2010年1月17日(日)
プリン!?作り。
こんにちは。もう日が長くなってきましたね。
さてプリン作りです。
プリンといってもお菓子ではなく正式名称 アニォロッティ デル プリン。
アニォロッティという細かくした肉やソーセージを詰めたパスタのプリン仕立てという意味だそうでプリンとは北イタリアはピエモンテ地方の方言でつまむという意味で皆省略しプリンと呼んでました。
写真では分かりにくいですが形を形成する時両端をつまむ事からきています。
ピエモンテ州の南、ワインでも有名なアルバ、バローロ、バルバレスコ、アスティなどを有するランゲ地方ではこのプリンとタヤリンという卵黄で練った極細パスタが名物パスタの双璧でありどのお店に入ってもメニューのプリモの欄には必ずありました。
まさにピエモンテーゼ(ピエモンテ人)の魂であり、オレのプリンはこうなんだ!またはあの店、あの人のプリン、タヤリンはどうのこうの、、、
などと蕎麦やラーメンを語る日本人よろしくよく耳にしました。
ソウルフード。。日本でプリンを作るという事は逆に例えるならイズシをクロアチアで作るような行為なのではないかと。(クロアチアを選んだ事に意味はありません。)
彼らがどんなにプリンについて熱いか知ってるつもりですので僕にとってはうかつに手を出せない料理の一つでした。
が、最近東京や京都などで活躍している現地で修行中に知り合った日本人の同輩の方たちがこのプリンをリアルに表現しているのを見て僕も無性に懐かしくやりたくなってきたのです。
作る工程は覚えてきたもののやはり最後は味の記憶、そしていつも怒られていたので彼らが何に怒るのか、この時どういう皮肉を言うかという食に対する逆鱗を知ったことが大きかったと今になって思います。
プリンの完成度はリピエノと言われる中に詰める具材で決まると思います。今回入れたのは道産の子牛肉を野菜と干しトマトでじっくり煮込んでパルミジャーノとローズマリーを入れ細かくしたものです。 ソースは定番のセージバターで。
来た!って感じがありました。今回は。
夜だけお出ししております。
アラカルト¥1100 ¥3500おまかせコースでも
(写真はコースの分量です)
さてプリン作りです。
プリンといってもお菓子ではなく正式名称 アニォロッティ デル プリン。
アニォロッティという細かくした肉やソーセージを詰めたパスタのプリン仕立てという意味だそうでプリンとは北イタリアはピエモンテ地方の方言でつまむという意味で皆省略しプリンと呼んでました。
写真では分かりにくいですが形を形成する時両端をつまむ事からきています。
ピエモンテ州の南、ワインでも有名なアルバ、バローロ、バルバレスコ、アスティなどを有するランゲ地方ではこのプリンとタヤリンという卵黄で練った極細パスタが名物パスタの双璧でありどのお店に入ってもメニューのプリモの欄には必ずありました。
まさにピエモンテーゼ(ピエモンテ人)の魂であり、オレのプリンはこうなんだ!またはあの店、あの人のプリン、タヤリンはどうのこうの、、、
などと蕎麦やラーメンを語る日本人よろしくよく耳にしました。
ソウルフード。。日本でプリンを作るという事は逆に例えるならイズシをクロアチアで作るような行為なのではないかと。(クロアチアを選んだ事に意味はありません。)
彼らがどんなにプリンについて熱いか知ってるつもりですので僕にとってはうかつに手を出せない料理の一つでした。
が、最近東京や京都などで活躍している現地で修行中に知り合った日本人の同輩の方たちがこのプリンをリアルに表現しているのを見て僕も無性に懐かしくやりたくなってきたのです。
作る工程は覚えてきたもののやはり最後は味の記憶、そしていつも怒られていたので彼らが何に怒るのか、この時どういう皮肉を言うかという食に対する逆鱗を知ったことが大きかったと今になって思います。
プリンの完成度はリピエノと言われる中に詰める具材で決まると思います。今回入れたのは道産の子牛肉を野菜と干しトマトでじっくり煮込んでパルミジャーノとローズマリーを入れ細かくしたものです。 ソースは定番のセージバターで。
来た!って感じがありました。今回は。
夜だけお出ししております。
アラカルト¥1100 ¥3500おまかせコースでも
(写真はコースの分量です)
2010年1月14日(木)
浅利と白いんげん豆のズッペッタ。
こんにちは。 朝寒くて起きるのがつらいですね。
極寒期に突入している十勝地方ですが密かに大好きな季節です。
穴ぐらにこもっているような何ともいえない閉塞感が好きです。 雪かきは嫌ですが。。
食材では真ダチ、ヤリイカ、牡蠣、わかさぎなどこの時期旬の魚介類をはじめ自家製ボッタルガ(からすみ)が作れたり旨みののった越冬野菜。。
この時期だから出来る事、許される(?)事。
そしてこの時期外せなく心強い存在。 年間を通してこの時期も美味しい葉っぱ類や香草作ってくれてる音更の縄手さんという生産者です。
良質なオリーブオイル、パルミジャーノチーズ、そして香草。
最低限これがあればどこに行ってもイタリア料理は出来ると思ってます。
冬の縄手さんは後光がさして見えて眩しいのです。
さて今回は ’浅利と白いんげん豆のズッペッタ’ です。
イタリアの海沿いでは定番のお皿でこれはジェノバという北イタリアの港町で働いていた時覚えたものです。
とてもシンプルな料理ですがおそらく相当長きに渡り作り継がれてきたと思われる説得力。
毎日直立不動で作ってます。
極寒期に突入している十勝地方ですが密かに大好きな季節です。
穴ぐらにこもっているような何ともいえない閉塞感が好きです。 雪かきは嫌ですが。。
食材では真ダチ、ヤリイカ、牡蠣、わかさぎなどこの時期旬の魚介類をはじめ自家製ボッタルガ(からすみ)が作れたり旨みののった越冬野菜。。
この時期だから出来る事、許される(?)事。
そしてこの時期外せなく心強い存在。 年間を通してこの時期も美味しい葉っぱ類や香草作ってくれてる音更の縄手さんという生産者です。
良質なオリーブオイル、パルミジャーノチーズ、そして香草。
最低限これがあればどこに行ってもイタリア料理は出来ると思ってます。
冬の縄手さんは後光がさして見えて眩しいのです。
さて今回は ’浅利と白いんげん豆のズッペッタ’ です。
イタリアの海沿いでは定番のお皿でこれはジェノバという北イタリアの港町で働いていた時覚えたものです。
とてもシンプルな料理ですがおそらく相当長きに渡り作り継がれてきたと思われる説得力。
毎日直立不動で作ってます。
2010年1月3日(日)
あけましておめでとうございます!
2009年12月7日(月)
クリスマスメニューのお知らせ。
こんにちは。雪が積もって冬!という感じですね。
さて毎年12月23、24、25日と行っているクリスマスディナーのメニューが決まりましたのでお知らせします。
・天然ヒラメのカルパッチョ ラリベラ風
・雲丹とうずらの半熟卵の温かいタルト
・ショートパスタ ”カヴァテッティ”
自家製からすみをかけて
・かぼちゃのピューレを詰めたトルテッリーニ
パルミジャーノチーズをとかしたクリームソース
・天然タイのオリーブオイル焼き
干しトマトと浅利のソース
・和牛ほほ肉の煮込み
黒トリュフをかけて
・苺のパイとアールグレイのジェラード
自家製パンと食後のお飲み物が付きます。
お一人様 6500円(税込み)
(食材の入荷次第によりメニューが一部変更する場合があります。ご了承下さい。)
1日6組限定とさせていただきます。 (期間中は夜のみの営業とさせていただきます。)
素敵なクリスマスの夜を過ごしていただけたらと思っております。
宜しくお願いしま~す!
さて毎年12月23、24、25日と行っているクリスマスディナーのメニューが決まりましたのでお知らせします。
・天然ヒラメのカルパッチョ ラリベラ風
・雲丹とうずらの半熟卵の温かいタルト
・ショートパスタ ”カヴァテッティ”
自家製からすみをかけて
・かぼちゃのピューレを詰めたトルテッリーニ
パルミジャーノチーズをとかしたクリームソース
・天然タイのオリーブオイル焼き
干しトマトと浅利のソース
・和牛ほほ肉の煮込み
黒トリュフをかけて
・苺のパイとアールグレイのジェラード
自家製パンと食後のお飲み物が付きます。
お一人様 6500円(税込み)
(食材の入荷次第によりメニューが一部変更する場合があります。ご了承下さい。)
1日6組限定とさせていただきます。 (期間中は夜のみの営業とさせていただきます。)
素敵なクリスマスの夜を過ごしていただけたらと思っております。
宜しくお願いしま~す!
2009年11月28日(土)
4本指のカヴァテッディ。
こんにちは。 ご無沙汰しておりました。 妻にブログが面白くないと言われてます。
さて最近作ったパスタをご紹介させていただきます。
カヴァテッディという舌をかみそうな名前のパスタ。「cavare(カヴァーレ=掘る)」が語源になっていて4本の指で掘るように形を作ります。 イタリア地図のかかとと土踏まずにあたる南イタリアはプーリア、バジリカータ州の伝統料理です。 イタリアは南北の貧富の差が激しく世界的に工業、ファッシヨン、芸術などの発展で潤う北に対し南は貧しくしかも日本同様敗戦国、、
いわゆるクチーナポーヴェラ(貧民層の料理)なんですが貧しい土地だからこそ考えられた創意工夫に溢れ毎日飽きずに食べれて健康にも良いという手間のかけがえのある素晴らしい料理なのです。
ソースは同じくこの土地に伝わるものでアンチョビ(ひこ鰯の塩漬け)とニンニクであえ、炒ったパン粉をかけたものです。
掘ってえぐれた様な形ゆえにソースがよくからみチーズのない代用としてかけられたと言われるパン粉も香ばしいシャリっとした食感が何よりもこのパスタには最良の相性と思えてしまいます。 パスタも北のようなリッチな卵入りではなく水と粉。ですがシコっとツルっとした感じが卵入りにはない魅力があると思います。
夜のおまかせコースでは2種類のパスタをお出ししてますが基本的に同じ粉や素材をつかったパスタはお出ししません。違いを楽しんでいただきたいからです。
話は急に変わりますが先日お客様からなんと 左きき用のレードル!(おたま)を頂きました。
あればいいのにな と思ってはいたもののあると思いませんでした! 東京の河童橋という所で見つけたそうです。
いくつものお店で修行しましたが当然ながら日本もイタリアも全て右利き仕様! 自分の店を持ったら全て左利き仕様にするのが夢でした。。
しかしレードルだけは、、こういうものだと思って諦めてました。こういう使いにくいデザインなんだと。
これであの時々押し寄せるなんともいえない屈辱感から開放されます。
ありがとうございました! そしてお幸せに!!
さて最近作ったパスタをご紹介させていただきます。
カヴァテッディという舌をかみそうな名前のパスタ。「cavare(カヴァーレ=掘る)」が語源になっていて4本の指で掘るように形を作ります。 イタリア地図のかかとと土踏まずにあたる南イタリアはプーリア、バジリカータ州の伝統料理です。 イタリアは南北の貧富の差が激しく世界的に工業、ファッシヨン、芸術などの発展で潤う北に対し南は貧しくしかも日本同様敗戦国、、
いわゆるクチーナポーヴェラ(貧民層の料理)なんですが貧しい土地だからこそ考えられた創意工夫に溢れ毎日飽きずに食べれて健康にも良いという手間のかけがえのある素晴らしい料理なのです。
ソースは同じくこの土地に伝わるものでアンチョビ(ひこ鰯の塩漬け)とニンニクであえ、炒ったパン粉をかけたものです。
掘ってえぐれた様な形ゆえにソースがよくからみチーズのない代用としてかけられたと言われるパン粉も香ばしいシャリっとした食感が何よりもこのパスタには最良の相性と思えてしまいます。 パスタも北のようなリッチな卵入りではなく水と粉。ですがシコっとツルっとした感じが卵入りにはない魅力があると思います。
夜のおまかせコースでは2種類のパスタをお出ししてますが基本的に同じ粉や素材をつかったパスタはお出ししません。違いを楽しんでいただきたいからです。
話は急に変わりますが先日お客様からなんと 左きき用のレードル!(おたま)を頂きました。
あればいいのにな と思ってはいたもののあると思いませんでした! 東京の河童橋という所で見つけたそうです。
いくつものお店で修行しましたが当然ながら日本もイタリアも全て右利き仕様! 自分の店を持ったら全て左利き仕様にするのが夢でした。。
しかしレードルだけは、、こういうものだと思って諦めてました。こういう使いにくいデザインなんだと。
これであの時々押し寄せるなんともいえない屈辱感から開放されます。
ありがとうございました! そしてお幸せに!!