津波への恐怖とか、揺れている間の恐怖とか。
一人で全部乗り切らないといけない現実。
　テレビもラジオも、ネットも。
すべてが今回の地震の話題、被害報告になっています。
初日、何度も北海道の被害状況映像が流れました。
一番見たい、知りたい情報はやはり「地元」なんです。
結局全国放送ではなく、地元のFMラジオの情報を頼りに
過ごしました。

　大好きな彼は、こういう時にこそ、という職業です。

結婚した時、その前から、そういう時が来たら彼は
私ではなく「被災地」へと赴くと分かっていました。
頭の中で知識として、理解していただけでした。
　やっぱり、心は凄く不安だし、そばにいて欲しいと
何度も口から出そうになりました。

　だけど、私が大好きな彼は。
ちゃんと「私の」だけじゃない「彼」になってくれます。
私はそんな彼が誇りです。
そんな彼だから、好きになったのです。きっと。
寂しいけど、不安だけど。
でも、彼にはちゃんと彼の仕事をしてもらいたいです。
　不安なくお仕事（任務）ができるように、
ちゃんと笑って見送らなくちゃと思ったのに、やっぱり。
すこしだけウルウルしちゃいました。
ごめんね、笑顔で送ってあげられなくて。
だけど、ちゃんと応援してます。
　テレビで見えてくるあの悲惨な現場で、
沢山の善意と勇気のあるみなさんとともに、彼が
とても大事なお仕事をしているのだから。

　私も自分のできる応援をしていきます。
まずは、寄付とかしかないかもしれないですが。

そうして、彼が無事に戻ってこられるようにも祈ります。
祈らせてください。

彼は、今朝出発して行きました。