2012年8月2日(木)
「いいね!」話しのご紹介
いいね!話し×1
皆さん、こんにちは!
(株)リブコーポレーション舛川です。
今回は、Facebookのお友達から心温まるお話がシェアされてきましたので、こちらのブログでご紹介したいと思います。
【縁を生かす】
その先生が5年生の担任になったとき、一人、服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。
中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するように
なっていた。
あるとき、少年の一年生からの記録が目に留まった。
「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強もよくでき、
将来が楽しみ。」とある。
間違いだ。
他の子の記録に違いない。先生はそう思った。
二年生になると、
「母親が病気で世話をしなければならず時々遅刻する。」と書かれていた。
三年生では、
「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りをする。」
後半の記録では、
「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる。」とあり、
四年生になると
「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり子どもに暴力をふるう。」
先生の胸に激しい痛みが走った。ダメと決めつけていた子が突然、深い悲しみを生き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現われてきたのだ。
先生にとって目を開かれた瞬間であった。
放課後、先生は少年に声をかけた。
「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強を
していかない?分からないところは教えてあげるから。」
少年は初めて笑顔を見せた。
それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。
授業で少年が初めて手をあげたとき、先生に大きな喜びが
わき起こった。
少年は自信を持ち始めていた。
クリスマスの午後だった。
少年が小さな包みを先生の胸に押し付けてきた。
あとで開けてみると、香水の瓶だった。
亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。
先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。
雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、気がつくと
飛んできて、先生の胸に顔をうずめて叫んだ。
「ああ、お母さんの匂いだ!きょうはすてきなクリスマスだ。」
六年生では、先生は少年の担任ではなくなった。
卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。
「先生は僕のお母さんのようです。そして、いままで出会った中で、一番素晴らしい先生でした。」
それから六年。またカードが届いた。
「明日は高校の卒業式です。僕は五年生で先生に担当して
もらってとても幸せでした。おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます。」
十年を経て、またカードが届いた。
そこには先生と出会えたことへの感謝と、父親に叩かれた
体験があるから、患者の痛みが分かる医者になれると記され、こう締めくくられていた。
「僕はよく、五年生の時の先生を思い出します。あのまま
だめになってしまう僕を救ってくださった先生を、神様のように感じます。大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、五年生の時に担任してくださった先生です。」
そして一年。届いたカードは結婚式の招待状だった。
「母の席に座ってください。」
と一行、書き添えられていた。
「不潔でだらしのない少年と、その少年を疎ましく思う先生。やがて先生の知る真実、そして二人が結ぶ縁とは…。
大きな話題を呼んだ感動実話「縁を生かす」は、月間「致知」2005年12月号の特集テーマだそうです。」
これをお読みになって下さった皆様、また、既にお読みになった事のあると言う方、どの様に心で感じられたでしょうか?
お一人でも多くの「心の癒しや感動」などにつながればとの思いでシェアをさせて頂きました。
そして、この世から社会問題となっている「イジメ」や「育児放棄」等が無くなる事を心より願っております。
(株)リブコーポレーション舛川です。
今回は、Facebookのお友達から心温まるお話がシェアされてきましたので、こちらのブログでご紹介したいと思います。
【縁を生かす】
その先生が5年生の担任になったとき、一人、服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。
中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するように
なっていた。
あるとき、少年の一年生からの記録が目に留まった。
「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強もよくでき、
将来が楽しみ。」とある。
間違いだ。
他の子の記録に違いない。先生はそう思った。
二年生になると、
「母親が病気で世話をしなければならず時々遅刻する。」と書かれていた。
三年生では、
「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りをする。」
後半の記録では、
「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる。」とあり、
四年生になると
「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり子どもに暴力をふるう。」
先生の胸に激しい痛みが走った。ダメと決めつけていた子が突然、深い悲しみを生き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現われてきたのだ。
先生にとって目を開かれた瞬間であった。
放課後、先生は少年に声をかけた。
「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強を
していかない?分からないところは教えてあげるから。」
少年は初めて笑顔を見せた。
それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。
授業で少年が初めて手をあげたとき、先生に大きな喜びが
わき起こった。
少年は自信を持ち始めていた。
クリスマスの午後だった。
少年が小さな包みを先生の胸に押し付けてきた。
あとで開けてみると、香水の瓶だった。
亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。
先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。
雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、気がつくと
飛んできて、先生の胸に顔をうずめて叫んだ。
「ああ、お母さんの匂いだ!きょうはすてきなクリスマスだ。」
六年生では、先生は少年の担任ではなくなった。
卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。
「先生は僕のお母さんのようです。そして、いままで出会った中で、一番素晴らしい先生でした。」
それから六年。またカードが届いた。
「明日は高校の卒業式です。僕は五年生で先生に担当して
もらってとても幸せでした。おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます。」
十年を経て、またカードが届いた。
そこには先生と出会えたことへの感謝と、父親に叩かれた
体験があるから、患者の痛みが分かる医者になれると記され、こう締めくくられていた。
「僕はよく、五年生の時の先生を思い出します。あのまま
だめになってしまう僕を救ってくださった先生を、神様のように感じます。大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、五年生の時に担任してくださった先生です。」
そして一年。届いたカードは結婚式の招待状だった。
「母の席に座ってください。」
と一行、書き添えられていた。
「不潔でだらしのない少年と、その少年を疎ましく思う先生。やがて先生の知る真実、そして二人が結ぶ縁とは…。
大きな話題を呼んだ感動実話「縁を生かす」は、月間「致知」2005年12月号の特集テーマだそうです。」
これをお読みになって下さった皆様、また、既にお読みになった事のあると言う方、どの様に心で感じられたでしょうか?
お一人でも多くの「心の癒しや感動」などにつながればとの思いでシェアをさせて頂きました。
そして、この世から社会問題となっている「イジメ」や「育児放棄」等が無くなる事を心より願っております。
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