2011年9月19日(月)
チュウのこと(3)
チュウの事×16
チュウが1歳になってほどなくして、ヒメが生まれた。
旭川のカミさんの実家の近くの産院で。
「初孫の顔が見たいぞ」と東京からトーちゃんの父ちゃんと母ちゃんがやって来た。 赤いセブンに乗って三人で三国峠を越えたのであった。 チュウはお留守番。
この頃になるとぼちぼち成犬の雰囲気に近づきつつある。
ヒメとカミさんが実家から戻ってからの約1年はさすがにチュウを撮る暇がなく、ヒメの写真ばっかり・・・
チュウは1歳を過ぎると体力がどんどん付いて、散歩のルートもどんどん遠くまで伸びていった。
それまでは自分の勤務する牧場一周だったが、隣の牧場まで足を伸ばすようになっていった。
士幌の山に近い場所に位置する牧場には「キツネ」が頻繁に出没する。
散歩中にキツネを見つけると、それまで走っていたスピードの1.5倍以上のスピードで土煙を上げながら畑を突っ切って飛んで行ってしまう。 キツネはなぜかビヨ~ンと一発飛び上がってから一目散に逃げていく。 チュウよりも速いスピードで。
しばらく待っているとチュウは気まずそうな顔をしながら戻ってくる。 「また捕まえられなかったかい」と声をかけて、二人ですごすごとウチへ帰る。
ヒメがつかまり立ちが出来るようになって、窓の外にチュウを見つけて嬉しそうな顔をしていたのが忘れられない。
チュウは「?」という顔をしていることが多かったが・・・
旭川のカミさんの実家の近くの産院で。
「初孫の顔が見たいぞ」と東京からトーちゃんの父ちゃんと母ちゃんがやって来た。 赤いセブンに乗って三人で三国峠を越えたのであった。 チュウはお留守番。
この頃になるとぼちぼち成犬の雰囲気に近づきつつある。
ヒメとカミさんが実家から戻ってからの約1年はさすがにチュウを撮る暇がなく、ヒメの写真ばっかり・・・
チュウは1歳を過ぎると体力がどんどん付いて、散歩のルートもどんどん遠くまで伸びていった。
それまでは自分の勤務する牧場一周だったが、隣の牧場まで足を伸ばすようになっていった。
士幌の山に近い場所に位置する牧場には「キツネ」が頻繁に出没する。
散歩中にキツネを見つけると、それまで走っていたスピードの1.5倍以上のスピードで土煙を上げながら畑を突っ切って飛んで行ってしまう。 キツネはなぜかビヨ~ンと一発飛び上がってから一目散に逃げていく。 チュウよりも速いスピードで。
しばらく待っているとチュウは気まずそうな顔をしながら戻ってくる。 「また捕まえられなかったかい」と声をかけて、二人ですごすごとウチへ帰る。
ヒメがつかまり立ちが出来るようになって、窓の外にチュウを見つけて嬉しそうな顔をしていたのが忘れられない。
チュウは「?」という顔をしていることが多かったが・・・
2011年9月17日(土)
チュウのこと(2)
チュウの事×16
1歳前に去勢手術を受けてタマを失ったチュウ。
1泊入院して帯広の「にれの木動物病院」で手術してもらった。
退院して士幌に連れて帰ってきたら車から降ろした瞬間に、脱走した。 遥か彼方の牛舎までシッポ丸めて情けない姿で走って行ったが、なんとか捕まえて家へ連れ戻した。
1歳を過ぎた頃から鼻が伸びてきて、ぺちゃんこ君ではなくなった。 「チュウバッカには似てなくなったねえ~」とカミさんがよく言ってた。
鼻が伸びたのと同時に歯も大きくなってきてかゆくなったらしく、やたらとあちこちをかじるようになった。
一番びっくりしたのは犬小屋の柱を一本かじり切ってしまったこと。 こりゃいかん!!と歯固めに小さい豚骨をやってみたら一晩で食べてしまった。 その日は白いウンコをしていた。
まだちびっこながらも中型犬らしくなってきて、散歩も歩きから自転車でするようになった。 30分程度ひたすら走る散歩で、体力・脚力を着実に付けていった。
体の大きさだけならすでにモンジを越えたが、根性座ったモンジにはからっきし勝てず、「か~~~~~~~~~~っ!!」と威嚇されるとドン引き・・・
がんばれ、チュウ! と声援を送っても最後はシッポを巻いてすごすごと小屋へ入っていくのであった。
1泊入院して帯広の「にれの木動物病院」で手術してもらった。
退院して士幌に連れて帰ってきたら車から降ろした瞬間に、脱走した。 遥か彼方の牛舎までシッポ丸めて情けない姿で走って行ったが、なんとか捕まえて家へ連れ戻した。
1歳を過ぎた頃から鼻が伸びてきて、ぺちゃんこ君ではなくなった。 「チュウバッカには似てなくなったねえ~」とカミさんがよく言ってた。
鼻が伸びたのと同時に歯も大きくなってきてかゆくなったらしく、やたらとあちこちをかじるようになった。
一番びっくりしたのは犬小屋の柱を一本かじり切ってしまったこと。 こりゃいかん!!と歯固めに小さい豚骨をやってみたら一晩で食べてしまった。 その日は白いウンコをしていた。
まだちびっこながらも中型犬らしくなってきて、散歩も歩きから自転車でするようになった。 30分程度ひたすら走る散歩で、体力・脚力を着実に付けていった。
体の大きさだけならすでにモンジを越えたが、根性座ったモンジにはからっきし勝てず、「か~~~~~~~~~~っ!!」と威嚇されるとドン引き・・・
がんばれ、チュウ! と声援を送っても最後はシッポを巻いてすごすごと小屋へ入っていくのであった。
2011年9月17日(土)
チュウのこと(1)
チュウの事×16
1995年2月、チュウは士幌で生まれた。
当時勤務していた「西上センター」の社宅のお隣で。
斜め向かいには牛舎があって、その向こう側には牧草畑。
家の前の家庭菜園にはキツネがしょっちゅう出没する。
そんな環境だった。
結婚してまだ1年。 ヒメが生まれる1年前。
黒っぽい毛並みとぺちゃんこな鼻がスター・ウオーズ
に登場する「チュー・バッカ」に似ていたので
ハン・ソロ船長が映画で彼の事を「チュウイ!!」
と呼んでいたことから「チュウイ」と名づけた。
カミさんが学生の頃から飼っていた「モンジ」
(正式名称:モンジロウ)がすでに「どかっ!」と
居座っていて、常に「おい!お前!!」と威嚇される
日常であった。
牧場の朝は早い、しかし社長の方針で仕事が終わるのも
それなりに時間通りだったので毎日夕方散歩に連れて行った。 広い牧場内をぐるっと一周。
まだ小さかったチュウは短い足をフル回転させて全力で
走った。
リードを引っ張って歩かないと気の済まないチュウを
わざと追い越して走ると、短い足をさらに高速回転させて
追越しを図るのであった。
餌は毎日2回。 朝と夕方。
「大きくなれよ~」と言いながらカップに2杯。
餌を食べる前には「お手」と「おかわり」を1セット
かならずやるのが決まりだった。
チュウに出来る「芸」は生涯これだけだった。
毎日「ヒンヒン」と情けない声を出して甘えるチュウ
であったが、郵便さんや宅急便さんにはやたらと強気で
いい声で吠えるのであった。
2011年9月3日、チュウは16年半の生涯を終えました。
自分がこのマイとかちでブログを書かせてもらうきっかけが
「チュウの失踪」で皆さんに「捜索のお願い」を出したのが
初めてでした。
初登場の巻
あれから5年。 チュウは星になってしまったけれど、
やっぱりお世話になった皆さんにお知らせしないとなあ、
とようやくそんな気持ちになったので、ブログにすることに
しました。
何回かに分けて書いていこうと思います。
当時勤務していた「西上センター」の社宅のお隣で。
斜め向かいには牛舎があって、その向こう側には牧草畑。
家の前の家庭菜園にはキツネがしょっちゅう出没する。
そんな環境だった。
結婚してまだ1年。 ヒメが生まれる1年前。
黒っぽい毛並みとぺちゃんこな鼻がスター・ウオーズ
に登場する「チュー・バッカ」に似ていたので
ハン・ソロ船長が映画で彼の事を「チュウイ!!」
と呼んでいたことから「チュウイ」と名づけた。
カミさんが学生の頃から飼っていた「モンジ」
(正式名称:モンジロウ)がすでに「どかっ!」と
居座っていて、常に「おい!お前!!」と威嚇される
日常であった。
牧場の朝は早い、しかし社長の方針で仕事が終わるのも
それなりに時間通りだったので毎日夕方散歩に連れて行った。 広い牧場内をぐるっと一周。
まだ小さかったチュウは短い足をフル回転させて全力で
走った。
リードを引っ張って歩かないと気の済まないチュウを
わざと追い越して走ると、短い足をさらに高速回転させて
追越しを図るのであった。
餌は毎日2回。 朝と夕方。
「大きくなれよ~」と言いながらカップに2杯。
餌を食べる前には「お手」と「おかわり」を1セット
かならずやるのが決まりだった。
チュウに出来る「芸」は生涯これだけだった。
毎日「ヒンヒン」と情けない声を出して甘えるチュウ
であったが、郵便さんや宅急便さんにはやたらと強気で
いい声で吠えるのであった。
2011年9月3日、チュウは16年半の生涯を終えました。
自分がこのマイとかちでブログを書かせてもらうきっかけが
「チュウの失踪」で皆さんに「捜索のお願い」を出したのが
初めてでした。
初登場の巻
あれから5年。 チュウは星になってしまったけれど、
やっぱりお世話になった皆さんにお知らせしないとなあ、
とようやくそんな気持ちになったので、ブログにすることに
しました。
何回かに分けて書いていこうと思います。