2008年7月3日(木)
ハリオアマツバメ
保護動物×24
今朝、ハリオアマツバメが保護で持ち込まれました。
地面にいるところを保護されました。
地面にいただけで?と思うかもしれませんが、、、
この鳥、地面から飛び立つことができないんです!
このように翼が長すぎて上手く飛び立つことができないんです。
じゃあどうするの?って。
地面に降りないんです。
降りちゃったときはどうするのか?木などに登って飛び立ちます。
今回も何らかの理由で降りてしまっただけならよかったのですが、違いました。
目は閉じたままで、口をパクパクさせ、首を後ろに反らし、ギャーっと苦しそうに鳴いています。体もほとんど動かしません。
どこかにぶつかった可能性が高いです。
あまり知られていないと思うんですが。(みなさん知っていました?実は私だけが不勉強?)ハリオアマツバメの最高飛行速度は時速350kmです!速い速いと言われるハヤブサの狩りのスピードとほぼ同じです。これより速い鳥はグンカンドリ(時速400km以上)ぐらいです。
そこまで速いスピードは出ていなかったとしても普通のスピードでも速いのでぶつかる衝撃は半端ではありません。
残念ながら治療の甲斐無く昼前には亡くなってしまいました。
ここであまり間近で見ることがない。ハリオアマツバメの体を見せてもらいましょう。
まず、名前の由来、ハリオ(針尾)です。本当に針のように堅く尖っています。
虫を捕らえやすいように大きな口
すごいですね。
あと、私は持ち込まれる鳥の血液をよく見ます。ハリオアマツバメにはほぼ全ての個体の赤血球の中にHaemoproteus(ヘモプロテウス)という寄生虫がいます。
赤い矢印で示した赤血球の核(鳥類の赤血球には核があります。哺乳類にはありません。)の周りが青く染まり黄色い粒が見えると思います。さらによーく見ると薄赤く染まった核を見ることができます。
これが寄生虫です。Haemoproteusの仲間の1種です。(すいません。ついてこれていますか?)病原性は明らかにされていませんが持ち込まれる鳥にはたまに見ることができます。先日持ち込まれたエゾフクロウにもいました。
ご安心を!人間には悪影響はありません。
本日のウツベツ川のカモ
地面にいるところを保護されました。
地面にいただけで?と思うかもしれませんが、、、
この鳥、地面から飛び立つことができないんです!
このように翼が長すぎて上手く飛び立つことができないんです。
じゃあどうするの?って。
地面に降りないんです。
降りちゃったときはどうするのか?木などに登って飛び立ちます。
今回も何らかの理由で降りてしまっただけならよかったのですが、違いました。
目は閉じたままで、口をパクパクさせ、首を後ろに反らし、ギャーっと苦しそうに鳴いています。体もほとんど動かしません。
どこかにぶつかった可能性が高いです。
あまり知られていないと思うんですが。(みなさん知っていました?実は私だけが不勉強?)ハリオアマツバメの最高飛行速度は時速350kmです!速い速いと言われるハヤブサの狩りのスピードとほぼ同じです。これより速い鳥はグンカンドリ(時速400km以上)ぐらいです。
そこまで速いスピードは出ていなかったとしても普通のスピードでも速いのでぶつかる衝撃は半端ではありません。
残念ながら治療の甲斐無く昼前には亡くなってしまいました。
ここであまり間近で見ることがない。ハリオアマツバメの体を見せてもらいましょう。
まず、名前の由来、ハリオ(針尾)です。本当に針のように堅く尖っています。
虫を捕らえやすいように大きな口
すごいですね。
あと、私は持ち込まれる鳥の血液をよく見ます。ハリオアマツバメにはほぼ全ての個体の赤血球の中にHaemoproteus(ヘモプロテウス)という寄生虫がいます。
赤い矢印で示した赤血球の核(鳥類の赤血球には核があります。哺乳類にはありません。)の周りが青く染まり黄色い粒が見えると思います。さらによーく見ると薄赤く染まった核を見ることができます。
これが寄生虫です。Haemoproteusの仲間の1種です。(すいません。ついてこれていますか?)病原性は明らかにされていませんが持ち込まれる鳥にはたまに見ることができます。先日持ち込まれたエゾフクロウにもいました。
ご安心を!人間には悪影響はありません。
本日のウツベツ川のカモ
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