急にそんな難しそうな話をしても面食らうが、

辞典に書かれた意味ではなくて、この国に暮らす国民として国家とは？なんでしょうね。


やっぱりと言うか、阪神大震災の時と同じで、10万20万人が被災して避難生活を送っていても、そうでない人にとっては他人事、他国の話に思えるほど縁遠い雰囲気になっています


何かにかこつけて「被災地を思って」「勇気をもらった」なんて話ばかりする前に、もしも明日私が同じように被災して国や自治体や赤十字がこんな対応だったら？

そう思って何か考えなければいけないのではありませんか。

私は夢でうなされる事こそありませんが、地震で家屋や工場が被害を受けたら、タイミング次第で全てを失うでしょう。

そんな時に誰かから勇気をいただけるとは到底思えません。

やっぱり国や自治体が制度で明日の生活を支えてくれる何かがなければ途方にくれると思います。


残念なことに、どう見ても政府の対応は遅れ、自治体は政府の責任にして言い逃ればかりしています。

赤十字は預かってるお金を毎日無駄に溶かし、その使命さえも全うしていません。

もっと親分肌の古臭い政治家にしばらく日本の舵取りを任せなければ、日本はさらに失われた10年を送ることになりそうです。

もちろん、家の金庫に億単位の現金を隠してるような政治家や、グラサンかけて出て来たと思ったら恫喝まがいの発言をして、叩かれたら精神科に逃げ込む玉無し大臣が親分肌などと言われていた日本では難しい話ですが。

私は、日本人はもっと、形式的な礼儀を重んじる部分と、ようやく得た自由平等の精神をよりよく発揮できるバランスを再考する時期にあると思うし、今を逃したら、底なしにズレた国民だらけの醜悪国家に転落する可能性があると思っています。ちゃんとした人は少数派になってしまう。



日本の悪い面は、スポーツだろうが戦争だろうが外交的勝利だろうが、戦いから何かを得られるという古い錯覚から今なお抜け出せないでいるだけ。


テレビはサッカーの活躍を伝えますが、はたしてサッカー選手があの厳しい戦いの中で「被災地の為に」なんて思いながら相手にスライディングかますと思いますか？

それを暑いわ瓦礫からの悪臭するわのひどい環境で汗たらたら流しながら観戦した被災者の皆さんが生きる勇気を得ると思いますか？

そういう絵を描いて報道する、そういうお上におもねる体質を日本人は抜け出せないでいます。

選手は勝利によって得られる新しい可能性や賞賛、つまり自分の為にがんばっているのが当たり前だし、

被災地の皆さんには画面の金メダルよりも一日も早く集められた義援金の分配が待たれるはずです。

ところが、テレビは本当に、あきれるくらい、わざとらしい、戦時中の教育みたいな話ばかりしたがります

彼らの話は神風特攻隊がゼロ戦の中で「天皇陛下万歳」とか「お母さん先立つ不幸をお許し下さい」とか言いながら敵艦に体当たりした、そんなお涙ちょうだい作り話ばかり

そんな事言いながら敵艦に突っ込めるわけないでしょ

言葉にならないようなうなり声だけで操縦桿を握って突っ込んだはずです


勝った後のきれいごとや負けた後の耳障りのいい言い訳ばかりテレビは流す。

まさに他人事ゆえにそんな話出来るのじゃないでしょうか。

福島を中心に新たな牛肉汚染の問題がでました。

チェルノブイリの例にならえば、汚染地域が３～５０km圏内に収まるわけがないのです。

それをテレビはいつ帰れるのでしょう？と帰ることが出来るかの様に流します。


私の書いたことはあくまでも私の思うことであって客観的に断定できることではありませんが

本当に激務なら、お前みたいにデブのままでいられるわけがないだろう枝野！と言いたいのです。

そういう本音がない日本、絶対におかしいと思うのです。