2011324(木)

「東京湾大華火祭」の中止決定とACジャパン

日常×44

区ではこの大震災発生後、直ちに災害対策本部を設置し、13日に義援金の受付を開始するとともに、...しかしながら、被害の深刻さが次々と明らかになっていく中で、現在、31万人にのぼる避難者の方々が厳しい生活を強いられております。
 こうした被災地の状況を考慮し、本年8月13日(土曜日)に開催を予定していた「東京湾大華火祭」は中止することといたしました。

東京都中央区ホームページより H.22.3.22付
「東京湾大華火祭」の中止決定とACジャパン

(写真)©はなびネット

うーん、何とも残念。東京湾大華火祭は隅田川や神宮の花火大会と並んで夏の風物詩です。2010年には約70万人の観客を動員したとのこと。

こういうイベントが中止されるのは納得いきません。中央区は自粛推奨の世論に押されてしまったのでしょうか?でも、日本全体が被災者の方の分も頑張らなければならない時期、気持ちを高揚させるこのようなイベントが中止となるのは残念です。

もし、被災地の状況を考慮というのならば、6万人分ある招待席(はがきで応募)に被災者を優先的に招待するというのはどうでしょうか? 8月までには関東近辺に移ってこられる被災者も数多くおられるでしょう。

加えて、このようなイベントは義捐金を集めるのにもってこいです。招待席に抽選で当たった人に一枚当たり500円の義捐金の寄付をお願いすれば、仮に3万件が該当するとしても、1500万円が集まることになります。

決定事項が覆ることはないでしょうが、せめて難を逃れた私たちだけは困難を受け止め、いつも以上に前向きに考えることはできないのでしょうか?

最後に、ACジャパンのテレビCM、すでに苦情が寄せられているようですが、これこそ電力の無駄ですので放映中止をお願いします。繰り返し同じ内容で、他局にチャンネルを回しても同じCMが流れている始末。各社がCM自粛ならば一層のこと、番組間の数分は青画面とし、CM放映をしなければよろしいです。

十数年前のドイツでも電力節約のためではありませんが、決まった時間しかテレビ放映はなかったように記憶しています。当時ドイツでは2チャンネルしかなく、その上番組空白の時間がありましたが、テレビがなくとも生活はできていました。
私たちにもできるはずです。ましてや、同じCMの繰り返しは電力の無駄遣いです。



2011323(水)

クヌートの死因について―速報

動物×67

Nach dem Tod von Eisbär „Knut“ fand gestern am 21.03. im Leibniz-Institut für Zoo- und Wildtierforschung die Sektion des Tieres statt. Die ersten Untersuchungsergebnisse zeigen deutliche Veränderungen des Gehirns, die als Grund für den plötzlichen Tod des Eisbären angesehen werden können. Andere Organveränderungen wurden von den Pathologen nicht festgestellt. Weitergehende Untersuchungen (Bakteriologie, Histologie) werden noch mehrere Tage in Anspruch nehmen. Über das endgültige Ergebnis werden wir umgehend berichten.

In response of the demise of polar ice bear "Knut", an autopsy was undertaken yesterday, March 21st, at the Leibniz Institute for Zoo and Wildlife Research. The preliminary results show distinctive anomalies at the brain, which could be seen as the cause of the ice bear's sudden passing. Other irregularities on the organs could not be found from the pathologists. Further examinations (bacteriology, histology) will require a few more days. We will report on the final results immediately.

ベルリン動物園プレスリリース全文。2011年3月22日より
冒頭にお示ししたように、ベルリン動物園から、クヌートの死因に関する速報が発表されました。

脳に明らかな変化(deutliche Veränderungen des Gehirns)があり、これが急死の原因であると考えられるとあります。そして、その他の臓器は異常が見られなかったとあります。

細菌検査や、組織細胞検査を行うのでその結果はもう少しかかるようです。

ストレスが遠因になっているなどの話は、その結果が分かってから「間接的な要因として可能性があるか」と議論になっていくのでしょう。動物園側では明らかに否定はしていますが。

動物園では、寄付金を募りクヌートの幼少の時の姿を銅像にしてホッキョクグマ舎に設置する計画もあるようです。



2011322(火)

クヌートに関するその後の報道とブログサイト

動物×67

クヌートがなくなって2日が過ぎました。

私は今では落ち着きました。最期の瞬間の動画を見ても、病死だったと見て取れますから、動物園の死因に関する発表を静かに待ちたいと思っています。

ドイツでは、毎日動物園に通っている、いわゆるおば様方が、雌にいじめられてストレスにさいなまれていたのが原因だとか、いろいろ動物園に対する批判をしているようですね。

(ドイツのおば様は怖いです。特に離婚経験のある一人暮らしの女性は、極端な考えを持っている方がいます。侮れません。私も何度口論になり、いやな思いをしてきたか。)

中には、クヌートをデルフラインさんのお墓の隣に埋葬すべき、という意見もあるようです。犬などのペットにはあるのかどうか?しかし、動物園の熊を人間の墓地に埋葬するというのも極端ですね。

そういえば、ブランデンブルク放送のニュース番組に米国人と並んで日本人の男性がインタビューされていました。日本でもクヌートは有名だと説明されていました。

現在、死因は解剖などで究明中ですが、神経系の調査をする場合、少し時間がかかるようです。

最後に、ドイツでも有名なブロガーさんのページを紹介します。ドイツ語の後に英語で記載されています。かわいらしいクヌートがentspannt(のんびりと)動物園の日々を過ごしてきた様子が手に取るようにわかります。

Chiristina's cute-crazy-Knut Blog外部リンク

画像は、このブログから、母のトスカと遊ぶクヌートです。(2011年2月24日撮影)(c)ChristinaM
この動画を見ても、彼が極端なストレス状態にあったとは見て取れません。初めのうちいじめられたのは、「若いよそ者が入ってきてちょっかい出された」くらいの人間社会にもよくある現象だったのではないでしょうか?



2011321(月)

クヌートへの追悼記帳ページ

動物×67

3月19日に4歳で亡くなった、ホッキョクグマ クヌートへの追悼のメッセージが世界各国から集められています。

いまだ原因不明ですが、「安らかに」というメッセージが多いようです。

何か、ダイアナ妃が若くして突然事故死された時と同様の悲しみが人々を覆っているようです。

ベルリン動物園も「betroffen(驚愕)」という単語を使って、いかに彼の死が数々の動物の死を経験してきた動物園にとってもショックだったかを語っています。

記帳ページ:
Knut Gedenkbuch外部リンク の"neuen Eintrag erstellen外部リンク"をクリックして記入します。



2011320(日)

消防隊、東電その他関係者の皆様、感謝、感謝、感謝です。

日常×44

福島第一原発の3号機の温度が下がったのこと、

消防隊、東電その他関係者の皆様の不眠不休のはたらきのおかげです。

報道されている以上に、放射能の危険をご存じのはず。そして自らの命を顧みず、私たちのために使命を果たしておられる態度、本当に感謝の言葉だけでは表せません。

ご家族の方も心配の中、激励の言葉だけを掛けておられる。

本当に見上げた心です。この危機の中でも生きていかねばならないって、心から思います。

心から敬服し、感謝の意を表します。

これからもまだ命がけの作業は続きます。決してご自分の身を必要以上に危険にさらすことがありませんように。



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