20111118(金)

ユニクロにみる日本企業の”浅さ”、”薄さ”

日記×703

昨日、かなり久しぶりでユニクロへ行った。


頼まれてダウンのジャンパーを買いに行った。

たくさん並べられたダウン製品だが、明らかに広告やPCのディスプレー越しに見たものから劣って見える

ダウンは薄く、安っぽい。それでも5000円ほどする。

おそらく多くの人は実際に店に足を運んで、手にとって、やっぱり買うのをやめるパターンが多いだろう。

私にしても、ダウンのジャケットがあまりに貧弱で、もう少し値段が高いコートを選んだ。

そう、寒そうで選ぶ気にならないほどなのだ。



ユニクロってこんなに高かった?と驚いてしまった。

シンプルという素っ気無いものばかり

おまけに、あれだけテレビCMを流せば、商品価格のかなりが広告コストを抱くことになる。


おそらく近い将来、売り上げ不振に陥る時が来るだろう

知り合いの中国人が言っていた。

我々でもあそこまで安いものを選ぶ必要がないのだ。なぜ日本人が買うのか理解できない、と。


日本はTPP問題で、賛成派は輸出輸入拡大を、反対派は内需優先国内市場の保護を訴えるが

ユニクロ的内需は支出のバランスを失った貧困ゆえの選択にしか見えない


我々はもっとバランスよく支出すべきだ。

家と車で支出のほとんどを占められ、安いものを食べ、薄いものを着る。それで農業保護を行えといっても無理な話だ。

それでいて、名前がついていなければ300円のゴムサンダルにしか見えないものを、わざわざ3000円出して履いている。その代償が、靴下もはかない素足族という現象に現れる。


東京に行けば、スーツにリュックサック姿のサラリーマンが大挙して電車から出てくる。

そんなスーツはよれてくしゃくしゃ。もはやスーツは男を少し上等に見せる小道具ではなくなっている。

話は変わるが

ここへきて、震災復旧の中にドス黒い雲が見え隠れし始めている。

以前書いた、人口5千人の小さな漁村の除染に3千億かかる話のように、税金垂れ流す話ばかりになってきている。

がれきの処理を大手ゼネコンが福島県から見えみえの談合で受注した話などは、埼玉の公務員宿舎なんて好きに建てさせてもいいくらいのボッタクリ公共事業であることは明白だ。

日本中が税金に抱きついて上手い汁吸おうとしてる現状をギリシャと何も変わらんぞ、と危惧するのは、結構多いと思うが、ゆとり教育で脳ミソを馬鹿にされてしまった世代が親になってる現在では、上手く買い殺されているとしか見えない。

くまった熊った。






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私は富山県在住で、知人が帯広に居り、とても親しみを持ってこれまで拝見させていただいておりました。富山の話なども織り交ぜながら、楽しく十勝とお付き合いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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