2011211(金)

生きるためなら?


生きるためなら?

今日は副担当で鳥類舎を担当しました

今、鳥類舎の小鳥類は二つに分かれています

寒さに弱い鳥たちは室内に

寒さに耐える鳥たちは外にいます

その外にいる鳥の中にキツツキの「アカゲラ」がいます

アカゲラは木にとまり、穴を開け木の中にいる虫を探して食べています

また、木の幹に穴を開けそこに巣を作り卵を暖め子育てもします

まさに木をつついて、生きています

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鳥類舎の壁にはよーく見ると
穴だらけ!

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この穴の多くは昔いたアカゲラがあけたモノです

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しかし、良くこんな所に開けたなぁと思います

薄緑の壁の下には少し段があり、爪をかけることができます

そして、壁に開けた穴に爪をかけ上に上にと登っていったのでしょう

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つつくことができるように
板があったり、止まり木があったり、切り幹があったりします

飼育下では、つついて探さなくても食べることができますが

やっぱりつつかずにはいられないんですね

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よーく見ると扉にも穴が開いています
柔らかいゴムの所も

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残念ながらつついている動画を撮ることができませんでした

鳥類舎で是非ご覧下さい





1995年、ディスカバリー号(スペースシャトル)のセラミック断熱外壁に穴を開け発射を遅らせたという事件もありましたね

この時以来、NASAは発射台周辺に市販の鳥よけのためのフクロウの模型や風船を配置するようになったそうです










それにしても

そんなにつついて、頭がくらくらしないのでしょうか?

キツツキはつつくことで脳しんとうはおこさないようです

キツツキの頭部の構造は、つついた時の衝撃を体全体に分散して受けとめるようにできている。強い打撃を生みだす体の構造や動きが、体のうける打撃をやわらげる働きもしている。

???

1.くちばしはまっすぐぐで、先が細く基部が太いので頭にかかる衝撃が減少
2.頭骨は厚く、隙間が少ないく、くちばしを支える骨が発達し頭全体で衝撃を吸収
3.骨を支える筋肉が発達しているので衝撃を吸収している

???

まぁヤギや牛のなかまでは頭をぶつけ合う動物も脳しんとうを起こしません

人間だって時速120kmを超えるサッカーボールをヘディングするサッカー選手も大丈夫

ようは脳しんとうを起こさない動物と言うことですね





また、キツツキの舌はとても長い

木の中にいる虫を長い舌で引っ掛けて取り出し食べます

長い舌は後頭部を回って鼻まで届くように収納されています

すごいですね

その舌にはとげ状の突起がついているのでいろいろな物に引っ掛かってしまいます

以前、保護で持ち込まれたアカゲラを養生させていたのですがタオルに舌を絡ませて、大変なことになったことがあります


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