20081116(日)

角(つの)、切りました。


角(つの)、切りました。

今月10日、もうすっかり冬仕様となった、
エゾシカのオスの 角を切りました。


エゾシカの ツノは、春から生えて、
ぐんぐんと伸び続け、来年の春に抜け落ちて、
またすぐに その年の角が生えてきます。


ほおっておいても抜けるものを、
どうして わざわざ切るのかというと、、、


その答えは簡単、危険だからです!!


まず、動物と私たち飼育係の両方が怪我をしないように
麻酔で眠らせることが 必須になります。

最初の写真は、麻酔の注射器(?)が刺さったところです。


しばらく倒れないようにずっと踏ん張っていましたが、、、

エゾシカが ペタンと倒れこみました。

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そして、作業を始める前に、
まずは獣医が しっかり眠っているかを確認しに行きます。


さぁて、、これから角切りだ。
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と、みんなシカの周りに行ってみると・・・


なんと、シカが 大ジャンプしました!!!


松葉カキで突いて、手でさわっても起きなかったのに、

危険を感じると、最後の力を振り絞るようにして、

私たちの前から逃げました。

そして、私たちも逃げました。


 動物ってすごい・・・。


場所を移して、エゾシカのオスはまた睡魔と闘っています。

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今度は 大丈夫みたいです。


エゾシカ君には悪いのですが、
至近距離で飛び起きられると大怪我の危険があるので、
体重をかけて 角を押さえます。

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今年は、ちょっと変わった切りかたをしました。
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ちょっと長めに切って、
来年の春、角が抜け落ちた日を
わかりやすくするためです。
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眠らされたり、角を踏まれたりと、
なかなか大変な1日になりましたが、
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それでも、その日の夕方には
エゾシカは いつものように元気でした。


エゾシカはこれから本格的な繁殖期に入ります。

繁殖期になると、オスはだんだんと気性が荒くなり、
メスに対してもその角を向けることがあるのです。




そして、角を切った 次の日。

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シカって、、


やっぱり

同じ方向をむくんですね。


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