2008311(火)

マイクロチップ

獣医×29

マイクロチップ

昨日はまたまた、月に一度のウサギの検査の日でした。

今回はマイクロチップをついでに埋め込みました。

昨年生まれた子どもたちにはすでに埋め込んであるのですが、大人にはまだ埋め込んでいませんでした。

というのも、担当者が顔や模様で個体を区別できていたからです。

しかし、個体識別を正確に行い管理を徹底することは健康管理の上からも重要です。

特に、いつまでも同じ担当者とは限りません。

新しい担当者がすぐ分かるように区別できるようにしなければなりません。

区別の方法としては、ハサミで耳に切れ込みを入れる方法などがありますが、考慮の末、子どもたちと同じようにマイクロチップを入れることにしました。
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マイクロチップとは大きさ約2x13mmの小さな棒状のものです。
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これに専用の読み取り機を近づけると15桁の番号が表示されます。

番号以外に体温を表示できる高性能のチップと読み取り機もあります。
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埋め込みにはこのような注射器を使います。
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すでに針の中にチップが仕込んであり、動物に注射するだけです。

犬を飼育されている方はご存じですよね?



マイクロチップを埋め込む事を法律で義務づけられている動物がいます。

特定外来生物といい外来生物法で「生態系、人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼすおそれのある外来生物」と指定された動物(アライグマなど)です。

特定動物といい動物愛護管理法で「人の生命・身体または財産に害を加えるおそれがある動物」と指定された動物(マンドリルなど)です。

これらの動物は持ち主を特定するために義務づけられています。

詳しくは環境省のホームページ外部リンクをご覧下さい。


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