201075(月)

バジリコのペストで。。

バジリコのペストで。。

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こんにちは。もう1年の半分が終わりそして暑いです。
バジリコもまた夏を代表する野菜(香草)の一つで
毎年このバジリコでペストを作ってます。
パスタはトロフィエというショートパスタかリングイーネ(写真)というスパゲッティを潰したような断面が楕円形のパスタを合わせるのが王道とされています。
北イタリアはリグーリア州ジェノヴァの郷土料理であり
いわゆるペストジェノベーゼといわれる料理で現地では省略した呼び方でペストといえばこれを指します。
僕は渡伊する以前からたびたびこのペスト作りに挑戦していましたが納得したものを作れたことがなくジェノヴァで
ペストを覚える!というのが大きな目標の一つでした。
ちなみにジェノヴァは”母を訪ねて三千里”でマルコが
旅立った場所です。マルコは
イタリア男だったんですね。
そして念願かないジェノヴァで働ける店が見つかりシェフ(料理長)にペスト作り教えてほしいとお願いするとそれはそれは喜んで教えてくれました。
どうなってるんだろう?と想像を膨らませていたものが一気に氷解しなぜ上手く作れなかったのか解りました。
シェフは穏やかというか寛大というかいいかげん?な人でした。 僕がミスをしても
「大丈夫だ。落ち着け。大きな問題ではない。」と。
賄いの食事も僕がシチリアの郷土料理を適当に作ったところ
「おまえの前世はシチリア人だったに違いない。」
といいかげんに絶賛されました。(どうでもいい)
しかしそれがいざ自分達のテリトリーの料理となると一気に
ハードルが上がり目つきが変わります。
快く教えてくれましたが教わったとうりに僕が作ろうとすると黙って見てはいられないようです。
ペストはバジリコ以外に少量のにんにく、松の実、塩、
オリーブオイル、パルミジャーノチーズを混ぜたものです。
(人によって違う)
「塩が足りない、、」といって追加した塩は0,1gくらい。変わんないだろ! と心の中で突っ込みました。
そして僕がパスタと和えていざ皆で実食!となりましたが
普段は和やかな賄いタイムが氷のような雰囲気の中で皆ノーリアクションだったことは忘れられません。
まさにジェノベーゼ(ジェノヴァ人)の魂であり僕にとっても大切で真剣に作り続けたい大好きな料理の一つです。
まだ言い足りないんですがまた来年にしたいです。。
夜のおまかせでパスタの一つとしてお出ししています。






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