200822(土)

薬の調合

獣医×29

薬の調合

動物の調子が悪くなると、飲み薬を出すことがあります。

薬屋さんに行くといろいろな薬が売られていますよね。
飲み薬であれば液体や錠剤、カプセル、粉などいろいろです。
でも、それは人間用です。


動物用の薬はどうでしょう。

街角の動物病院には犬、ネコ、ウサギなどが来ます。
家畜病院では家畜である牛、馬、豚などを診ています。

動物用の薬はそれらの動物用に作られています。


モモンガからゾウまで飼育している動物園用には作られていません。


一粒の錠剤に含まれている薬の量では多すぎる場合がよくあります。

そんな時に活躍している器械のひとつがこれ、ミルサーです。
ミルサーが来るまでは乳鉢ですってつぶしていました。
とっても便利です。


今日は人用の薬をニホンザル用に調整します。

人間用ですから10~15kgのニホンザルには多すぎます。
(余談ですが、錠剤の大きさや錠剤に含まれる薬の量は日本で売られているものと欧米で売られているものでは違うようです。体格の違いですかね・・・)
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中身をざらざらっと移します。
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がーっと粉砕してもらいます。楽ちん楽ちん
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簡単に粉になってくれました。
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秤で量って、薬包紙に包んでおしまい。

50個作って、約1時間の作業。


今日もこのままだと動物が出てこないのでこの1枚。
私も気になっていますが、彼も気になっているようです。
この穴。
そこからは、何も出てこないんだよ。ピリカ
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