2012年3月27日(火)
古い写真から~動物写真を中心に~
動物×67
(写真)フロッケ (c)Ralf Schedlbauer
PCデータのバックアップをしたときに、古い写真を眺めていました。
私のブログシリーズでも、思い出話をすることがありました。今日はそのうちから数枚をピックアップしてご紹介することにします。
クヌートです。ベルリン動物園での撮影です。1歳の夏です。眠そうですね。1頭飼されていた時のものです。この時も大変な人気で、見学場所が限られているうえに前列に子供用のエリアがあり、水に入っているときの動画も写真もまともなものがありません。
といっていた親子を思い出します。夕方雨が降ってきて、雨宿りしていました。また、夕方決まった時間に餌を食べるためにいそいそと中に入るのですが、そのあと私の近くにいたおじさんが
と呼んでいたのを思い出します。私は国内でもそうですが、海外でも道を聞かれることが多くて、「これがクヌートですか?」ともよく聞かれました。
私はもともと旅行しても写真を撮る習慣があまりなかったのですが、彼を撮影するために小型カメラを買いました。
2度目のクヌートは2年後ですが、カメラを入れたバッグが遅延して到着したため、写真がありません。
フロッケです。ニュルンベルク動物公園での撮影です。フロッケは英語でSnowflake(雪片)にあたる単語で、さしずめ「ふわふわちゃん」とでもいうところでしょうか。
トップ写真はプロのカメラマンが毎日ニュルンベルク動物公園のHPで公開していた写真のうちの一枚で、私の以前の携帯の待ち受け画面です。私の家族も待ち受けで今も使っています。当時画像データが無料(一部有料)でダウンロードできました。人工哺育の個体は、母に育てられる個体と異なり、目が開くときから写真で公開されます。
フロッケは昨年ご紹介した双子の姉に当たります。クヌートの一年後に生まれた彼女は、複数の飼育員さんがチームになって24時間体制で育てました。やはり大変な人気でニュルンベルクの街には、"Knut war da."とか、"Knut war gestern."(クヌートというのもいたな)というポスターが掲げられました。また、ニュルンベルク動物公園は彼女のロゴを作成しました。
この時はすでに、ラスプーチンが遊び仲間でした。フロッケは飼育員さんが親代わりで、親離れが通常よりも早かったために1歳になると同時に同年齢のラスプーチンがsocializationのためにお友達として迎えられました。
ラスプーチンは男鹿の豪太の弟にあたります。怪僧の名前ですが、来園当初はRusse(ロシア人)と呼ばれており、ベルリンのトーニャと同様、ドイツで名づけられたと思われます。
来園当初は体格が同じだった2頭も、私が行ったときには体格差がかなりあり、その上フロッケが食べるのが遅いために、与えられた餌を、隅に持っていき食べていました。それでも、残りの餌はラスプーチンにとられてしまっていました。
また、このころは箱をおしゃぶりする癖があり、飼育員さんを心配させていました。
ニュルンベルク動物公園は午前8時(さすが早起きのドイツ人!)に開園、午後7:30に閉園です。動物も長時間労働ですね。さすがに午後遅くなると、動物も眠くなってきます。それでも、やさしく「フロッケ」「ラスピー」と呼ぶと顔を上げてくれました。
この野生のペリカンの写真はゴールドコーストで3年前に夏の休暇を過ごした時のものです。
オーストラリア人の休暇の過ごし方は本当にラフですね。私は典型的な都会子なので、驚くことばかりです。背景にあるようなボートで島まで行ったのですが、野生のワラピーに会うこともできました。
ゴールドコースト近くの島の海です。ごつごつした砂の上を乱暴に車を運転しながら進みました。
Currumbin Wildlife Sanctuaryのコアラと、シーワールドの野生出身の双子の白熊です。
このしろくまは、男鹿に来る予定でしたが手続き上豪太が来ることになりました。ここでは成獣でも同居しています。遊ぶことはまれなのですが、それでも時々からんでくれます。このような飼育の仕方を見て、動物園では問題がない限り動物を同居(特に幼年個体の場合は)させたほうが、心身ともに発育上望ましいのではないかと私は思うのです。
国内に戻って、アドベンチャーワールドのミライちゃんです。この子はなぜか「ちゃん」付けで呼ばれることが多いですね。まだお誕生日前のものです。彼女も今は美人のレディに育ったそうなので、また近いうちに再会したいと思っています。飼育員さんの赤ジャケットは、哺乳瓶の口の色で、ミライが愛着を示すので、この色の上着を着るようにしていたという説明がありました。
これは、言わずと知れたイコロとキロル。どっちがどっちかは自明ですね。本当に愉快な双子です。
これらの写真は一度ご紹介したいとかねがね思っていたので、これで胸のつかえがとれた気がします
PCデータのバックアップをしたときに、古い写真を眺めていました。
私のブログシリーズでも、思い出話をすることがありました。今日はそのうちから数枚をピックアップしてご紹介することにします。
クヌートです。ベルリン動物園での撮影です。1歳の夏です。眠そうですね。1頭飼されていた時のものです。この時も大変な人気で、見学場所が限られているうえに前列に子供用のエリアがあり、水に入っているときの動画も写真もまともなものがありません。
「クヌートどこ?」「あの白いの」
といっていた親子を思い出します。夕方雨が降ってきて、雨宿りしていました。また、夕方決まった時間に餌を食べるためにいそいそと中に入るのですが、そのあと私の近くにいたおじさんが
「クヌーート、出ておいで Knuut! Komm heraus!)」
と呼んでいたのを思い出します。私は国内でもそうですが、海外でも道を聞かれることが多くて、「これがクヌートですか?」ともよく聞かれました。
私はもともと旅行しても写真を撮る習慣があまりなかったのですが、彼を撮影するために小型カメラを買いました。
2度目のクヌートは2年後ですが、カメラを入れたバッグが遅延して到着したため、写真がありません。
フロッケです。ニュルンベルク動物公園での撮影です。フロッケは英語でSnowflake(雪片)にあたる単語で、さしずめ「ふわふわちゃん」とでもいうところでしょうか。
トップ写真はプロのカメラマンが毎日ニュルンベルク動物公園のHPで公開していた写真のうちの一枚で、私の以前の携帯の待ち受け画面です。私の家族も待ち受けで今も使っています。当時画像データが無料(一部有料)でダウンロードできました。人工哺育の個体は、母に育てられる個体と異なり、目が開くときから写真で公開されます。
フロッケは昨年ご紹介した双子の姉に当たります。クヌートの一年後に生まれた彼女は、複数の飼育員さんがチームになって24時間体制で育てました。やはり大変な人気でニュルンベルクの街には、"Knut war da."とか、"Knut war gestern."(クヌートというのもいたな)というポスターが掲げられました。また、ニュルンベルク動物公園は彼女のロゴを作成しました。
この時はすでに、ラスプーチンが遊び仲間でした。フロッケは飼育員さんが親代わりで、親離れが通常よりも早かったために1歳になると同時に同年齢のラスプーチンがsocializationのためにお友達として迎えられました。
ラスプーチンは男鹿の豪太の弟にあたります。怪僧の名前ですが、来園当初はRusse(ロシア人)と呼ばれており、ベルリンのトーニャと同様、ドイツで名づけられたと思われます。
来園当初は体格が同じだった2頭も、私が行ったときには体格差がかなりあり、その上フロッケが食べるのが遅いために、与えられた餌を、隅に持っていき食べていました。それでも、残りの餌はラスプーチンにとられてしまっていました。
また、このころは箱をおしゃぶりする癖があり、飼育員さんを心配させていました。
ニュルンベルク動物公園は午前8時(さすが早起きのドイツ人!)に開園、午後7:30に閉園です。動物も長時間労働ですね。さすがに午後遅くなると、動物も眠くなってきます。それでも、やさしく「フロッケ」「ラスピー」と呼ぶと顔を上げてくれました。
この野生のペリカンの写真はゴールドコーストで3年前に夏の休暇を過ごした時のものです。
オーストラリア人の休暇の過ごし方は本当にラフですね。私は典型的な都会子なので、驚くことばかりです。背景にあるようなボートで島まで行ったのですが、野生のワラピーに会うこともできました。
ゴールドコースト近くの島の海です。ごつごつした砂の上を乱暴に車を運転しながら進みました。
Currumbin Wildlife Sanctuaryのコアラと、シーワールドの野生出身の双子の白熊です。
このしろくまは、男鹿に来る予定でしたが手続き上豪太が来ることになりました。ここでは成獣でも同居しています。遊ぶことはまれなのですが、それでも時々からんでくれます。このような飼育の仕方を見て、動物園では問題がない限り動物を同居(特に幼年個体の場合は)させたほうが、心身ともに発育上望ましいのではないかと私は思うのです。
国内に戻って、アドベンチャーワールドのミライちゃんです。この子はなぜか「ちゃん」付けで呼ばれることが多いですね。まだお誕生日前のものです。彼女も今は美人のレディに育ったそうなので、また近いうちに再会したいと思っています。飼育員さんの赤ジャケットは、哺乳瓶の口の色で、ミライが愛着を示すので、この色の上着を着るようにしていたという説明がありました。
これは、言わずと知れたイコロとキロル。どっちがどっちかは自明ですね。本当に愉快な双子です。
これらの写真は一度ご紹介したいとかねがね思っていたので、これで胸のつかえがとれた気がします
2012年3月24日(土)
天王寺動物園の動物たち
動物×67
(写真)天王寺動物園のキリンとシマウマ 2012.2.12
一か月以上前の古ネタになってしまって、自分でも新鮮な印象で書けないのが残念です。
ゴーゴとバフィンを見に、大阪まで日帰りで出かけました。
大阪まで車を走らせる、それも日帰りをすると高速道路を走って、タイヤをすり減らす、そして疲れるだけですが、それでも新幹線で行く気にはなれません。
2月12日は寒い日で、動物園の外れにあるホッキョクグマ舎だけにとどまるには寒すぎて、動物園を何周かしました。
昨年夏は暑すぎで、ほとんど動けなかったのでよかったです。
都市部の動物園の割には、土や自然を取り入れているのが分かりますね。ホッキョクグマ舎もコンクリートとプールだけではなく土を取り入れてほしいと思いますが、クマの体が汚れるのを嫌っているのかもしれません。
このような鳥のフライングケージは好きです。
こちらは象の博子さん(手前)と春子さん。
ところで、私が動物園に通うようになったのはこの1,2年です。ペットを飼うより楽ですし、公立動物園であれば数百円で一日遊べます。動物を見ていると、心が温まります。
そういえば、バクは夢を食べる動物といわれていますね。
野生動物は体の不調を隠すので、病気が判明したときはもう手遅れで突然の別れに涙することも多いのです。それでも、動物は強いですね。自分の生命を守ることとつなぐことに人間以上にタフな気がします。置かれている環境に自分を慣らしていくこともそうです。円山のララも子別れして数日落ち込んでも、ちゃんと自分の置かれている環境を理解し生きています。
思想家などに言わせると、「デリケートなのは人間故」ということらしいです。しかし生命力はある意味、動物のほうが高いかもしれません。
ところで、ゴーゴとバフィンはどうも進展はないようです。私の目の前ではかなり仲良かったのですが。
子供と大人のペアでは、この絵のようにはいきません。(Klimt "Der Kuss")
これは、単なる仮説でしかないのですが、クマも年齢の近いペアのほうがうまくいくのではないかという気がしています。人間が見れば外見上同じに見えてもクマ同士では、やはり年齢差をしっかり把握できるのではないでしょうか?
この2頭を見ていても、バフィンのほうが優位に見えます。男鹿のペアも同様のようですね。あのクヌートも、母も含む15歳以上年上の雌3頭と同居して難しい位置にあったと聞いています。
一方で、年齢の近いペアは(繁殖するかは別として)もう少し関係がいいような気がします。まだ子供のペアですが、近々私も日本平へ行ってこの目で確かめてこようと思います。
一か月以上前の古ネタになってしまって、自分でも新鮮な印象で書けないのが残念です。
ゴーゴとバフィンを見に、大阪まで日帰りで出かけました。
大阪まで車を走らせる、それも日帰りをすると高速道路を走って、タイヤをすり減らす、そして疲れるだけですが、それでも新幹線で行く気にはなれません。
2月12日は寒い日で、動物園の外れにあるホッキョクグマ舎だけにとどまるには寒すぎて、動物園を何周かしました。
昨年夏は暑すぎで、ほとんど動けなかったのでよかったです。
都市部の動物園の割には、土や自然を取り入れているのが分かりますね。ホッキョクグマ舎もコンクリートとプールだけではなく土を取り入れてほしいと思いますが、クマの体が汚れるのを嫌っているのかもしれません。
このような鳥のフライングケージは好きです。
こちらは象の博子さん(手前)と春子さん。
ところで、私が動物園に通うようになったのはこの1,2年です。ペットを飼うより楽ですし、公立動物園であれば数百円で一日遊べます。動物を見ていると、心が温まります。
そういえば、バクは夢を食べる動物といわれていますね。
野生動物は体の不調を隠すので、病気が判明したときはもう手遅れで突然の別れに涙することも多いのです。それでも、動物は強いですね。自分の生命を守ることとつなぐことに人間以上にタフな気がします。置かれている環境に自分を慣らしていくこともそうです。円山のララも子別れして数日落ち込んでも、ちゃんと自分の置かれている環境を理解し生きています。
思想家などに言わせると、「デリケートなのは人間故」ということらしいです。しかし生命力はある意味、動物のほうが高いかもしれません。
ところで、ゴーゴとバフィンはどうも進展はないようです。私の目の前ではかなり仲良かったのですが。
子供と大人のペアでは、この絵のようにはいきません。(Klimt "Der Kuss")
これは、単なる仮説でしかないのですが、クマも年齢の近いペアのほうがうまくいくのではないかという気がしています。人間が見れば外見上同じに見えてもクマ同士では、やはり年齢差をしっかり把握できるのではないでしょうか?
この2頭を見ていても、バフィンのほうが優位に見えます。男鹿のペアも同様のようですね。あのクヌートも、母も含む15歳以上年上の雌3頭と同居して難しい位置にあったと聞いています。
一方で、年齢の近いペアは(繁殖するかは別として)もう少し関係がいいような気がします。まだ子供のペアですが、近々私も日本平へ行ってこの目で確かめてこようと思います。
2012年3月20日(火)
隅田川水辺を歩く~月島から茅場町まで~ そしてクヌート
歩く×23
(写真)月島の川辺 2012.2.19
考えてみれば、このシリーズでも隅田川沿いを頻繁に歩きました。目的地まで電車・バスを使わずに歩いているものですから、そう遠くまではいけないので、どうしても同じ地域の周辺になってしまいます。
私は水が大好きで、わざわざ窓から川が見える部屋に住むこともありました。今も、自宅窓から隅田川が見えます。
トップ写真は、前にも載せたでしょうか?勝鬨橋を渡り、隅田川沿いに月島方面まで歩いたところにあります。東京湾は漁場でもあるので、漁師さんの船でしょうか?
月島方面に歩くと、こんな街路樹が。トンネルのようになっています。
トンネルを抜けると、そこは月島商店街です。
月島はもんじゃ焼きで有名ですが、どこもかしこもという感じで驚きました。2,3軒おきにもんじゃ焼き屋さんがあります。
こんな焼き鳥屋さんも。
商店街の外れに月島幼稚園が。幼稚園としては珍しいけれども町にマッチしている建物かな?と目に留まりました。
佃を左に折れるとリバーシティ。超高層マンション群があります。
地図ではわかりにくいのですが、川沿いには親水公園も配されています。(地図の白い部分)
中央大橋を渡って、新川・茅場町方面へ行きましょう。
中央大橋から永代橋を写します。スカイツリーも遠くに見えます。川上には隅田川の観光船ですね。
昔読んだ串田孫一さんの随筆の一節に、夜部屋の中でふと外を見ると、遠くに走る電車の一筋の光が見える、この部屋から電車を注意してみるように、電車にいる人々もこちらを見ているのかしら、というような文章があって、いたく気に入ったのを覚えています。
もちろん電車から遠くに小さく見える家々一群のうちの一軒の窓など特定できるわけもないことは、筆者も読者もわかりきっているわけですが、その純粋な発想と何気ない文章が「いとおかし」と表現できるでしょうか。
この場面は随筆と少し違うようにも思います。船上の人々は中央大橋の説明を受け、私のことを(串田さん流にいえば)写真に収めているかもしれません。
中央大橋はこんな感じです。
途中にメッセンジャーというブロンズ像があります。
橋の上からは後ろ姿なので、ちょっと残念。パリ市市長シラク氏(当時)の名があります。パリ市と東京の両河川の友好を記念して、ですか。
新川を少し歩くと、亀島橋。
このふもとに河村瑞賢の屋敷跡。ここは、公式の説明に任せましょう。
「河村瑞賢(1617~1699)は、明暦の江戸大火の時、木曽の材木を買占めて巨利を得たことで知られる。また、諸国からの江戸廻米の航路を開き、淀川等の改修を行うなど、海運や治水にも功績があった。」
まっすぐ行くと、茅場町周辺です。
今回の散歩コースです。
(おまけ)3月19日はクヌートの命日でした。クリスティーナさん作成の、Youtubeの動画を載せておきます。伝説のクマになったのだとつくづく思います。
考えてみれば、このシリーズでも隅田川沿いを頻繁に歩きました。目的地まで電車・バスを使わずに歩いているものですから、そう遠くまではいけないので、どうしても同じ地域の周辺になってしまいます。
私は水が大好きで、わざわざ窓から川が見える部屋に住むこともありました。今も、自宅窓から隅田川が見えます。
トップ写真は、前にも載せたでしょうか?勝鬨橋を渡り、隅田川沿いに月島方面まで歩いたところにあります。東京湾は漁場でもあるので、漁師さんの船でしょうか?
月島方面に歩くと、こんな街路樹が。トンネルのようになっています。
トンネルを抜けると、そこは月島商店街です。
月島はもんじゃ焼きで有名ですが、どこもかしこもという感じで驚きました。2,3軒おきにもんじゃ焼き屋さんがあります。
こんな焼き鳥屋さんも。
商店街の外れに月島幼稚園が。幼稚園としては珍しいけれども町にマッチしている建物かな?と目に留まりました。
佃を左に折れるとリバーシティ。超高層マンション群があります。
地図ではわかりにくいのですが、川沿いには親水公園も配されています。(地図の白い部分)
中央大橋を渡って、新川・茅場町方面へ行きましょう。
中央大橋から永代橋を写します。スカイツリーも遠くに見えます。川上には隅田川の観光船ですね。
昔読んだ串田孫一さんの随筆の一節に、夜部屋の中でふと外を見ると、遠くに走る電車の一筋の光が見える、この部屋から電車を注意してみるように、電車にいる人々もこちらを見ているのかしら、というような文章があって、いたく気に入ったのを覚えています。
もちろん電車から遠くに小さく見える家々一群のうちの一軒の窓など特定できるわけもないことは、筆者も読者もわかりきっているわけですが、その純粋な発想と何気ない文章が「いとおかし」と表現できるでしょうか。
この場面は随筆と少し違うようにも思います。船上の人々は中央大橋の説明を受け、私のことを(串田さん流にいえば)写真に収めているかもしれません。
中央大橋はこんな感じです。
途中にメッセンジャーというブロンズ像があります。
橋の上からは後ろ姿なので、ちょっと残念。パリ市市長シラク氏(当時)の名があります。パリ市と東京の両河川の友好を記念して、ですか。
新川を少し歩くと、亀島橋。
このふもとに河村瑞賢の屋敷跡。ここは、公式の説明に任せましょう。
「河村瑞賢(1617~1699)は、明暦の江戸大火の時、木曽の材木を買占めて巨利を得たことで知られる。また、諸国からの江戸廻米の航路を開き、淀川等の改修を行うなど、海運や治水にも功績があった。」
まっすぐ行くと、茅場町周辺です。
今回の散歩コースです。
(おまけ)3月19日はクヌートの命日でした。クリスティーナさん作成の、Youtubeの動画を載せておきます。伝説のクマになったのだとつくづく思います。
"Für Dich, kleiner großer Bär..."
"For you, little big Bear..."
「小さいけれど、大きなクマちゃんへ」
2012年3月15日(木)
昨晩のイタリア公園にて
2012年3月14日(水)
ル・パン・コティディアンへ
食×9
Le Pain Quotidienへ行きました。
通りがかりでしたので、お店の写真はありません。雑誌などで紹介されていて、前々から気になっているお店だったのですが、念願かなってという感じです。
ベルギーのオーガニックにこだわったパン屋さんを日本に持ってきたその第一号店が芝公園にあります。
何度かこのブログでもご紹介した増上寺のすぐ近く、プリンスホテルの前です。
ベルギーは食の国で知られています。小さな国ですが、一番有名なのはGodiva(英語ではコダイバと発音)ですね。そのほかにもチョコブランドはあります。
話を聞くと(言葉もそうですが)フランスの影響を受けていて、このパン屋さん+パティスリーのメニュもフランスパンで占めています。
今日は初めての訪問ですので、まずはテストという意味で、限りなくシンプルなものを選びました。
クロワッサン、ブリオッシュ、バゲットです。
これらを選べば、トッピングの味に惑わされることなく真のパンの味を試すことができます。逆にこれらがおいしくないと、パン屋さんとしては(私の中では)ダメです。ピザでいえば、マルゲリータです。そばでいえば、ざるそばですね。
まず、ブリオッシュから試食。この写真にあるように中が黄色いのでちょっとびっくり。食べてみてバターの香りが強いものの普通のブリオッシュでした。舌触りは弾力性がありながら、ふわっとしていてよかったです。ただ、個人的には、新橋ベーカリーのブリオッシュのほうが好みです。
この日の圧巻は、クロワッサンです。一口食べてバターの香りがふわっとして、本当にうっとりです。パリでならどこでも食べられるけれども、ほかのどこでも食べられないようなクロワッサンを思い出させてくれました。たぶんこれに匹敵する質のクロワッサンを出してくれるのが、神楽坂にある東京日仏学院のブラッセリーだと思います。ル・パン・コティディアンのクロワッサンは240円で、2倍しますけど。
バゲットは、一番オーガニックの感じがしました。私ははじめ、オリーブ油につけて食べたのですが、よくパリっ子がやるように、トマト・モツァレラチーズ、ハムを挟んで、がぶっとかじるのにちょうどいいです。断面を見てわかるでしょうか?外は堅いけど、中はもちもちに近いです。かなり素朴な味がしました。
バゲット保存袋ももらえます。
このお店で一番有名なのが丸パンみたいなので、次はこれにトライですね。(1000円以上しますが)
私はテイクアウトでしたけれども、店内では座ってお食事もできます。もちろんカフェとしてコーヒーを飲みながらもOKです。木のテイストがなかなかおしゃれです。
また、ジャムやはちみつ、オリーブ油も販売しています。緑に囲まれています。お友達と談笑もいいでしょう。
お値段:
オーガニック小麦のバゲット 290円
ブリオッシュ 280円
クロワッサン 240円
Le Pain Quotidien
芝公園店
東京都港区芝公園3-3-1
〒105-8560
TEL 03-6430-4157
FAX 03-6430-4158
E-Mail japan@lepainquotidien.com
http://www.lepainquotidien.jp/
営業時間
7:30 - 22:00 (21:00 L.O.)
年中無休
通りがかりでしたので、お店の写真はありません。雑誌などで紹介されていて、前々から気になっているお店だったのですが、念願かなってという感じです。
ベルギーのオーガニックにこだわったパン屋さんを日本に持ってきたその第一号店が芝公園にあります。
何度かこのブログでもご紹介した増上寺のすぐ近く、プリンスホテルの前です。
ベルギーは食の国で知られています。小さな国ですが、一番有名なのはGodiva(英語ではコダイバと発音)ですね。そのほかにもチョコブランドはあります。
話を聞くと(言葉もそうですが)フランスの影響を受けていて、このパン屋さん+パティスリーのメニュもフランスパンで占めています。
今日は初めての訪問ですので、まずはテストという意味で、限りなくシンプルなものを選びました。
クロワッサン、ブリオッシュ、バゲットです。
これらを選べば、トッピングの味に惑わされることなく真のパンの味を試すことができます。逆にこれらがおいしくないと、パン屋さんとしては(私の中では)ダメです。ピザでいえば、マルゲリータです。そばでいえば、ざるそばですね。
まず、ブリオッシュから試食。この写真にあるように中が黄色いのでちょっとびっくり。食べてみてバターの香りが強いものの普通のブリオッシュでした。舌触りは弾力性がありながら、ふわっとしていてよかったです。ただ、個人的には、新橋ベーカリーのブリオッシュのほうが好みです。
この日の圧巻は、クロワッサンです。一口食べてバターの香りがふわっとして、本当にうっとりです。パリでならどこでも食べられるけれども、ほかのどこでも食べられないようなクロワッサンを思い出させてくれました。たぶんこれに匹敵する質のクロワッサンを出してくれるのが、神楽坂にある東京日仏学院のブラッセリーだと思います。ル・パン・コティディアンのクロワッサンは240円で、2倍しますけど。
バゲットは、一番オーガニックの感じがしました。私ははじめ、オリーブ油につけて食べたのですが、よくパリっ子がやるように、トマト・モツァレラチーズ、ハムを挟んで、がぶっとかじるのにちょうどいいです。断面を見てわかるでしょうか?外は堅いけど、中はもちもちに近いです。かなり素朴な味がしました。
バゲット保存袋ももらえます。
このお店で一番有名なのが丸パンみたいなので、次はこれにトライですね。(1000円以上しますが)
私はテイクアウトでしたけれども、店内では座ってお食事もできます。もちろんカフェとしてコーヒーを飲みながらもOKです。木のテイストがなかなかおしゃれです。
また、ジャムやはちみつ、オリーブ油も販売しています。緑に囲まれています。お友達と談笑もいいでしょう。
お値段:
オーガニック小麦のバゲット 290円
ブリオッシュ 280円
クロワッサン 240円
Le Pain Quotidien
芝公園店
東京都港区芝公園3-3-1
〒105-8560
TEL 03-6430-4157
FAX 03-6430-4158
E-Mail japan@lepainquotidien.com
http://www.lepainquotidien.jp/
営業時間
7:30 - 22:00 (21:00 L.O.)
年中無休