2012710(火)

氷の彫刻


氷の彫刻

先日、連日の暑さの中、氷の彫刻の特別講習を行いました。
講師は、当校調理理論担当講師であり市内の「フレンチカフェ ル・ボルドー」オーナーシェフであり、日本彫刻会 師範でもある加藤和彦先生と、同じく市内の「十勝農園」料理長の馬渕善範先生です。

氷の彫刻は、食卓に「涼」を演出する技術として、主に調理師の間で受け継がれている技術の一つです。でも、氷は暑いとあっという間に溶けてしまうので、その技術を競う大会などは一般的に冬の屋外で行われているのですが、やはり暑い日にやってこそ、涼しさを存分に味わえる!!!ということで、例年この時期に講習を行っています。

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大きな氷の塊を前に、まずは先生から器具などの説明があり、実際にチェンソーで氷が切り分けられていきます。先生がデモを見せてくれるのと同時に、生徒達も切り分けられた氷を2個ずつもらい、一つはコップに、一つは皿に仕上げていきます。

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コップにするにはまず、真中にくぼみを作らなければいけません。先生のドリルで穴をあけてもらいますが、飛び散る氷、大きな音に、腰が引けている生徒も多数(!?)

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そして、ノミで地道に削り、仕上げていきます。想像通りの形に仕上げる事が出来たでしょうか!?力のいる作業ですが、女子だって負けてはいられません。

先生は削った氷に色を付けて、まるで氷の中にお花が入っているかのように見える作品を仕上げて見せて下さいました。出来あがった瞬間、生徒達からは感嘆の声が・・・
写真で見てももちろん美しいですが、溶けてなくなってしまうそのはかなさが、更に氷を美しく見せているように思います。

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実習終了後、生徒達は自分で作った氷のグラスに思い思いのジュースを注いで、それはそれは美味しそうに飲んでいたのでした!!

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