2009年11月12日(木)
ミネストローネ。
こんにちは。初雪も降りまた店の窓の結露に悩む季節が始まりました。。 さて、そんな時期からはミネストローネ(イタリアの具沢山の野菜スープ。ミネストラともいう。)を作ってます。
イタリアにイタリア料理はなく、あるのはその土地土地の郷土、地方料理だけ。 と言われるように海に囲まれ南北に長く
つい150年ほど前にようやくかつて独立していた国々が統一されイタリア共和国となっため今でもその土地土地の伝統料理が根強く残っているためです。
現在は日本の都道府県のように20の州の分かれており僕は3州に滞在中に休暇を利用してはほとんどの州を周りましたが移動のたびにまるで外国に移ったような違いを常に感じました。建物や町並み、方言や気質、北に行くにつれ人々の背が高くなっていくような気が、、、
その時の最大の目的と楽しみはやっぱり料理で極端にいうと30分バスで移動するだけで郷土料理が変わるのです。
料理の雛形が各地方で違いイタリア料理を学ぶのは大変だなと思いました。
その中でも数少ない全国区的なものの一つがトマトソース、ラグー(いわゆるミートソース)そしてミネストローネだと思います。(家庭やお店、地方によって入れるもの、作り方は異なります。)
この三つこそ、そしてそこから派生されるものこそイタリア料理の原点と僕は思えてなりません。
初めて食べたのは初めて働いた店の賄いでした。
食べる時に皆たっぷりとオリーブオイルをかけるのに驚きました。懐かしい味がしました。僕が20数年前花園小学校6年1組だった時卒業の記念にみんなで氷祭りの雪像作りをしていた時にふるまわれた豚汁に近い味がしました。こういう味って世界共通なんだ ってなんか感心したのを覚えてます。 以来働いたお店では賄いでよく登場しましたし僕も作りました。
入れる物にこれといった決まりはなくまわりにある野菜を入れるだけ。なので地方性が出ます。ジャガイモを入れる派、入れない派が存在する事も知りました。
中部イタリアのトスカーナ州では豆と黒キャベツが入ります。黒キャベツは日本ではまだなじみが薄い野菜ですが味も食感もキャベツとは全く違いどちらかというと青菜に近く繊維質が強く煮て食べる事の多い野菜です。
独特のほろ苦さがありミネストローネには抜群の相性で大好きなんですが北海道では手に入らないと思ってました、、が
あるお客様が作って持ってきてくれたのです!!
ありがとうございます! 早速この黒キャベツを使ってミネストローネを作ってみました。
作り方はいたってシンプル、好みに刻んだ野菜を鍋に入れ浸る位の水入れ煮込むだけなんですがシンプルなだけに細かい差違が味を決めます。なのでいつ作っても緊張します。
この黒キャベツがあるうちは作り続けたい大切な料理です。
また今回は芽室産のウズラ豆も沢山入れて作りました。
ランチの前菜としてもお出ししております。
ランチ ¥1200 (本日の前菜、パスタ、自家製パン、デザート、コーヒー)
¥1800 (上記に本日のお肉料理が付きます)
イタリアにイタリア料理はなく、あるのはその土地土地の郷土、地方料理だけ。 と言われるように海に囲まれ南北に長く
つい150年ほど前にようやくかつて独立していた国々が統一されイタリア共和国となっため今でもその土地土地の伝統料理が根強く残っているためです。
現在は日本の都道府県のように20の州の分かれており僕は3州に滞在中に休暇を利用してはほとんどの州を周りましたが移動のたびにまるで外国に移ったような違いを常に感じました。建物や町並み、方言や気質、北に行くにつれ人々の背が高くなっていくような気が、、、
その時の最大の目的と楽しみはやっぱり料理で極端にいうと30分バスで移動するだけで郷土料理が変わるのです。
料理の雛形が各地方で違いイタリア料理を学ぶのは大変だなと思いました。
その中でも数少ない全国区的なものの一つがトマトソース、ラグー(いわゆるミートソース)そしてミネストローネだと思います。(家庭やお店、地方によって入れるもの、作り方は異なります。)
この三つこそ、そしてそこから派生されるものこそイタリア料理の原点と僕は思えてなりません。
初めて食べたのは初めて働いた店の賄いでした。
食べる時に皆たっぷりとオリーブオイルをかけるのに驚きました。懐かしい味がしました。僕が20数年前花園小学校6年1組だった時卒業の記念にみんなで氷祭りの雪像作りをしていた時にふるまわれた豚汁に近い味がしました。こういう味って世界共通なんだ ってなんか感心したのを覚えてます。 以来働いたお店では賄いでよく登場しましたし僕も作りました。
入れる物にこれといった決まりはなくまわりにある野菜を入れるだけ。なので地方性が出ます。ジャガイモを入れる派、入れない派が存在する事も知りました。
中部イタリアのトスカーナ州では豆と黒キャベツが入ります。黒キャベツは日本ではまだなじみが薄い野菜ですが味も食感もキャベツとは全く違いどちらかというと青菜に近く繊維質が強く煮て食べる事の多い野菜です。
独特のほろ苦さがありミネストローネには抜群の相性で大好きなんですが北海道では手に入らないと思ってました、、が
あるお客様が作って持ってきてくれたのです!!
ありがとうございます! 早速この黒キャベツを使ってミネストローネを作ってみました。
作り方はいたってシンプル、好みに刻んだ野菜を鍋に入れ浸る位の水入れ煮込むだけなんですがシンプルなだけに細かい差違が味を決めます。なのでいつ作っても緊張します。
この黒キャベツがあるうちは作り続けたい大切な料理です。
また今回は芽室産のウズラ豆も沢山入れて作りました。
ランチの前菜としてもお出ししております。
ランチ ¥1200 (本日の前菜、パスタ、自家製パン、デザート、コーヒー)
¥1800 (上記に本日のお肉料理が付きます)
2009年11月5日(木)
玉ねぎのロースト。
こんにちは。今朝の新聞でタバコが値上がりするとかしないとか、1箱¥1000になるとか!? という記事が。元スモーカーとしては少し気がかりです。(ラリベラは禁煙です。)
さて 今回は玉ねぎのローストをご紹介したいと思います。僕の祖母が自宅の裏で毎年農薬を与えずに作っている玉ねぎです。おそらく家庭で最も使う野菜のひとつであり西洋料理においても外す事の出来ない要の野菜です。
それこそ無限にある使い方ですが僕は整った形の物はシンプルに丸ごとロースト(オーブン焼き)にします。皮付きの玉ねぎをオーブンでじ~っくり加熱されることで甘く柔らかくジューシーに仕上がります。味付けは塩とオリーブオイルだけで。
肉料理等にそえますが付け合せ兼、くずしてソースにとしても。
あまり形が無くなるまで加工するのは得意ではありません。(場合によりますが。。) 加えすぎないシンプルさこそがイタリア料理最大の魅力だと僕は思っています。
今回は
網脂で包んだ豚フィレ肉のローストと合わせました。
¥1200
おまかせコース¥3500~のお肉料理としてもお出しする時も。
さて 今回は玉ねぎのローストをご紹介したいと思います。僕の祖母が自宅の裏で毎年農薬を与えずに作っている玉ねぎです。おそらく家庭で最も使う野菜のひとつであり西洋料理においても外す事の出来ない要の野菜です。
それこそ無限にある使い方ですが僕は整った形の物はシンプルに丸ごとロースト(オーブン焼き)にします。皮付きの玉ねぎをオーブンでじ~っくり加熱されることで甘く柔らかくジューシーに仕上がります。味付けは塩とオリーブオイルだけで。
肉料理等にそえますが付け合せ兼、くずしてソースにとしても。
あまり形が無くなるまで加工するのは得意ではありません。(場合によりますが。。) 加えすぎないシンプルさこそがイタリア料理最大の魅力だと僕は思っています。
今回は
網脂で包んだ豚フィレ肉のローストと合わせました。
¥1200
おまかせコース¥3500~のお肉料理としてもお出しする時も。
2009年11月1日(日)
北あかりのニョッキ
こんにちは。遂に11月 朝晩の冷え込みもすっかり厳しくなりストーブ様さまの季節到来ですね。 さて今回は前回に引きつずきこれからがまさにお薦め!のお料理をご紹介させていただきます。お店にいらっしゃった方の中にはもう食べた!という方もいらっしゃると思いますが自称我が店の看板メニュー、、で、北あかりのニョッキです。これは蒸して裏漉した北あかりに小麦粉などを合わせお団子状にしたパスタのひとつです。僕が最後に修行した北イタリアはピエモンテ州のアルバという小さな町にあるお店で学びました。アルバといってもピンとこないと思いますが2006にオリンピックのあったトリノの少し南、また白トリュフの産地として世界的に有名な土地なのです。このお店の名前はラリベラといいました。スッゴク忙しく厳しく1日30回位怒鳴られてました。。。その時の事忘れずという事でちょっと特徴的な形、レシピはそのままです。また一番影響を受けた店でもあり名前ももらってしまいました~。思い入れがあり特に十勝のジャガイモは僕は世界に通用と思っており帰国したら絶対やろうと思ってました。これから冬になり越冬して甘みがます北あかりの素朴な美味しさを是非!! ちなみにここのオーナーシェフに言われて忘れられない一言があります。僕がいつものように忙しい中怒鳴られヘコんでいると、「いいか!ショウタロウ(僕の名前)ストレスを感じてこそ人生なんだぞ」 ニョッキを作るたびにたまに思い出します。
アラカルト¥1000
おまかせコース¥3500でも選択できます。
アラカルト¥1000
おまかせコース¥3500でも選択できます。
2009年10月27日(火)
林檎パイの季節。
こんにちわ。すっかり寒くなりもうすぐ11月、、、もう今年もあと2ヶ月。。。! マンマミーヤですね。 さて野菜の直売店などもどんどん品数が寂しくなり冬メニューに衣代えの季節となりました。そのひとつが林檎のパイです。なぜなら寒くないと折りパイが折れないからです。生地にバターをはさみ何層にも折っていくため気温が暑いとバターが溶けてしまうのです。林檎もこれから旬ですね。注文が入ってからそのつどオーブンで焼いて上にシナモンのジェラードをのせます。または蜂蜜のジェラードなど。。
これは温かさと冷たさを同時に味わえ食後に出してすぐ食べてもらえる飲食店ならではの賞味期限のとても短いデザートです。(ちなみに夜だけのメニューです)寒い時期しかできないアツアツの林檎のパイをぜひ紅茶やエスプレッソなどと一緒に味わっていただきたいものです。
アラカルト¥600
これは温かさと冷たさを同時に味わえ食後に出してすぐ食べてもらえる飲食店ならではの賞味期限のとても短いデザートです。(ちなみに夜だけのメニューです)寒い時期しかできないアツアツの林檎のパイをぜひ紅茶やエスプレッソなどと一緒に味わっていただきたいものです。
アラカルト¥600
2009年10月18日(日)
今年最後の干しトマト。
開店以来毎年作っている干しトマトのトルテッリー二です(トルッテリー二とは小さな指輪という意)。 イタリア料理とは何ぞや?!と3年余りトスカーナ、リグーリア、ピエモンテ州と3州、5件のお店で学んできました。この料理は中部トスカーナ州の海沿いのお店で出しており食べた時濃厚なトマトの味に驚きました。日本でも出来るのでは と地元のものがでまわる時に作ってます。低温のオーブンで乾かすように出したり入れたり丸2日、悲しいくらいに小さくなった(ちょっと写真の実寸が違いますが、、)トマト達を刻んでマスカルポーネチーズとと共にパスタで包んでトルテッリー二に。また刻んだ干しトマトをオリーブオイルに浸し保存食として厳しく長い十勝の冬にいろいろ活躍してくれます。
アラカルト¥1300
おまかせコース¥3500~でも選択できます。
アラカルト¥1300
おまかせコース¥3500~でも選択できます。