それは私達自身の持っている日本人論だと思いますね


私達は私たち日本人を他の人種や国籍の人達とは別のものだと信じてるところがあります。

たとえば黄色人種としてアジア周辺国と一括りにされても、日本人だけは白人に近い位置にあると思ってる節がありませんか？

だから中国や韓国を下に見たがるってことじゃないでしょうか

日本人は男性を侍・サムライと呼びたがります。体も小さく、力もないのに、体格や能力で勝る欧米人とこの呼び名で対等以上の何かを持ってると言いたげです。


戦後の奇跡的な復興を遂げたことも日本人として大きな自負を持つ背景になっています。

勤勉で道徳心があり、資源のない小国ながら世界に冠たる地位を築いてきたと思ってきましたが



それもどうやら賞味期限が切れたようです。

先代が苦労して築き上げてきたものを２代目が失うのはよくある話です。

理由は簡単、苦労していないから人の気持ちが分からないんですね。

今の日本は戦後世代の２代目旦那が世の中を仕切っています。

そして当然迎える結果を今まさに露呈し始めていると言えるでしょう。


我々日本人は誇れる日本人の幻にあぐらをかいて、神風の吹くのを待っているだけの「農夫と兎」の話のようです。


今の日本人は決して褒められたものじゃありません。

慎みもなければ、我慢することも教えられていない。

自己の主張がぶつかり合うだけで次々に生まれる遺恨を流し去る度量も欠けています


日本は今、１円の身銭も切らない保身だけの職業政治家に国の舵取りを任せています。当選すれば年間に４０００万もらえる夢のような職業ですよ。

地方の首長や議員だって同じです。政治家という職業なんてあってはならない。彼らの苦労に高給を以って報いるなど、自作自演のマッチポンプに等しい愚行だ。

家族を養いたいなら、ほかにもたくさん職業はありますからね。

こんな日本じゃ復興もままならないでしょう。