2011320(日)

クヌートありがとう

動物×67

クヌートがなくなりました。

4歳3カ月。まだ子供でした。世界で一番有名なホッキョクグマ。名付け親はドイツの環境相。ネームプレートは金色。その経済効果により、ベルリン動物園の株価は急騰。彼の存在そのものが奇跡のごとく、特別でした。

私は、彼が1歳と2歳の夏に見に行きました。今年の夏も見に行く予定でしたが、叶わぬことになりました。アイドルゆえの孤独と哀愁を感じるクマでした。

育ての親のデルフラインさんが2008年に44歳で亡くなったことも、悲劇性を強調させました。

彼は、ベルリンで彼の父のラルスの後継者として繁殖を担うべく、去年から母を含む3頭の成獣の雌と同居していました。

亡くなったのはまだ開園時間中。来園者の中にはその瞬間を見た方もいるようですね。体が痙攣して水の中に沈んだようで、ベルリン動物園ではこの後急きょ閉園にしたようです。

私にとっては、彼がまさにホッキョクグマのかわいらしさと素晴らしさを教えてくれた最初のクマでした。

rbb-onlineでの"Knuts blog"(現在は存在しません)での、クヌートファンの方によるクヌートの成長記録は、人とクマとの特別の関係を教え、楽しませてくれました。

1年後に生まれたニュルンベルク動物園のフロッケの人気の先駆けにもなったと思います。

rbbのニュース外部リンクのビデオAbshied von Knut(クヌートさようなら)の最後のメッセージで、クヌートは数十年、もしかしたら100年記憶から消えることはない、と言っています。

そんな私たちの思いが、彼にとっての重荷になったのかな?
でも、まだ子供のうちに私たちの下から突然去ってしまうなんて。

クヌート、今はデルフラインさんと遊んでいますか?
クヌート、ありがとう。忘れません。



2011319(土)

200万人をどうやって避難させる?

日常×44

今回の原発事故のIAEAの評価は、スリーマイル島と同じ、レベル5でした。

やはり、報道されているより、相当深刻ではないかと想像しています。

昨日、「原発事故に関する報道、本当なのか?」なるブログに問題を提起しました。

ニューヨークタイムズの3月17日付の記事外部リンクによると、血液成分に変化が起こりうる距離を50mile(約80km)としており、米国の避難勧告の判断はこれによるものと思われます。

しかし、人口でみると半径30km以内の住民数は約15万ですが、80kmになると、約200万人に膨れ上がるんですね。

結局政府の判断としては、これだけの人数の移動はかえって混乱をきたす、というのが本音ではないでしょうか。これで納得いきます。

ですから、避難勧告がある人はもとより、放射能を少しでも浴びる可能性がある人は、自己防衛したほうがよいと思います。

PS.
菅首相が「人体に及ぼす危機が...」と発言したことは本音がポロリということでしょう。口が軽い人ですから。

昨日の介入にかかったコストはG7で250億ドルだそうですね。ポロリにかかったコストです。



2011319(土)

イコロとキロルの思い出-イコ枕

動物×67

イコロとキロルの思い出-イコ枕

8月28日おびひろ動物園にて。

とても暑い日でした。日差しも強くて、イコキロもプールの水が少ないせいか、動きも少ないし、両親と来ていた私も参ってしまって、3時前に南門から帰ろうとキリン舎の前を通りました。 すると、ホッキョクグマ舎で団子がみえるではないですか。

大急ぎで、駆けつけ撮った写真です。

帯広に移動してから、なかなかイコ枕を見ることができなかったので、思い出の一枚になりました。

(イコ枕:枕がイコロ、兄弟を枕にしてお休みなのがキロルです)



2011318(金)

原発事故に関する報道、本当なのか?

日常×44

今日は、為替の協調介入が午前九時から実施され、とりあえず日経平均が9200円、ドル円レートが81.8円まで戻しています。

ただ、原発事故に関する海外の神経の使いようは、国内にいると大げさに見えます。ただし、国内での報道が正しければの話ですが。

たとえば、昨日のロイターのアジア編集主幹が書いた、「香港から渦中の東京支局へ」の中には、「今回の事故がチェルノブイリや、スリーマイルに匹敵する深刻な状況だ」とあります。

米国は、福島原発から半径80km以内にいる米国人に退避勧告しました。

NZのサッカー代表は、大阪長居での日本代表との交流試合を放射能による健康影響を理由に断りました。

海外大使館や、外資系企業も派遣員の東京退避を進めています。

このような彼らの反応は、私たちの資産にダメージを与えています。

火曜日の日経平均の1200円の暴落は、菅ショックで、菅首相が「放射線により人体に影響がある可能性が生じるかもしれない」云々の発言によるものでした。このような不用意な発言で、私たちは資産の10%を失いました。

水曜日にはEUの原子力担当者が「数時間以内に福島の第一原発は制御不能になる」という発言をし、(そのあと訂正が入りましたが)世界株安になりました。

木曜日早朝のドル円76.40円は、おそらく、ウォールストリートジャーナルがNY市場が終了した直後に流すライブ番組「News Hub」で米軍を福島原発から半径80㎞以内での作業をさせない、という内容を読み上げたことへの反応と思われます。そこで、もともとドル円のロングがたまっていたところのストップロスを誘発したわけですね。

これに関しては、今日オバマ大統領も日本との認識の違いを認めたうえで、当然この措置をとるというようなことを言っています。

ここで、私が注目するのは、彼らの原発事故の危険性の認識と私たちの認識がずれている事です。

NHK等の専門家の説明によると、半径30kmでも放射線量は、レントゲン写真の放射線量の1/30である、ようなことを言っています。しかし、レントゲン写真はおそらく1秒以下、仮に一秒と見積もっても、30秒放射線を浴びれば、同じ量になるわけです。

これで、危険ではないといえるのでしょうか?

日本政府も、メディアも必要のないパニックを引き起こしたくないという心理が働いているでしょう。しかし、米国などの海外は、そのような動機はありません。

もしかしたら、彼らの認識のほうが正しいのではないか、と思い始めています。

もちろん、私は危険を顧みず危機と闘っておられる東電、自衛隊などの皆様がいずれこの危機を解決してくださると信じております。

(追記)この記事の内容に関して、下記関連ブログで自分なりの回答を得ました。ご参照ください。



2011316(水)

トイレットペーパーがない

日常×44

私は、買いだめしているわけではありません。

私は都心に住んでいます。自宅も大地震の際天井まである本棚が倒れ、本が散乱しました。

さて、

自宅のトイレットペーパーがあと一ロールになったので、朝5時過ぎにジョギングがてらにうちのマンションにあるスーパーマーケットによりました。

初老の男性が、買い物かごいっぱいにトイレットペーパーを入れているではありませんか! 腹が立ちました。睨みつけてやりました。

ちなみに、このスーパーでは、牛乳もパンも地震以降品切れです。普段売れている形跡のないシリアルも品切れです。納豆も夕方に行けば、すべて品切れです。

私が普段買い物しているお店数件は、少し離れたところにあるので、「まあいいや」と思って、何も買わずにジョギングに行きました。

一時間後、いつも行くお店2件でトイレットペーパーの在庫を聞くと、「棚にないものはありません。入荷予定もわかりません」とのこと。牛乳とパンは幸いにも買うことはできましたが。

トイレットペーパーを買い占めるってどういうこと? オイルショック以来です。タンクローリーの火災を見て、買い占めなきゃという思いなのでしょうか? 自ら被災地に送っているのでしょうか? いや、自分さえよければいいのでしょう。

都内では、食料も生鮮食料品は通常通り品がありますが、保存食は品切れです。被災地には保存食こそ送付する必要があるのに。

トイレットペーパーがなくて、どうやって生活するの?

自分の生活にも困っているのに、被災地に救援物資を送ったり、援助するどころではありません。憤りでいっぱいです。



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