日記(703)

9月に入り、わたくし、遅ればせながら墓参りに行きます。

どうも肩と背中が重いのは、先祖が「早く来い！」と呼んでるせいかもしれません。

遅れた理由は実家がお寺という事もあり、盆中は我々関係者は遠慮するのが恒例になっていた事もあります。


さて、一時期ほど問題視されていない自殺、つまり慣れっこになってきたということでしょうが、同時にその原因も普通に理解できる、そういう世の中になってしまったということでしょうか


うつ病から自殺する、とても多いケースですが、

その方が本当にうつ病だったかは私的に大いに疑問があります。

それは、人間誰でも仕事における責任や重圧があるからです。

日本医師会のCMにこんなのがあります。



ここでナレーションしている医師の妻の言ってることがそのまま世の中の当たり前になってしまったら

言った者勝ちになってしまいます。

誰だって仕事の辛さはあるし、寝る時間や休日返上なんて普通のことですからね。

しかし、絶対に自分のペースや主義主張を曲げない人が世の中に増えた事実を考えれば

給料は多くて当たり前、休みはあって当たり前、ボーナスあって当たり前、福祉は充実して当たり前ということになります。

そして民主党が選挙で勝った。

ばら撒き政策を一度この目で試してみようと僕も思ったくらいですから。

仕事の辛さは、今日自分が会社にいくら稼がせて、その結果いくらお給料がもらえるか、そういうことに目を背けて生きて行けなくなった事に起因します

ネットのバナーに

「低すぎ！私の年収」なんて文字が躍りますが、

私の世代だと、学校を卒業して新卒で２～３年は給料もらって育ててもらってるぐらいに思っていました。本人も親も。

もちろん会社も少々の失敗には目をつぶって育てる土壌はあった。

何から悪化したのかは定かではありませんが、その悪化が世の中を窮屈にして、どんどん自分本位、弱者の切捨てを進めています。

何度も書きますが、障害者自立支援法はすぐに改正すべきです。

歳若い働き盛りの人間がうつ病を理由に障害者年金を申請したり、

まじめに働くより生活保護の方が収入があるみたいな、間違った認識がますます一人歩きして

勤労の意識をどんどん低下させています。

ここ数年の間に、私の住む町では、四葉のクローバーマークや車椅子ステッカーを貼った車がやたら増えています。

いずれも１００円ショップで売られてるものですが、

そういうもので何かの言い訳にしたい

そういうねじれた気持ちが増えてることは確かです。


エコだ補助金だとか言って、結局不相応なわかりやすい贅沢に踊らされて、それで自殺の引き金に指を掛けてるのが、本当の姿なんじゃありませんか

政治家には嘘泣きしてみせる小芝居、いい加減にして欲しいと思うの、僕だけかな。