2010725(日)

0円ビジネスのもたらす暗い未来

日記×703

世の中両極端なビジネスが目立ち始めている。

0円ビジネスというものを聞いたことがありますか?

ハンバーグ店のスマイル0円って言う、独りよがりな冗談じゃなくて、商品の一部を0円にして集客することを言います。

たとえば、居酒屋で、料理を2品以上注文すれば焼酎は0円。他の飲食店でも、一定以上の注文があればワインや焼酎が0円で提供されるとか。


こうなってくると、当人たちは『採算に合うビジネス』と息巻いていようが、薄利多売の極みをどこら辺まで落すかにしか見えません。


そういう釣られ方を良しとする客層が増えている事も先細りの経済情勢をよく現しています。

何でも安けりゃいいのか?

あれだけ騒いだ段ボール入り肉まん事件や、毒入り冷凍餃子事件がまったく忘れ去られる状況が納得できます。

本来無料で提供するサービスが度を越すものであれば、不当競争を制限する法的な規制もありでしょう。

これには食い放題定額は入りません。食べまくられて、店がつぶれるか、内容が悪いとそっぽ向かれるかは店の自由ですからね。



ところがその逆の流れも出てきています。

それは、身分不相応な買い物にあります。

たとえば自動車。

今じゃ営業で戸別訪問する自動車セールスはいないでしょう。
みんなショールームでお客さんを待っています。

特に外車ディーラーでは、国産に比べて割高なものを買っていただく事の対価として、納車時に花束を贈呈したり、記念撮影や、担当するセールスはもちろん、フロント・整備の全員が賑々しくお見送りのセレモニーをするところもあるそうです。

そこに来たのが、見るからにそれ相応のお金持ちなら、そういう無形のサービスもありでしょうが、

よれた服装のおよそ不釣合いな家族なら、気の毒に思えてしまいます。

車は家具と同じで数年後になじんできます、なんて言ってるそうですが、国産車ならともかく、ドイツ車なんて5年50000kmも乗れば、年間の維持費を15~20万みなければ、故障したまま乗る羽目になります。


富山では買ったばかりの大型車にセルフスタンドでガソリンを1~2000円だけ入れる『満タンにした事がない』ユーザーが多いそうです。

どうせなら、電動自転車を買おうと、最近思い始めた僕です。






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maikyon
私は富山県在住で、知人が帯広に居り、とても親しみを持ってこれまで拝見させていただいておりました。富山の話なども織り交ぜながら、楽しく十勝とお付き合いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
年に2~3度、十勝の空気を吸い、十勝サーキットを走り、防風林のある景色を眺めるのがライフワークです。

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