2011212(土)

倒木更新~エゾマツの話


倒木更新~エゾマツの話

この写真はエゾマツの未生、生まれてまもないエゾマツの赤ちゃんです。苔と一緒に生えてるこの赤ちゃんは体長2センチ程です。

北の大地の針葉樹林帯では、地面に落ちたエゾマツやトドマツの新芽は、笹などに日光を遮られて、ほとんど育つことが出来ません。幸運にも古い倒木の上に落ちた種だけが育つのです。

二百年、三百年というエゾマツの大木が、雪や雷などの自然現象で倒れ、また何十年もかかって、朽ちて苔むして、柔らかくなった、その上に落ちた種が、その朽ちた老木のベッドの上で、朽ちた老木の豊かな養分を糧にして大きく育つのです。

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厳しい北の大地の森林で繰り広げられる、命をつなぐドラマ。
命をつなげる、自然の知恵に感動します。

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これで、多分5年生くらい。
これくらいに育つとエゾマツらしいでしょ!

写真は5年ほど前の秋に、三国峠で撮影したものです。

三国峠まで行かなくても、鹿追あたりの山林で、よく見ると
エゾマツの若い樹が一列になって生えているのを見ることが出来ます。倒れた巨木の上で育つので、行儀良く一列になるのです。






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