おそらく日本人は世界でも屈指の豊かな国・国民生活だと自負してるに違いない。


ところが、そういいながら、安物には目がないという相反する特徴がある


たとえば100円ショップ。

売られているものがもっと高いものと差がなければお買い得だし、量を調整して無駄なく買えるなら有効だが、

価格相応のもので占められている店内、何でも100円ショップで済まそうとする女性が多すぎる


ちょっと前にはやった1000円もしないジーンズだって、それを作ってる中国人に感想を聞いたら「何がよくてそこまで安物を買いたがる日本人の気持ちがわからない」と言われてしまった。


そして、いまじゃ床屋も1000円っていうのが急速に拡大している

先日死者を出した安い焼肉店だって同じ発想


これじゃカローラの値段でクラウン持って来いというのと同じで、それに応えるとこういう世の中になったと言わなきゃならない

そうやって必要以上にしみったれた生活をして、見栄だけは人一倍と言うのが今のトレンド

これだけ世の中が騒がしくても出たばかりのトヨタの新車は今発注して来年３月の納車だそうだ。

かと言って、トヨタが大儲けしてるとは言えず、それ以外の車種が売れてないという事実は伝わってこない。


私が存じ上げる十勝の方、結構な大きさの商売をしてらっしゃるのだが、お乗りの車は１０年前くらいのセダン４ＷＤだった。その方が富山にいるなら、レクサスやベンツ・ＢＭＷくらい乗ってても全然おかしくないのだが、そういうことには興味がないそうだ。苦労してここまで事業を大きくして、そしてなお敵を作らない人間性は大いに見習うべきところがある。当然ながら子供達にもそういうわかりやすい贅沢はさせない方針らしい。もちろん、自分の甲斐性でなら自由に任せてるそうだが。


食うものも食わず、たまに食ったら腹を壊すような節約生活で家や新型の車を並べてみても、内情はフラストレーションの塊みたいな若い世代が多い


人は人だが、そういう人とお付き合いするのはごめんこうむりたい。

今日本人の生活は「ダンボール入り肉まん」に近いレベルまで来ている。


何でも儲けりゃ勝ちだみたいな誤った考え方を子供に植え付けては絶対にいけない


正しく育った子供は、やがて正しい考えを持つ大人に育つ。

何が正しくて何が正しくないかを議論しなくてすむ今のうちに日本を軌道修正しないと、多様な価値観の元に荒れた社会になることは避けられない


だとしても、焼け石に水かも