2010117(日)

プリン!?作り。

プリン!?作り。

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こんにちは。もう日が長くなってきましたね。
さてプリン作りです。
プリンといってもお菓子ではなく正式名称 アニォロッティ デル プリン。
アニォロッティという細かくした肉やソーセージを詰めたパスタのプリン仕立てという意味だそうでプリンとは北イタリアはピエモンテ地方の方言でつまむという意味で皆省略しプリンと呼んでました。
写真では分かりにくいですが形を形成する時両端をつまむ事からきています。
ピエモンテ州の南、ワインでも有名なアルバ、バローロ、バルバレスコ、アスティなどを有するランゲ地方ではこのプリンとタヤリンという卵黄で練った極細パスタが名物パスタの双璧でありどのお店に入ってもメニューのプリモの欄には必ずありました。
まさにピエモンテーゼ(ピエモンテ人)の魂であり、オレのプリンはこうなんだ!またはあの店、あの人のプリン、タヤリンはどうのこうの、、、
などと蕎麦やラーメンを語る日本人よろしくよく耳にしました。
ソウルフード。。日本でプリンを作るという事は逆に例えるならイズシをクロアチアで作るような行為なのではないかと。(クロアチアを選んだ事に意味はありません。)
彼らがどんなにプリンについて熱いか知ってるつもりですので僕にとってはうかつに手を出せない料理の一つでした。
が、最近東京や京都などで活躍している現地で修行中に知り合った日本人の同輩の方たちがこのプリンをリアルに表現しているのを見て僕も無性に懐かしくやりたくなってきたのです。
作る工程は覚えてきたもののやはり最後は味の記憶、そしていつも怒られていたので彼らが何に怒るのか、この時どういう皮肉を言うかという食に対する逆鱗を知ったことが大きかったと今になって思います。
プリンの完成度はリピエノと言われる中に詰める具材で決まると思います。今回入れたのは道産の子牛肉を野菜と干しトマトでじっくり煮込んでパルミジャーノとローズマリーを入れ細かくしたものです。 ソースは定番のセージバターで。
来た!って感じがありました。今回は。
夜だけお出ししております。
アラカルト¥1100    ¥3500おまかせコースでも
(写真はコースの分量です)
 
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