2017128(土)

夢と寒波のお話

『獣舎の鍵を閉め忘れていないかひたすら各獣舎を点検して回り続ける』
という夢をたまに見る駱馬師匠です。

実際の作業でも全て終わった後、一度確認しているのに不安になって獣舎に戻ったりします。鍵の閉め忘れなんてもってのほかですからね。用心に越したことはありません。

ちなみに、先輩方や上司に聞くと何人か「自分も鍵の閉め忘れに関する夢を見たことがある」と言う人を発見。飼育員あるあるなのでしょうか?

                ☆

 最近は大寒波、大雪、そして強風と寒い日々が続きますね。

特に先週は寒波でここ帯広も軒並み-20℃を下回り、更に雪が降ってと冬を大満喫した一週間でした。

飼育員はしっかり防寒対策していますがそれでも限界があり、外の放飼場を掃除中に指先の感覚が無くなったり寒さで顔が固まったりと体に様々な支障をきたしつつ飼育作業を行っています。

それでは、そんな寒波の中での動物たちの様子をご紹介しましょう。

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自ら雪に突っ込んだであろうバイソンのドルトン。寒さで髪の毛だけでなく、鼻周りの毛に付いた吐く息の水蒸気が凍って白髪になっています。
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小屋の中から雪が降る外を眺めるラマの梅ノ輔。何を考えているのでしょう?
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こちらはエサ台前で休むラマの小梅。背中の白い雪が雪の強さを物語ります。
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ステージで走り回った後なのですっかり雪まみれのゴマフアザラシのマシロ。

 寒くてもへっちゃらで走り回る動物、寒くてすぐ獣舎の中に入りたがる動物、雪を不思議そうに食べてみる動物。寒さや雪に対するそれぞれの反応が見ていてとても興味深いです。

「寒さや雪に対する反応」に注目して見てみると、また違った発見があるかもしれませんよ。


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