201154(水)

ロッシー 日本平動物園 5月1日

動物×67

ロッシー 日本平動物園 5月1日

(写真)ロッシー 日本平動物園 2011/5/1

クヌートにも、フロッケにもラスプーチンにもその母のヴェラにも、もちろんイコロとキロルにも会ったことがあるのに、私がこのホッキョクグマに会うのは初めてでした。

ロッシー、レニングラード動物園からわずか生後7か月で母と双子の兄弟と別れ静岡に来てくれた個体です。

静岡市では「しろくまロッシー債」という債券も発行しています。

そして、今ではまぎれもなくロッシーは、浜松のキロルのライバルで、キロルはロッシーのライバルでもあるわけです。

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浜松での公開初日、あるお父さんがキロルの前で「ロッシーみたいなのだよ」と子供に紹介していました。

この日は雨天で、お客さんも少なくゆっくり見ることができました。ただ、飼育員さんがいないということで、おもちゃが与えられず、狭いプールをぐるぐる回る常同運動がほとんどでした。

これは、動物園の固定カメラでもよく見ることができる運動です。


足を目の前で着くので迫力ある肉球が目の前で見えます。


上方に上がっていくにつれ、空気を口から出すのが見えるのですが、目の下のあたりからも息を出しているんですね。穴があるのかしら?へ―って思いました。

ちょっとわかりにくいですが、見てみてください。


こんなぐるぐる運動が大部分なので、お客さんに「バカの一つ覚え」なんて酷いことを言われていました。でも、ガラス前で見ていると時々こちらに視線を送ってくれるんですよ。2階でカメラを構えていると、やっぱりこんな風に視線を送ってくれるんです。

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だからかわいいって思うし、なかなか離れられないんですよ。
それに、プールから上がって隣接プールに飛び込むところはなかなかの迫力です。

ロッシーにも全国のファンがいて、誕生日には牛肉の差し入れがあるということです。

おもちゃを与えられることが少ないので、常同運動が多くなってしまうのは、若い個体で1頭飼いである動物の習性でしょうか? アドベンチャーのミライちゃんも0歳児にして往復歩きが目立っていました。

それと、関節や腹部の毛が薄くなっているのも気になりました。水中にいることが多ければ毛が擦れる頻度も少ないとは思うのですが。ちょっと心配です。

最後に、プールから上がってまたプールに戻るロッシーです。




2011430(土)

ダイアナ「元妃」と呼ぶのはやめましょう


ウィリアム王子が結婚されて、今後ケンブリッジ公爵と称されることとなりました。

英国のメディアでは、王族の本名を呼ぶことはなく、新聞などでも称号で呼ばれます。

たとえば、

エリザベス女王は、The Queen、チャールズ皇太子はThe Prince of Wales、妹君のアン王女はPrincess Royalなどです。

ところで、今回の一連の日本の報道で、王子の母君のプリンセス・ダイアナのに関するものがこれでもか、というほど目につきました。

そこで気になるのは、「元妃」とか「元皇太子妃」と呼んでいることです。

こんな呼び方をするのは日本だけです。「元」を付けることで、離婚後は王族ではないことを強調したいのでしょうか?

かつて彼女の離婚後の正式呼称について、英国内でも議論があり、結局、

Diana, Princess of Wales

とすることにしました。彼女は今でもプリンセスなのです。

ただし、英国内でも皇太子妃の正式名称であり、普通名詞であるThe Princess of Walesと区別するために、彼女の本名に称号を付随させるようにしたのでしょう。

英国外のメディアでも、プリンセス・ダイアナと呼ばれます。

「元」などと離婚を強調するのは日本だけ。

ダイアナ妃と呼ぶのに抵抗があるなら、プリンセス・ダイアナと呼べばよろしい。そのほうがずっとチャーミングで、ご本人にふさわしい呼び名であると思いませんか?

ちなみに、皇太子と結婚した、日本でカミラ夫人と蔑称のような言われ方をしている方は、コーンウォール公爵夫人です。彼女は王族ですが、自らプリンセス・ダイアナに配慮して、プリンセス・オブ・ウェールズの称号は辞退しています。また皇太子が即位した後も、王妃と称さず王の配偶者(今のエジンバラ公と同じ呼ばれ方)となることを希望しています。

また、このカミラ公爵夫人は、接した方によると尊敬に値する、とても素晴らしい方だそうで、日本のメディアが皇太子の浮気相手のように報道するは全くお門違いのようです。



2011427(水)

風評被害の損害補償額の算出法を考察する


東日本大震災から50日が過ぎ、現在は復興そして原発被害の損害補償へ視点が移りつつあります。

福島第一原発周辺の農家、漁業関係者や住民の方々は東京電力に対する損害賠償を求める活動を開始しています。

風評被害に関しては、該当する法がないということで、損害額の算出が困難であるという報道があります。

はて?そうでしょうか?

たとえば、農産物が売れなくなった、もしくは価格が下がったということであれば、

 損害額 = 単位価格の下落 × 販売個数の減少

となります。当然販売見込み価格であり、個数を計算に使います。いわゆる無形資産(ブランド)価値評価方法ですね。
(注:計算式を単純化しています)

難しくしているのは、責任のありかの線引きではないでしょうか? つまり、風評被害額のうち、どこまでが東電の責任であり、どこまでが、「根拠のないうわさ」の責任なのか?

たとえば、銚子漁港で茨城県産の魚の水揚げを拒否している外部リンクのは、後者に該当し、東電の責任ではないでしょう。

福島からの避難民の児童をばい菌扱いする行為もしかりです。

千葉県香取市の農家が出荷制限のホウレンソウを制限措置を知りながら出荷していた外部リンク。このような行為も、結果的に千葉県全体のホウレンソウの価値を下げてしまう(消費者は、千葉県産のホウレンソウの安全性に疑問を持つことになりますから)愚かな行為です。

これも、東電の責任からは外れます。

このようなことをトータルで考えて、東電が負担する損害補償額は、上式の損害額の6割とか7割と考えるのが適当ではないでしょうか?

それでは、残りの3-4割は?

農家や漁業関係者が涙を呑むか、日本人全体の責任として国庫負担(ひいては税金負担)となるのでしょう。

こう考えると、風評とは、自らを痛みつける全く愚かな行為であると改めてわかりますね。



2011423(土)

上野の愉快な動物たち

動物×67

上野の愉快な動物たち

(写真)不忍池のそばに住むワオキツネザル 上野動物園 2011.4.22

上野動物園、昔訪れた時よりずっと獣舎の中に自然を取り入れていました。狭い獣舎でもコンクリートで囲まれた、「檻」ではなく、木を植えたりしています。

動物園からは高層住宅も近くに見え、イメージではニューヨーク市のセントラルパーク動物園に似ています。

ホッキョクグマ舎は長いこと改修中です。新しい獣舎をアピールして、海外から熊を導入する計画とか。楽しみです。

アジアゾウ、下の動画をご覧ください。飼育員さんにおやつをもらい、埃を掃ってもらっています。こんな姿を見ると、象の言葉が分かる人がいるというのも不思議ではありません。


カバのジロー。円山生まれだそうですね。
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ちょうどボランティアさんがカバガイドをやっていて、それはそれは詳しくて驚きました。
  • カバは口の周りで、草をかみ切って、食べ物は丸呑みする。
  • 胃は4つあるが、反芻はしない。
  • 4月16日に震災の影響でなくなったサツキちゃんは、噛み合わせや額のしわなどカバらしいカバだった。
  • カバが水を汚すのは、自らの体を水の中に隠すため
などなど教えていただきました。ありがとうございました。

また隣接する不忍池には、ペリカンが飼育されています。鵜は飼育動物ではないので、餌がもらえません。(注意:近くにいた赤ちゃんの泣き声がうるさいです)

ミーアキャット

暗くてよくとれていませんが、モモンガの活発な動きも楽しませてくれます。
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手軽に訪れるには上野、自然の中の動物を楽しむには多摩動物公園といったところでしょうか? そういえば、大きなズームレンズを持ったカメラマンは少なかったです。

唯一不忍池の周りは、ユニークで面白いと思いました。
以上で今回の上野の報告は終わりです。



2011423(土)

パンダ、元気です。

動物×67

パンダ、元気です。

(写真)タケを食べるオス リーリー(5歳)2011.4.22

パンダ舎に入って、想像したより混雑していなかったのですが、ゆっくりパンダの行動を見物することは難しかったです。

2頭は現在別飼にされています。

午後1時過ぎ、オスのリーリーは奥で腹ばいで寝ていて、メスのシンシンは座っていました。

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手前がガラス張りになっているので、ズームアップにすると人が心霊写真のように映りこんでしまいます。この程度であきらめるしかありません。

午後3時過ぎには、2頭は屋内に収容され、タケを食べていました。パンダお得意のポーズですね。
残念ながら、私にはまだ2頭の区別がつきません。
(追記:上野動物園のニュースに餌を与える様子外部リンクがアップされています。)


警備員が、契約上の職務とはいえ「写真を撮ったら移動してください」とうるさくて。
動物園は写真を撮るところではなくて、動物の行動を観察するところなのに。その目的が達成できないとは。特に混雑していない日は、考慮してもらいたいです。



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