2012228(火)

今冬の北海道の思い出~キロルの名前編~


今冬の北海道の思い出~キロルの名前編~

(写真)イコロとキロル おびひろ動物園 2011.2.26

ホッキョクグマのイコキロが命名された時以来気になることがありました。

両方ともアイヌ語で、

イコロは「宝物、宝刀」の意味。
キロルは「人が踏み固めた道」の意味。(円山動物園による)

イコロに関しては、地元図書館のアイヌ語辞典を参照しても自明なのですが、キロルはなかなか見つからず。

Kiroruのruが「道」に該当することはわかりました。

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それでは、Kiroは?この短い語に「人が踏み固めた」という日本語では、数々の単語をつなぎ合わせなければ表現できないような意味を含むのか?

そうだとしたら、「道」はアイヌの人たちには一般日本人よりもことさら重要な概念だということでしょう。よく言語ではある重要概念を詳細に表現するうえで、形容詞などのつなぎ合わせではなく単語そのものを作ってしまうことがあります。

さて、キロですが、アイヌ語で、kirorは「力」という単語があります。いくら、キロルが力任せの子だとはいえ、これではないようです。

次に考えたのは、Kiroの分解でした。

ki+ro?(キ+ロ)
k+iro?(ク+イロ)
kir+o?(キル+オ)

これらも、図書館で見ても見つからず。というわけで、私の北海道旅行の宿題となりました。

帯広百年記念館へ行けば、わかるだろうということで訪ねます。おびひろ動物園の閉園後に訪問すればちょうどいい時間です。

何冊か資料を広げてみて、ありました。例文も載っています。

Kiroru キロル:「足・そこにつく・道」「立派な道」(アイヌ語辞典)田村すず子

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Kiroru 船着場、道、表の道、幅広の道; 水際、人の通る良い道; 人間が踏み堅めた広い路; 立派な道 (サハリンアイヌ語辞典 大塚他編)

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キロルという単語が存在するのですね。それもこんな含蓄のある意味で。命名者さんに感心するとともに、いい名前でよかったね、と思いました。

これで、私の懸案も一件落着です。



2012226(日)

今冬の北海道の思い出~札幌編~


今冬の北海道の思い出~札幌編~

(写真)ユーラシアワシミミズク 「フクちゃん」 円山動物園2012.1.21

冬の北海道旅行は尻込みします。寒いからというよりは、雪道をまともに歩けないからです。

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細い歩道ですれ違う際に、道を譲って転んだことがあります。相手の人に「うふっ」と笑われました。

おびひろ動物園も、「一周できるとはとても思えない」、と覚悟していきます。

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「除雪、やってよ~」と歩道を歩くたびに思います。

「やっていますよ」としらっといわれるのですが。

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しかし、除雪をスコップを持ってやっている姿を見ると、あれでは追い付かないなと納得します。北米では除雪車の音で目が覚めました。あそこは、農作業もすべて機械でやる国ですから、常識も違います。街中で普通のタイヤで走ります。その代り、車道はぼこぼこに痛んでいます。

そんな私が北海道へ行ったのは、マイレージの期限が年末にきれます。というメールを12月も押し詰まったころにもらったからでした。

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円山動物園では予想通り、ララとアイラの一緒の姿を見るのは最後となりました。親子は両側からトンネル雪堀をして遊んでいました。ほのぼのとした風景ではありましたが、見学者としては少し、退屈でもありますね。

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そういえば、他の方の報告によるとまだアイラの生き生きとした姿が帯広で見られないようですが、あのキロルでさえ浜松で遊ぶ姿が見られたのは12月になってからです。移動から8か月後です。時間がかかるということですね。いつもながら、動物を落胆させるのは人間なのだとつくづく思います。

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話がそれました。

トップ写真にある「フクちゃん」のフリーフライト。まず、向こう側からこちらへ予想できないタイミングで飛んできてくれたのですが、思わず、

「かっこいいーー!」

と叫んでしまいました。当然、写真は撮れず。しかしその姿は目に焼き付いています。ミミズクといえど猛禽類の姿にはいつもほれぼれとします。

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クマ舎に戻ってヒマラヤグマの2頭。1頭なのか2頭なのかわかりません。でもやはり2頭同居しているのはいいですね。

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ララ舎のまえで、お菓子を取り出した私の前にすかさずやってきたカラス。すごい能力です。

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この日は転ばずに動物園の中を何周かできました。新雪のおかげもありました。これに気をよくした歩くことの好きな私は、できる限り歩いてみようと決心したのでした。

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(続く)



2012225(土)

「$2500以上の寄付をすればチケットが確実に入手できます」


2013 might seem a long way off, but the deadline for Ring Priority Ticketing is just around the corner. Heed Wotan's advice and make a contribution at the $2,500 level or higher before March 31, 2012. We begin taking ticket orders for donors of $2,500 or more on April 2. This is the only way to secure your perfect Ring 2013 experience including access to the best seats in McCaw Hall and the exclusive benefits listed here.
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New for $1,000 Donors: Advanced Opportunity Ticketing

If a contribution at the $2,500 level or higher isn’t right for you, consider joining our effort with a gift of $1,000 or more. After providing seats to our Priority Ticketing donors of $2,500 or more, the next wave of seating will go to our Advanced Opportunity donors of $1,000 or more. These donors will also receive the many benefits listed here.
長い引用ですが、最近米国シアトル・オペラから送付されたメールの一部です。

その前に、動画で、「ヴォータンからのメッセージ」と題し、ヴォータン役の歌手からのメッセージが添付されています。

要約すれば、2013年のリングサイクル(ワーグナーの「ニーベルングの指環」全4部作)の席を確実に確保するための唯一の方法は$2,500以上の寄付をすることです。$2,500では高額だと思う人は$1,000の寄付をすればその次の優先順位で券を融通します、といっています。

動画はこのサイト外部リンクで見ることができます。

シアトルのリングはニューヨークのメトともまた異なり、なかなかハイレベルです。私も、何年か前に行きました。リングの場合全部見ようとすると4晩かかり、毎日上演ではないので最短でも6日間かかるのですが、私はスケジュールの関係上3作見ました。

別の要件とスケジュールをぶつけていきました。(シアトルやNYC,LAに行ってもイチローや松井は見ていないんですよね。残念ながら)

米国の場合、寄付をすると、税金上の優遇措置があるので寄付は盛んです。最近では、大学に校舎を建てた、というのもありました。

劇場などのチケットもその例外ではなく、チケットを買うと寄付金欄があります。もちろん0でも構いません。

また、シーズン中の優遇(たとえば、レストランやラウンジを優先的に予約するなど)を得るために、多額の寄付プログラムがあります。シアトルの場合も$25,000から$100まであります。劇場運営には多額の費用が掛かりますから、愛好者から寄付を募るというのは、良い方法だと思います。

しかし、リングのチケットを確実に確保するためにはこれ以上の寄付をしてください、というのはどうでしょうか? 動画によると、出演者とも話ができる機会があるようですが。

確かに、リングの全作同時上演は世界的にも機会が少ないですし、「絶対リングが見たい」と世界中を放浪しているリングの熱狂的なファンは存在するので、ウィーンやバイロイトなどで見ることは(特に前者は)限りなく困難です。しかし、シアトルの場合はそれほどでもないとおもいます。実際私も、普通にチケットを入手し見ていますから。今回の上演が、新演出のプレミエならば別ですが、そうでもないようですし。

最近、この種に限らず国内でも、売買に関する煽りメールが届くことがあるので、注意したいなと思う愚痴ブログでした。

(追記)この話で思い出したのですが、ドイツでドイツ語のオペラ(特にワーグナー)を見ると、やはり彼らでなければ表現できない独特のものを感じます。これはミュンヘン、ベルリン、ハンブルクやドレスデンといった大劇場だけでなく、小さな地方都市でも同じことが言えます。これこそ、裏方までドイツ語を話している人たちが作り出す、本場ものでしょう。このような話は、また機会があれば書くことにします。



2012224(金)

ゲラン オーキデアンペリアルクリーム

日常×44

ゲラン オーキデアンペリアルクリーム

このシリーズは、目元クリームなどもありますが、これは顔全体のクリームです。

香りや薄オレンジの色は、シャネルのサブリマージュクリームに似ています。植物からのエクストラクト(抽出)ということで、そんなテクスチャがリッチに楽しめます。

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さすが、ゲラン。決して私たちをがっかりさせることはありません。
実は、私が最も好きなブランドの一つです。

使用後にフワーとしたリッチ感覚に包まれます。

トップ画面にあるように、箱も凝っていて、下段が引き出し状になっており、説明書とクリームを救うスプーンが袋に入っています。

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説明書には、マッサージの仕方が図入りで。

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実践しています。



2012223(木)

堂島ロール:苺とホワイトチョコのロール

×9

堂島ロール:苺とホワイトチョコのロール

どっちがどっち?という感じですね。

一つが苺とホワイトチョコのロール、もう一つがシンデレラロールです。

味も似ていました。前者が少しホワイトチョコの香りがする程度。
この2つを同時に選んだのは失敗でした。

最近いろいろなお菓子で、イチゴ味のものに凝っているのですが、このロールケーキは、もう少し苺感というか、イチゴのお菓子を食べたという感じがいまひとつで、イチゴの食感が残るほうが満足できます。

堂島ロール、全国的に有名でいろいろ試しましたけど、いつも100%満足というわけにはいきません。このくらいなら、ほかにもあるよ、という感じです。
クリームの高級感はありますけれど。

いろいろ時期限定の新製品を出して集客しているのかな?と勘ぐってしまいます。

私も性懲りもなく、また新しいのが出たら試してみるのでしょうね。

ぜひ、ファンの方の反論をお聞きしたいですね。



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