると、こちらにはその様子はわかりません。私たちを喜ばせる動機があるのか、それとも次の魚の投げ入れを気にしているせいなのか、理由はわかりませんが、いずれにせよこの子は私たちを喜ばせるすべを知っている気がします。

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それが、キロルがどこへ行っても対応能力は高いだろうと評価されるゆえんでしょう。

もちろん、浜松の皆様に大事にされ、かわいがっていただいているからこそです。

CNSポッドキャスト

9.11の時期に合わせて、昨年のビンラディン容疑者殺害計画の実行に関する証言の書籍が発売されたということで、その著者へのインタビューが音声になってポッドキャストになっていました。

とても興味深い内容でした。

  • インタビュイーは、変名変装し世間に出ていること
  • 実行そのものは業務として行ったこと(engageという言葉を何度も使用しています)
  • アジトの目星をつけたものの、内部設計に関する情報はなかったこと、
  • 突入日の前に数週間にわたって訓練を受けたこと、
  • 突入のゴーサインが出る直前にオバマ大統領は、メディアを招待してパーティを開催し、その眼をそらしたこと、
  • パキスタン政府・軍が気付く前に、計画を実行・完了しなければならなかったこと、
  • 訓練にもかかわらず、ヘリコプターが不時着してしまったこと
  • 容疑者殺害は計画にはなかったこと、
  • 殺害してから、それが容疑者本人であることが分かったこと、
  • 最後にアジトから引き上げる際、ヘリコプターの爆破の指令を受けたにもかかわらず、まちがえてアジトの爆破を使用としてしまったこと(理由は、「それ(it)」を爆破せよと命令を受けたから)

生々しい証言でした。今でもこのポッドキャストがあるかどうかは不明ですが、ご興味がありましたら一度お聞きください。

来週は大統領選挙があります。9.11に関してもその後のアメリカの不幸な出来事に関してもアメリカ国外では、全然わかっていない空論が目立つのですが、これに関してはもう少し落ち着いて機会がありましたら書いてみたいと思います。



2012910(月)

ザルツァッハ河畔を歩く


ザルツァッハ河畔を歩く

(写真)ヴッパータール動物園内の風景 2012.8.23撮影

私は、人のブログでも旅行記に関するものは一番面白くない類だと思っていて、自分でも最近は書くのをやめていました。面白くない理由は簡単でしょう。書き手にとって楽しい旅行であればあるほど、書き手の独りよがりが勝ってしまって、読み手を置いてきぼりにするからですね。ブログというのは、ある程度独りよがりのものではありますが、私はやはり読者がいることを忘れてはいけないと思っています。

今日は、私の「散歩」シリーズの一環としてお届けします。実際に、本当にぶらぶら散歩なのがお分かりになると思います。

オーストリアの西端ドイツとの国境にある、サルツブルクの街です。

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まずこの街のサルツブルクの町名はドイツ語で「塩の城」で、近くに塩山があるからでしょう。多くはザルツブルクと表記しますが、ここでは地元の人々の発音に倣って「ザ」ではなく「サ」と表記することにします。

私は10年ぶりくらいにこの街を訪れました。最後に訪れたのはイースター3月だったと記憶しています。ずっと避けてきたというのも過言ではありません。というのは、街自体の閉鎖的な雰囲気、旅行者にとっての大変な不便さ、感じ悪い訪問者のイメージが勝っていたからです。

今回訪問してみて、2番目の不便さはかなり払しょくされたように感じました。以前はとにかくホテルをとるのも大変、雨でも降ろうものならタクシーは予約も入らない、という感じでしたから。今回は計画の段階からホテルの予約も間際でも可能でしたし、その辺のインフラ整備はできたということでしょう。

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まず、駅が白づくりの全く新しい駅になりました。以前は暗い、キオスクが一件みたいなこじんまりとした駅でしたが。タクシーの運転手さんによると今年できたらしいです。また、アイスクリーム屋さんが増えていました。また、これがなかなかの美味でした。ドイツにも言える最近の傾向ではありますが、もともとヨーロッパはケーキの国で、ウン十年前はアイスはすでに溶けたようなものしか出てきませんでした。もちろん、ケーキカフェがまだまだ主流なことには間違いありませんが。私が気に入った店の隣にはピザショップもあって、イタリア系の薄い生地を焼いたものを出していました。明らかにイタリアからの観光客と見られる人がオーダーしていましたので、私も食べてみました。もちろんマルゲリータです。とても気に入りましたよ。

それから、以前は目につかなかったディスカウント系のスーパーマーケットが何軒もありました。

ベルリンなどは面白くて、ディスカウント系の別系列のスーパーマーケットが近くに林立しているのですが、同じ商品でも系列によって値段の差があるのです。もちろん日本でもありますね。私たちはスーパーのチラシを見て梯子をしますが、ドイツの人たちはそれをやっている形跡がありません。弾力性の問題かもしれません。詳細な調査をしたわけではないので、断言はできませんが、そんな印象です。

私は、水が大好きで川沿い、海沿いを歩くのが大好きです。今回の散歩は長距離ではなく、お昼から1-2時間程度です。

サルツブルクの町の観光名所で唯一まあまあ気に入っている場所が、ミラベル庭園です。以前はベンチなどに座ってゆっくりしたものですが、写真のとおり人が多いので、写真だけにしてそそくさと出てきました。ここでも相変わらず、サロンコンサートがあって当日券の看板も出ていました。

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この後、裏手のParis-Lodron通りなども歩いたのですが、これといった特徴はないので割愛します。

サルツブルクは川を境に東側が新市街、西側が旧市街で見どころは旧市街に集まっています。駅は新市街側にあります。

川沿いを歩きましょう。

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カイは岸辺程度の意味ですが、比較的広い路で犬の散歩をさせたり、自転車で走ったり、散歩できるようになっています。川の向こうにホーエンサルツブルク城がみえます。これも私の個人的な趣味でどうしても写真に収めてしまいます。

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川沿いに並ぶ家々です。

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アップはこんな感じ。庭もありますね。これが一家族のものか、アパートメントタイプかどうかはわかりません。

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山の上にもあって、なかなか良いなと思いました。

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今回私はドイツで一般家庭のお宅に宿泊しました。家の造りは似たようなものです。インターネットは3年前と同じテレコムの無線に契約しました。そしてそれの接続の悪いこと。iPhoneのほうがよほどましなのですが、通信料金がすぐ高額になるので、PCを無線につないでいました。主な用途は、仕事用の交信だったのですが、何度も断線が起きました。窓にPCを置いてみるとやや良くなるようですが、それでもだめ。
原因を突き止めるためにググってみると、どうも家の造りが原因らしいのですね。確かに、後で外(動物園!)でつなげると、これがサクサク行きます。確かに、このような家の造りだと無線はだめそうですよね。改めて思います。

橋を渡ります。

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旧市街側に来ると、ドームプラッツにでます。写真はJedermannの舞台です。Jedermannはホフマンスタールの戯曲で、毎年野外で上演されています。私も、1989年に名優Klaus Maria Brandauerの最終年ということで、立ち見で見ました。この年は、全く券が入手できなかったです。足が痛かったのをよく覚えています。

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観光案内所がある広場にある噴水です。観光用の馬車のが何台も留まっています。

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この街は作曲家モーツァルトの生まれ故郷で、若い時を過ごしたわけですが、彼はこの街が結局大嫌いで、飛び出しています。独特の息が詰まるような感じはよくわかる気がします。そして、鼻高々な中流老婦人たち。(上流の人はけっしていばったりはしませんね。二流以下の人がこんな態度をとるのです)昔よりはかなり減りましたが、まだ絶滅はしていないです。間違いなく訪問者でしょうが、なぜかこの街を訪れることを選ぶのですね。

本当は、オフの日は南チロルのBolzano(Bozen)に小旅行しようかと思っていました。しかし、前々回のブログで書いたような、電車でのトラブルがあったために、自重しました。ここへ行くには、ブレンナー峠(ヒトラーがその昔隠れていたところ)を電車で抜け、それはそれは風光明媚なところなのですけれどね。

何回もこの街を訪問していますが、それなりの発見はありましたし、歩くのはなかなか楽しかったので後悔はしていません。

本来の目的の音楽のほうはさすが、満足を通り越して本当に来てよかったと思いました。私が過去ベルリンやボストンで体験した人たちが含まれていて、懐かしさもありました。
今では曲名と演奏家を見れば、それなりに出来栄えは想像できて、まず外すことはないので自分ながら満足です。

以下は、備忘録として自分用に残しておきます。
24. August, 21:00 Uhr, Großes Festspielhaus
Daniel Barenboim – Schubert-Zyklus III
FRANZ SCHUBERT • Vier Impromptus D 899
FRANZ SCHUBERT • Klaviersonate B-Dur D 960

26. August, 21:00 Uhr, Großes Festspielhaus
JOHANNES BRAHMS • Konzert für Klavier und Orchester Nr. 2 BDur op. 83
WITOLD LUTOSŁAWSKI • Symphonie Nr. 3 (1982/83)
Sir Simon Rattle, Dirigent
Yefim Bronfman, Klavier
Berliner Philharmoniker

27. August, 20:00 Uhr, Großes Festspielhaus
LUDWIG V. BEETHOVEN • Konzert für Klavier und Orchester Nr. 4 G-Dur op. 58
ANTON BRUCKNER • Symphonie Nr. 9 d-Moll
Bernard Haitink, Dirigent
Murray Perahia, Klavier
Wiener Philharmoniker

最後に、車窓から見たドイツバイエルン州の風景。ここは本当に十勝に似ていると思います。

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小話

1. ピリカの菓子パン

もう一月以上前になりますが、東京駅のコンビニでたまたま見かけたピリカの絵が描かれた菓子パン。こんなところにも進出しているんだと驚きました。裏を見ると例によって、円山動物園が国内唯一2000年以降ホッキョクグマの繁殖に成功している云々の記載と、価格の一部が円山動物園の動物の餌代になる旨の記載がありました。

でも、もうピリカは円山動物園にはいませんし、グッズの開発元として版権があるのは理解できますが、なんか違和感があります。ましてや東京で販売すると、ピリカが札幌にいるような誤解も生じる可能性があります。

おびひろ動物園で飼育員さんに「ピリカなかなか帰れませんね」と話を向けると、「うちのホッキョクグマは”一応”ピリカなんですけど。」とか「ピリカがかえってくるのはなかなか…」といった遠慮がちな答えがかえって来ます。ピリカの所有権がおびひろ動物園にあることを意識している人はどのくらいいるのかな?とかんぐったりして。

個人的にはピリカが近い将来おびひろ動物園が無事帰園できる可能性があると思っていますが、これは競馬の勝ち馬を当てる以上の絵空事になりますので、ここでは書くのは遠慮しておきます。このような空想は物好きな人たちに任せて、ファンはゆったりと発表を待っていればいいと思っています。

2.アメリカ版マンガ経済?

最近アメリカ人に教えてもらった、動画をご紹介します。私たちであれば、「マンガ日本経済」みたいなものですね。彼らはやはり映像文化なのでしょう。これからは、コンテンツ文化になっていくでしょうが。
バーナンキ議長のそっくりさんも登場します。




201293(月)

また会えてよかった

動物×67

また会えてよかった

(写真)グレゴールとアレウートの双子の兄弟 Zwillingbrüder Gregor und Ale-ut @Tiergarten Nürnberg 17.8.2012


一年前にこちらこちらこちらこちらでご紹介した、双子のオスの兄弟に一年ぶりに再会しました。ドイツバイエルン州にある、ニュルンベルク動物公園です。

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欧州の動物園では多い事例ですが、1歳のこの兄弟は母のヴェラ(Vera)と同居しています。ガラスで仕切られた隣の放飼場では一年前と同様、父のフェリックス(Felix)が一頭飼いになっています。

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前にもご紹介しましたが、ヴェラは旭山のイワンの妹です。ですからこの双子も、日本にいるロシア系の熊たちと血縁にあります。また、この双子の姉は有名なフロッケです。

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お昼頃動物園に到着しましたが、3頭とも舎内で給餌を受けており、その後すぐ授乳シーンになりました。

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この双子は今おびひろにいるアイラと同年齢ですが、やはり授乳を見るとアイラ(とほかのララの子供たち)には本当に申し訳ない気持ちになります。結局繁殖を優先して母子を引き離したわけですから。それと個人的な興味から、特にララとアイラの親子関係の発展過程をみたかったなといまさらながらに思います。

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たぶん放飼場が広いせいもあって、この双子およびヴェラはお互いの交流シーンは多くありません。喧嘩しなくても済む広さなのですね。


ニュルンベルクのホッキョクグマ舎は横に広くヴェラ母子がいる向かって右側とフェリックスのいる左側が一望できるようになっています。プールの中はフェリックス側だけ見ることができます。

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ですから、ヴッパータールやこの後行くミュンヘンのヘラブルンのような、観覧者を右往左往させるような残酷な作りではありません。ただ、奥行きも広く、クマたちが手前のプールにいない限り、見づらいことになります。特に、授乳は一番奥の場所でされるため、望遠レンズを持たない限り、撮影には不向きです。

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2時半から毎日行われる餌ガイドタイムがあります。熊たちの紹介ということで、まずフェリックスの名が呼ばれると、彼は立ち上がって答えていました。(写真はありません)でも給餌はこの時は母子側だけ。(フェリックスは後程舎内で給餌を受けていました)この母子も、別のドイツの動物園の熊たちと同じように、それほど飼育員さんに反応するわけではなく、投げられる餌を淡々と食べるという感じでした。肉・野菜・果物(メロン)という順番です。

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写真は、餌を食べている兄弟のところに行く子供。

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それにしても、この双子はよく似ています。片方がやや色白というくらいの差でしょうか? 目が離れているところは、ロッシーの面影が少しあります。動物園に着いてすぐ、授乳シーンのころに、この子たちに詳しい女性がお友達と思われる人に、お母さんのところに真っ先に行くのはグレゴールと説明していたので、私はなるほど、とそのあとも見ていました。しかし、夕方に来た別の女性は真逆のことを話していましたので、やはり誰にも区別はつかないということですね。おびひろ動物園では担当飼育員さんがイコキロの区別の仕方の説明を四苦八苦されていましたが、ニュルンベルクではこの説明はありませんでした。

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エサタイムの後は長い間中央の木の陰に隠れ、3頭でお休みタイムでした。この間はたまにヴェラの頭が見える以外は、全くこちらから見ることができません。

潜るのが大好き

この双子は潜水が大好きです。黒いボールで遊んでいたりします。このボールはいたずら者で、岩の陰に挟まったりするので、これをもぐって取ったりするのです。

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近くにいた親子の会話。

父:「熊は長く潜れるね」
娘:「どのくらい?30分くらい?」
父:「そんなに長くないかな。」
娘:「じゃあ10分くらい?」
父:「5分くらいかな?」

30分も潜れたらいいですよね。野生下ではクマは魚は捕れませんが、魚も捕れるかも。

お休みタイム後、一頭がプールで、もう一頭が奥で遊んでいましたが、ヴェラと一緒にいた一頭が一声鳴き声を出しただけで、プールにいた一頭は遊びを即やめ、そそくさと奥へ行き、授乳タイムとなりました。

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この時刻ですでに午後7時過ぎ。7時30分が閉園タイム。この日はその後映画の上演会があるようで、それに参加する手に目印のバンドをつけた人たちが来たので、動物園を後にしました。

この冬には、新たなペアリングがあるのでしょうか? そうすると、双子にとってお母さんと過ごす最後の夏かな? 双子の健常な成長を祈ります。

小話

1.(続)男性は大変

先回の続きです。

先回のブログをアップした後、別のペアを見つけました。
その日はずいぶん長いこと強い雨が降っていたのですが、私の前で車を降りると、男性がすぐに上着を脱ぎ、女声がその上着を使って頭上に上着をかざして雨の中小走りで劇場に入っていきました。男性は、白ワイシャツに黒ズボン。もちろんぬれねずみ。

私の個人的な感想を言いますと、仮に配偶者であったとしてもそこまで相手に依存したくはないですね。ましてやその日は突然の雨というわけではなく、ずいぶん長いこと雨が降っていたのですから、傘を持ってくればいいだけの話です。

そういえば昔読んだ「ガリーナ日記」(ガリーナ・ヴィシネフスカヤ著)で、彼女と夫の名チェリストのロストロピーヴィチがソ連から亡命する場面で、針金柵の上を飛び越える際に、彼が先に向こう側へ行って、やおら自分のコートを脱ぎ地面にひいて、彼女が落ちてくるのを保護したという記述がありました。ここでは、そんな彼を見て彼女は笑ったとありましたけど、私の目の前で起こったことは、その場面を彷彿とさせました。

ところで、この日ですが劇場内でカメラで記念撮影に夢中になっている日本人男性が私にぶつかってきました。その人は私に謝りましたが、いつも以上に私が不機嫌に返答したことは言うまでもありません。

2.今日のドライブ

最近車を動かしていなかったので、日曜日の晩に都心を少しドライブしました。今日は、東京タワーのライトアップも本当に美しく、こちらもと思って帰りに寄ってみたのですが(案の定)10:00を過ぎていたので、終わっていました。これは、ゆっくり別の機会に見に行くことにしましょう。

ただ、今回の目的の場所は予想以上に満足の行く場所でした。動画でご勘弁ください。徐々にライトアップされていく瞬間の動画もありますが、あれは美しいですね。


帰りに、遠くにスカイツリーのライトアップや隅田川の橋やレインボーブリッジのライトアップと、短くても楽しいドライブになりました。週末の都心は道路もすいていますし、ドライブはとても快適ですよ。絶対お勧めです。一方平日は絶対×です。反対に週末渋滞なのは高速道路です。



2012826(日)

ハロー、アノーリ - ホッキョクグマ キャンディの故郷を訪ねて

動物×67

ハロー、アノーリ - ホッキョクグマ キャンディの故郷を訪ねて

(写真)ヴィルマとアノーリの母子 Eisbären „Vilma“ und „Anori“ @Zoo Wuppertal am 23.8.2012

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デュッセルドルフから電車で30分弱、ヴッパータールへアノーリ(Anori)を観にいきました。2012年1月4日生まれ。0歳のメスのホッキョクグマです。この子は子ねずみちゃん(Mäuschen)と親しみをこめて呼ばれています。ぬれたときの姿がねずみですものね。

そしてヴッパータールはホッキョクグマ キャンディの生まれ故郷でもあります。私は日本にいるホッキョクグマのルーツに決して詳しくはないのですが、20年位前は海外から積極的に導入していたのですね。

街中を走るこんな電車は街のシンボルです。乗りましたが、結構ゆれます。

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Schwebebahn @Zoo/Stadion (注:これはデュッセルドルフからの電車ではありません)

ヴッパータールの町は、中心部にいかない限りさびれきっています。まあ普通の田舎町ですね。ドイツ特有の狭い息の詰まる感じがあって、住みたいとは思わない場所です。

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アノーリの母はロストック出身のヴィルマ(Vilma)、父はベルリン出身のラルス(Lars)、ラルスはクヌート(Knut)の父ですので、アノーリはクヌートの母違いの妹に当たります。そんなわけで、アノーリはまずクヌートの妹ということでメディアに騒がれました。

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ドイツ人は思いのほかホッキョクグマへの愛着が深いです。キャンディも同じように騒がれたのかな?

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地元紙によるとラルスはヴィルマの母のヴィエンナとペアリングするために5月にロストックに移動になりました。広い展示場を母子に譲ったわけです。報道によると、今年生まれた子はアノーリ一頭なので、実績のあるオスにはがんばってもらわないとと書いてありました。

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短時間見ただけで性格まで到底わかるものではないのですが、印象としてアノーリはとてもかわいい顔の女の子だということです。ホッキョクグマの子供はみなかわいいのですが、特にこの子は目の表情がとてもいいです。遊び方はおてんばという感じはなく、おとなしめなのですが、お母さんにはちょっと抵抗してみたりもします。ヴィルマは大柄なホッキョクグマで美人で有名です。

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ヴッパータール動物園は自然がいっぱいなのですが、展示の仕方は動物中心で人は動物を追いかけて歩かされることになります。その上、動物園は住宅街にあるのですが、ヴッパータールの町並みはさすがにTal(谷)といわれるだけあって、まるで箱根の町を思わせるような急坂が住宅街と動物園の周りを囲んでいます。そこで、訪問者は大変な運動を強いられるわけです。

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(木の先にいる野鳥はカラスではありません)


たとえば、ライオン舎は広々とした草原の中にあり、展望階段を上がっていく場所もあるのですが、私が行ったときは、階段の近くではなく、隅の日陰に固まっていました。

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ホッキョクグマ舎自体はそれほど広いわけではないのですが、熊のいる場所はプール側と小スペースの2箇所があります。そして、見学場所は合計4箇所に別れており(かつ正面から見ることはできない)、その上熊たちは自由に獣舎内に入れるようになっているため、目の前で見えないときは、小スペースにいるのではないかとうろうろするわけです。プール側の正面にはアシカのプールがあり、ホッキョクグマのプールの左右を行き来するには、このアシカプールの周りを往復することになります。

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また、授乳の場面は見られなかったので授乳はおそらく獣舎内で行われていると思われます。

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私は多くのホッキョクグマを見ているわけではありませんが、ニュルンベルクの双子と同様、この母子も人に対する反応はありません。(「くださいポーズ」など)

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欧州の動物園の慣例に従い、アノーリもおそらく最低2年間はお母さんと一緒にすごすことになります。どんな子に育つか楽しみです。

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アノーリの動画も載せておきます。ガラス越しの撮影ですので映りこみはお許しください。

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小話

ドイツ鉄道

ドイツ国内の移動では必ずお世話になっていて、その接続システムには感心しているのですが、やはり電車の遅延は必ず考慮に入れたほうがいいです。同じホームにいる前の電車が遅れると、ホームの変更なども発生するので駅での放送には注意を払います。

今回私は、ヴッパータールからサルツブルクへの移動がありました。11時過ぎにデュッセルドルフからミュンヘン行きのICEに乗り、ミュンヘンでECに乗り換えです。到着が18時予定。その後3時間後に夜の予定がありました。普段移動直後には予定は入れないのですが、ヴッパータール訪問の予定を無理に入れたためこんな感じになりました。

結論を先に言いますと、「心配したけど終わりよければすべてよし」というところでしょうか? 今回は運も味方してくれました。いつもこんなわけには行きません。

デュッセルドルフを定刻どおりに発車したICEはケルンを過ぎ、ボン近郊の停車予定のない駅で車両故障で乗客全員が降ろされます。同じミュンヘン行きのICEが10数分後にあることはわかっていました。ただ、その電車のミュンヘン到着予定時刻とECの発車予定時刻が同刻のため、乗り換え時間がありません。

結局、乗客全員がボンの駅で重い荷物を引きずりながら階段を上り下りし、別のホームで駆け込むように後続のICEに乗る羽目になりました。でもため息をつく人はいても、駅員に怒って噛み付く人はいませんでした。その時点で後続ICEの定刻から25分遅れ。もともとの予定から45分遅れ。

車内では車掌が回って一人ひとり乗り換えの案内をしていました。もともとの電車と後続車では終着駅は同じものの経由地が異なっていました。私自身は最善の策をとるしかないと覚悟を決めていました。車掌によると、予定のECの後、最悪でも1時間後にまた電車があるということでした。よって、到着後少し忙しくなるけれども何とか予定には間に合うと思いました。

ここからすごいのがICE。マンハイム・シュトゥットガルト・ウルムと走る間に25分の遅れを取り戻し、ミュンヘンには定刻に到着しました。そして到着前の車内放送では「グラーツ行きのECに乗る人は、発車時刻が定刻の16:27から32に変更になりましたから乗り換え間に合いますよ。」ということでした。5分の乗り換え時間では、長いホームの端までいくのにかなり急ぎましたが、結局ECは発車時刻を10分遅らせてくれ(ECの車内放送で接続の関係でミュンヘンで長く停車したとの説明あり)、予定の電車に乗れました。ECは遅れを取り戻すようなことはせず、遅れたままでしたのでさらに乗換えがある人は難儀したようでしたが、私にとっては幸運なことでした。

一方、もともと予定通りの電車で移動していたにもかかわらず、遅延に巻き込まれた、マンハイムでバーゼルへ乗り換え予定の女性は結局マンハイムで1時間待つ羽目になりました。

長々書きましたけど、何事も順調に行けばもうけもの位に思えば腹も立ちません。うまく対応することのほうが大事ですね。(ただ、ICEで樽のようなおばさんが私の荷物の上に腰を下ろしたときは、立つように強く要求しました。よろけたんだとか言い訳を言っていましたが。)

そういえば、ケルンの動物園で43歳の女性飼育員さんがアムールトラに襲われてなくなったそうですね。トラは園長
によって射殺されたとか。猛獣の飼育は命がけです。

素っ裸

8月のドイツも暑かったです。私の経験でも、家から一歩で手あれほど暑いと思ったのは久しぶりです。

バイロイトでも暑くて、女性は服で調整できますが、男性は大変です。長袖に上着、ネクタイです。(私も東京での仕事着は長袖に上着ですよ)

それでも、彼らは"sehr warm"(英語でvery warm)と表現するんですよね。「暑い」とはいいません。私はそんな表現に慣れていますけど、ちょっとおかしいです。サルツブルクでタクシードライバーにその話をしたら笑っていました。

今回私はドイツ人の一般家庭に滞在しましたが、そこのご婦人が、「20キロ近郊の森の中で水浴びして気持ちよかった」と話をしてくれました。そのときの会話:

私:「裸で?」
婦人:「そう」
私:(もういちど)「裸?」
婦人:「そうよ。気持ちがいいわよ」

ドイツ人は水浴びするとき、それがたとえ道路や電車から丸見えのところでも生まれたままの素っ裸です。私たちも温泉や銭湯では裸ですが、外で丸見えの場所ではやらないですね。ほかの国の人でもそんな習慣はあまりきいたことはないです。

男性は大変

上で男性は大変という話をしましたが、海外に来ると女の私は気分がいいし、男性は見ていてつくづく大変だなとおもいます。

カフェテリアで見ていても、席取のため早々と座っているのは女性、食べ物と飲み物を調達して運んでくるのは男性です
。そして、早々と食べ物を口にするのもご婦人のほう。

戸の開け閉めや座るいすにも気を使います(これは私もしますよ)。エレベータを我先に降りようとする人たちとは格が違いますね。

Ah Monsieur Vogt! (ああ、フォークトさん)

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今年のバイロイトに関して軽くお話しておきますと、音楽の出来はどの演目もここ数年の完成度を反映してとてもすばらしく、一時期の低迷を脱したように思います。その中で特に喝采を浴びていたのが、白鳥の騎士役のKlaus Florian Vogt氏でした。この春東京にも来日していますので、体験された方も多いと思います。
たぶん容姿端麗なことは大いに関係しているとは思いますが、スタンディング・オーベンションをうけるほどかな?と私は思いました。

それとさすがにパルシファルの完成度はすばらしいです。オーケストラとグルネマンツが特にすばらしい。今年は、地元映画館での上映もあって、テレビでも放映されました。

youtubeにもありますので、リンクだけ載せておきます。

第一幕外部リンク
第二幕外部リンク
第三幕外部リンク

舞台設定は20世紀で、第一幕の終わりから第二幕は第二次世界大戦のフィルムや、ハーケンクロイツも登場します。花の乙女は従軍看護師です。それでも、20年位前にあった露骨な戦争表現からはかけ離れていて、ドイツ人も嫌悪の反応をすることはありませんでした。

それにしても、この曲の精緻さと完成度は奇跡といってもいいと思います。確かに要求されるものも大きいのですが、出会うたびに喜びで心を満たしてくれます。

また、今年は劇場の外にユダヤ人として迫害を受けたり、ユダヤ系であることを理由に出演機会を奪われた人たちの写真と略歴を展示してありました。ドイツ語でもKZ, deportieren, Vernichtungなどの用語を見るとつらくなります。私は広島へ行ったことはありませんが、被害者と加害者の差こそあれ、同じような沈んだ気持ちになるのでしょう。



2012729(日)

日本橋から新橋へ~江戸川区自然動物園訪問記

歩く×23

日本橋から新橋へ~江戸川区自然動物園訪問記

(写真)ロンドンオリンピック仕様のミニ 東京都港区三田のミニのショールームにて 2012.7.21 撮影

オリンピック始まりましたね。あの古いロンドンでこのような世界的なイベントがあることもある意味驚きです。町並みもインフラも想像できないくらい古いのです。数年前には、古い水道管から水漏れがおきて困っていました。

確かにヨーロッパでは数百年前に建設されたアパートに今でも人がちゃんと住んでいます。家のローンも3世代で組むとか。

ケルンの大聖堂は建築に500年を要したというのも驚きです。たぶん日本の歴史的建造物も、建築に100年単位で要したものはないのでは?詳しいことはわかりません。

前回の続きです。

ところで、この写真は都営バスの停留所にあるものです。「東京を走って集めました」各所の写真を蝶の形に切り取ってあります。

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どれだけ訪問されましたか?

東京タワー、上野公園、東京都庁、銀座、秋葉原、表参道、浅草、レインボーブリッジ、月島、渋谷、東京ドーム、六本木、神宮外苑、歌舞伎町。

何か所かこのブログでもご紹介してきました。自宅は数か所を除いて、徒歩圏内にあるので、結構恵まれた場所に住んでいるのかもしれません。

ところで、私は北海道や帯広の記事も書きましたけど、結構的外れなことを書いているのではないでしょうか?

というのは、最近ある人の記事で「渋谷の青山」という表記を見ました。変なのでよくよく読むと、表参道でした。確かに住所・番地は「青山5丁目」なのでしょうが、都内の人間にとってはなんか変です。書かれた方は、地方からの来訪者か、東京に来て間もない方なのでしょう。たまに「東京の埼玉」という表現を耳にしますし、実際は横浜在住なのに「東京に帰ります」なんて平気で言う人もいますね。きっと埼玉も横浜も東京も縮退していてので、渋谷も青山も表参道も同じなのでしょう。

裏を返せば、きっと私の北海道の記事も同じような現象があるのでしょう。気をつけないと。。

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日本橋から東京駅のほうへ回ります。東京駅からほど近い場所ですが、このような提灯は、都心の街並みでも比較的よく見ます。

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前にもこんな記事を書きました。三田でも見ました。

銀座のカフェにはこんな花が。

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朝の新橋界隈。以前書いた旧新橋停車場駅舎の近くです。朝日が反射して美しいです。このあたりは、夜景もきれいなのですが(雨が降ってもいい)、最近は少し色褪せました。テレビドラマのロケも行われるところです。

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今回の散歩コースです

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江戸川区自然動物園訪問記

この週末は北海道へ行こうかと具体的な計画を立てたもののそれもならず、北海道が江戸川区になりました。1400kmから10kmの短縮旅行です。

もともと、ここは一度訪問したいと思っておりましたし、やはり地元で地固めをするのも大事だと思っていますので、良しとします。

距離的に一番近いのは恩賜上野動物園なのですが、なぜ足が遠ざかっているかといいますと、ドライブには近すぎますし、駐車場のことを考えると、車で行くのは逆に困難なのです。私の場合、動物園訪問はドライブ兼でとても重要な要素なのです。

そういえば、最近上野のパンダの子供の一連の出来事をみると、やはり上野は特別だとつくづく感じました。NHKが日中の番組を中断してニュースセンターからアナウンサーが赤ちゃんパンダの死を報じていました。ニュース速報のテロップではなく、です。

確かにほんの一週間でしたが、日本中が明るくなりましたから。

カンカンとランランの来日の時の面白い記事外部リンクを見つけましたので、ぜひお読みください。大変な重圧と責任の中でパンダを飼育していたのですね。

上野は都市型動物園で、大変な混みようですが、ほかでは見られない動物も多数いますので、これからは訪問頻度を増やそうと思っています。

話がそれました。

この江戸川区の動物園は公園の一角にあります。入場無料。なぜこのような動物たちが集められたのか、ちょっと不思議な気がします。ハイライトはプレーリードックとオタリアでしょう。

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繁殖にも成功しているようです。

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レッサーパンダは暑すぎて出てこず。コウノトリやトキ(ニッポニアニッポンとは異種です)、カメの種類はかなり多かったです。それから、ペンギン・猿、ワラビー、リス、フクロウ。アリクイの大きさは驚きました。

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ふれあいの場所ではヤギなどを触ることができます。どの動物もほんの近くに見れるので、親しみやすいです。

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そういえば、いろいろな動物園でテナガザルがぶらさっがって、腕を交互に動かして、移動している姿を見ますが、あれは子供の時分にやった遊びと同じですね。

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オタリアが気持ちよく泳ぐ様子です。


最近の言葉

Musik ist eines der größten Mittel, das Herz zu bewegen und Empfindungen zu erregen. Christoph Willibald Gluck (1714-1787)

「音楽は、もっとも心を動かし感受性を高めるもののひとつである」

原文は、"Ich betrachte Musik nicht als eine Kunst das Ohr zu ergötzen, sondern als eines der größten Mittel, das Herz zu bewegen und Empfindungen zu erregen."
(私は音楽というものを、耳を満たす一つの芸術であるとみなすだけではなく、もっとも心を動かし感受性を高めるもののひとつであると考えています。)

Mittelは「もの」と訳しましたが、決して英語のsomethingとかthingのような(ドイツ語ではDing)意味のない言葉ではなく、何か効用のあるもの(薬のような)のニュアンスがあります。私は日本語力が乏しいのでこの程度の訳しかできません。

今日腰を据えて聞いた音楽です。久しぶりに聴くと、心にしみます。




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