帯広調理師専門学校から(163)

先日、２月１５日（水）付　十勝毎日新聞に、卒業料理コンクールの記事が掲載されました。ご覧になった方も多くいらっしゃるかもしれませんね。
毎年この時期に感じます。社会人で帯調に入学して、手に技を身に付けて卒業していく人たちが羨ましい！！
社会に出て、仕事をして、自分の生活を築いて、さあ、１０年後、２０年後そのまた先の自分はどんな自分でありたいのか・・・
同じではなくとも、誰もが似たような事を思う事ってあると思うのです。
そして、今の自分に、何が足りないのか。
先日、職員の研修があり、目標設定と達成について勉強しました。
ビジョンとは、自分にとっての将来の夢や理想であり、抽象的なものだそうです。
そのビジョンを叶えるために、目標を立てるのですが、目標とは達成することによって自分だけでなく、共に喜びを分かち合えるようなもので、達成期日が明確で、かつ数値化、計量化し得るものだそうです。
ビジョンを叶えるために、目標を達成するために、今の自分に足りないものを手に入れるために、一歩を踏み出せるか、踏みとどまるか・・・
仕事、家庭、育児、介護などなど色々なしがらみが誰にもあると思いますが、社会人経験を積んで帯調に入学してくる生徒たちはみな、各々の目標に向かって大きな一歩を踏み出した人たちです。目標がはっきりしているので日々の頑張りには目を見張るものがあり、一年間頑張って「調理師免許取得」という目標達成が目の前に迫ったこの時期、これらの生徒たちはキラキラと輝いて見えます。（もちろん、新卒の生徒もですよ！）

今日と明日の二日間で３学期の期末試験を終え、２３日にはお世話になったご家族を招いて自分たちの料理で感謝を伝える「お別れ会」、２４日には３学期の終業式を迎えます。
生徒たちとの別れが寂しくもある、この時期です。

去る2月10日（金）に、今年度の生徒、第38期生の卒業料理コンクールを開催しました！
一年間、学んだ成果をそれぞれに発揮し、38名の生徒の、それぞれの想いが詰まった集大成となる作品を、午前中に学校で調理した後、午後から十勝プラザに展示し、生徒のご家族・関係各位の方々に加え、多くの市民の皆さんにも見て頂くことができました。
当日は曇り空で時折雪も降り大変寒い中、ご来場いただいた皆様には本当にありがとうございました！！
卒業まで、学校生活も残りわずか。来週には3学期の期末試験、そして終業式を迎えます。
あっという間の一年ですが、それぞれに充実した学びの一年だったのではないでしょうか。
あと少しではありますが、残りの期末試験、実習ノートの提出など、最後まで気を引き締めて、頑張ってほしいと思います！！

～卒業料理コンクールの結果～
最優秀賞
西洋料理部門　福田千亜希　テーマ　「Home Partyへようこそ」
(メインの写真です！！）

部門賞
日本料理部門　剣持裕美子　テーマ「春彩趣向組御膳～はじまりのとき～」
西洋料理部門　光川まみ　テーマ「HAPPY❤WEDDING」
中国料理部門　新田知恵美　テーマ「一陽来復」
十勝毎日新聞社賞　中国料理部門　池端さとみ　テーマ「美味しく食べてヘルシーライフ」
学校長賞　日本料理部門　糸谷真琴　テーマ「彩味漫心」
佳作　西洋料理部門　松橋優哉　テーマ「北の春～十勝の食材をディナーにして～」
　　　西洋料理部門　森本あけみ　テーマ「未来への一歩」

2月10日（金）に、帯広調理師専門学校第38期生の一年間の学びの集大成を料理で表現する「卒業料理コンクール」を行います！
一年間の学校生活で学んだことを活かして、和・洋・中の部門に分かれ、原価1500円以内でレシピを一人一人が考え、1時間半以内に調理します。
午前中にコンクール形式で学校の実習室で調理を行い、審査終了後十勝プラザに移動し展示、表彰式を行います！

十勝プラザでは14時～16時半が展示時間となります。一年間の学校生活を支えてくれた生徒の御家族の皆さんだけでなく、広く地域の皆様にご覧になっていただきたく思っております。
また、十勝プラザでは作品展示の横にブースを設けて直営パン工房ル・カルフールのパンを全品100円で販売致します。（こちらも時間は14時～16時半、但し商品がなくなり次第終了）
生徒たちは作品が多くの皆様に見て頂ける事を楽しみに、毎日放課後も遅くまで残って練習しておます。
是非お誘い合わせのうえお越しくださいね！！



☆講師に批評を受け、更に工夫を重ねます

☆教室に総練習の作品を並べて、互いの作品を見るのも勉強です。

今週は火曜日から2学期期末試験。午前中、各学科の筆記試験があり、午後は実技試験です。
初日は西洋料理の実技試験があり、「連子鯛のロースト　タイム風味　キャベツのエチュベ添え　ニンニク風味のバターソース」の調理を、二日目の昨日は中国料理で「炒飯」の調理を、全員が一人ずつ行いました。合格者、不合格者・・・不合格だった生徒には悔しさをバネに、しっかりと身につけてほしいと思います。

さて、先々週の話になりますが、11/22（火）～25（金）の3泊4日の日程で、生徒たちは東京・横浜に国内研修旅行に行ってきました！
行先は、①落合シェフの手がけているレストラン「ラ・ベットラ・ビス」にて昼食
②横浜中華街自主研修、中華街にある菜香グループレストランの調理場を見学、中華料理のテーブルマナーと本格中華の夕食（以上、一日目）
③日本料理の大御所　野崎総料理長「分けとく山」にて昼食
④宿泊先のホテル　ニューオータニの中島総料理長（シェフパティシエ）の講話（以上二日目）
⑤築地市場見学
⑥中目黒「パティスリーポタジェ」（野菜を使った有名な菓子店）見学
⑦自由が丘スイーツフォレスト・辻口スーパーパティシエ等のお店を各自で訪問し自主研修
⑧かっぱ橋調理器具街自由散策
⑨フレンチの達人坂井シェフのレストラン「ラ・ロシェル山王店」貸切にて夕食、厨房見学（三日目）

料理を勉強している生徒たちにとって、かなり充実した内容の旅行でした！！
名前だけではピンと来なくても、写真を見ると、テレビなどで見たことのある料理人さんばかりですよね！？
日本を代表する料理人さんたちの、日本を代表する有名店めぐりの旅。どのお店でも、大変貴重なお話を沢山聞かせて頂きました。
一流の料理を目で見て味わうだけでなく、店の雰囲気、一流の料理人としての心構えや取り組みなど、五感をフルに使って感じてきた旅で、そういった名店の料理長や従業員のモチベーションの高さに生徒全員が触発されて、帯広に帰って来ることができました！！！


メインの写真はフレンチの鉄人・坂井シェフと記念の一枚！！12月1日放送の日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」の「ごちバトル」のコーナーで今回行った「ラ・ロシェル山王店」が出ていて、テレビの前で大興奮！家族に自慢した生徒も多かったのでは！？

個人では絶対にできない内容の今回の旅行、今回感じたことを今後の調理師としての道に、生かしてほしいと思います！


「ラ・ベットラ・ビス」　落合シェフです！！旅行の一番最初に行ったレストラン、緊張しつつ真剣に落合シェフの話を聞きます。


中華街で、お料理の美味しさに思わず飛んじゃった！？


「分けとく山」では料理人さんを目前に、カウンターでやや緊張しながら「いただきます！！」


野崎料理長には、和食の奥深さを教わりました。料理人には季節・歴史・栄養・科学など、さまざまな知識が必要だということ・・・特にカウンターに座った男子生徒たちは熱心に聞き入っていました！


築地市場でふぐとにらめっこ！！いろんな食材を見ることができました。


憧れのフレンチの鉄人・坂井シェフの人柄や従業員さんのモチベーションの高さには、多くの刺激を受け触発させられました！！

食を学ぶ！
オープンキャンパス
社会人・主婦・独立したい方、「食」の世界に挑戦してみませんか？

日時　12月10日（土）10：30～14：00
対象　高校生（保護者同伴可）、社会人
内容　製菓実習、学校説明
　☆今回はクリスマスのケーキ、ビッシュ・ド・ノエルを作ります！
講師　帯広調理師専門学校
　　　　校長　遠藤珠子先生
申込　下記電話、webから
締切　12月7日（水）
保護者説明会も同時開催

帯広調理師専門学校
帯広市東10条南13丁目1
Tel 0120-980-862(通話無料)　、0155-26-1088
http://www.obi-gaku.com/cook