ミーナの庭の草木(260)


2011224(木)

生きるための知恵…Part1(ハルニレの反撃)


生きるための知恵…Part1(ハルニレの反撃)

樹木に絡みつく蔓性植物。
ツルウメモドキなんか
オレンジの実がかわいい!

でも
巻き付かれた樹木にとっては
死活問題。
成長を妨げられ
枯死させられる前に
打って出なくてはなりません。

だったら呑みみ込んじゃえ!
というのが
この恐ろしい証拠写真。

つるに
覆いかぶさって

呑み込んで

画像

ふ・う・い・ん!

画像

熾烈なバトルを勝ち抜いて
そこを生き抜いたものたちが
穏やかなミーナの庭を
謳歌しています。



2011118(火)

冬まで残る木の実


冬まで残る木の実

ミーナの庭を散歩をしていると
まだ実がいっぱい付いた樹がありました。
「ハンノキ」です。
別名は「ヤチハンノキ」
オジサマ達は「ヤチハン」と呼んでいます。

はて?
どうして他の樹と一緒に秋に実を落とさないんでしょ?

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野鳥やモモンガにとって
ハンノキの実は 冬の貴重な食料になり
野鳥が食べることによって
ここより遠くに自分の子孫を運んでもらえます。

持ちつ持たれつ。

すべての樹木も
すべての動物も
生きていることが
それぞれのためになっているという事。

そうやって
何千年も繰り返してきたんだよーと
目の前のハンノキは
「当たり前」のような顔をして
教えてくれています。

なんだかすごいなーって思うのです。



2011116(日)

ハリギリ


ハリギリ

ハリギリの幼木です。

準備万端な冬芽が
ジッと春を待っています。

見るからに痛そうなトゲは
何の意味が
あるのでしょう?
そういえばトゲの種類も植物によって様々ですね。

今度調べてみましょう。

でも
一見デンジャラスに見えますが
葉っぱがなんとも
朗らかなんです。

ちょっと大きめで
太ったカエデのよう。
そのコントラストが
なんとも愛らしいのです。

若芽は実は美味しいらしい。

どうかご無事で!



2010117(日)

ミーナの庭の木<ハルニレ>


ミーナの庭の木<ハルニレ>

悠久の大地、十勝平野にはハルニレが良く似合います。
湿潤で肥沃な土壌が大きなこの木を支えます。
河畔林などで出会う幹の直径が2mに近いものは近寄りがたい威厳さえ感じさせます。

この木の近くにいると穏やかな時間が流れます。多くの生き物を育んでいるという事が実感できます。


[MEMO]
ハルニレ(春楡)
学名:Ulmus davidiana var. japonica
Ulmus(ウルマス、アルマス)は、「elm」のケルト語での呼び名。
davidiana : 中国植物の採集家宣教師「ダビット」氏の名から。
japonica : 日本の

ニレ科ニレ属
別名:アカダモ、ニレ、エルム
分布:北海道・本州・四国・九州

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>このような虫こぶをハルニレの葉に見る事があります。
ハルニレハフクロフシというそうです。アブラムシの一種の仕業です。



2010115(金)

ミーナの庭の木<ノリウツギ>


ミーナの庭の木<ノリウツギ>

素朴で大好きな木のひとつです。
花が終わってもドライフラワーのようになって冬まで残っているところも魅力のひとつです。
快晴よりも曇天が似合うような感じがします。

同じ仲間で青紫色の装飾花を咲かすエゾアジサイがあります。
この花も一度見たら忘れられない崇高な雰囲気があります。

[MEMO]
ノリウツギ(糊空木)
学名:Hydrangea paniculata
Hydrangea(ハイドランジア):ギリシャ語の 「hydro(水)+ angeion(容器)」が語源
paniculata: 円錐花序
ユキノシタ科アジサイ属
別名:サビタ
分布:北海道、本州、四国、九州
糊の語源:水に浸けて出る粘液を和紙をすく時の糊として使う。
空木の語源:枝の髄(ずい)を抜くと空洞ができるため。
開花:7月(白[装飾花])果実:10月(朱赤)

アイヌの女性が髪を洗うのに使用したそうです。



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ミーナの庭
「ミーナの庭」で日々目にしたことや気づいた事を、マイペースで綴っていきます。よろしくお願いします。
「ミーナの庭」は敷地全体の総称で、エリア内にはお庭をつくる「庭十勝」・薪ストーブ屋さんの「十勝煖炉」・造園屋さんの「陸奥造園」・デザイン会社の「ネイティブ環境設景」・農業法人の「相川緑化」があります。

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