201167(火)

深刻なのか楽観できるのか、わかんなくなった。

日記×703

とか言いつつ、楽観できる材料なんてなんも無いんですよね。


明日にでも原発が破裂しないとも限らないんですから。

専門家に一笑されても「責任取れますか?」って聞くと「可能性は0じゃない…」って言い逃れするのが今の日本の現状みたいです。




震災当初、この手の美談が日本中の涙を誘いました

消防士のご主人から奥様へ・・ ご主人=今から行ってきます。 奥様= 日本の救世主になって下さい。

涙が止まりませんでした、って男性がネットにはたくさんいました。

私は全然涙も出ないし、美談とも思いませんでした。メールやりとりする余裕あるじゃない、ってね。

当人だって今ならちょっとオーバーだったと思ってるんじゃないでしょうか。

状況が分からないからこそ出た言葉だと言えますが


で、日本の救世主になったとかと言うと、そうとも言えなくはありません。

だって、すでにメルトダウンしてたんですから、そこに近づくのはとても危険です。

夫婦のメールに涙した皆さんは、今まさに赤々と光を放ちながら放射能を出す核燃料棒に決死の覚悟で放水する消防士の姿を想像されていたのかもしれませんが、そんなはずも無く、そう思ったのなら、それは西部警察の見過ぎみたいなもので、土手から転げ落ちた車が必ず爆発するのと一緒にしてるだけなのかも。


ただ、結果オーライでいまだに死人が出ていないことだけが救いであり、状況の深刻さを誤解させているのかもしれません。このまま死傷者を出さずに収束させれば、それはそれで賞賛に値すると思います。




どうも日本人は、人のふんどしで相撲を取ったり、人の悲しみを疑似体験するのがお好きなようです。


人の不幸を見て自分の幸せ確認してるんじゃないかと思うときがあります。


NHKの朝の連ドラ、ちょうど戦争中の、国民が皆、今で言う原発の復旧作業に命がけで向うような状況で話が進んでいます。

戦地に向かう兵隊さんが残されたものに、お前は太陽になれ、おれは星になる、なんて出て行くわけですから、悲しい話です。

主人公がやたらとクルクル目線を動かすのが正直「気持ち悪い」し、それが現代劇風の軽さを出してるのが残念ですが、今の人たちはどんな風な思いでドラマを見てるんでしょうね。

ガンダムのアムロやシャーと重なってるなら、つける薬なしってことでしょうか。






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maikyon
私は富山県在住で、知人が帯広に居り、とても親しみを持ってこれまで拝見させていただいておりました。富山の話なども織り交ぜながら、楽しく十勝とお付き合いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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