2008714(月)

シカ の 角


シカ の 角

「 角(ツノ)のある動物 」 というと
ウシや ヤギや ヒツジに サイなど、様々な動物がいますが、
みなさんは どんな動物を思い浮かべるでしょうか!?

今回は、そんな 「 角 」 のある動物の中でも、
北海道になじみの深い 「 エゾシカ 」 の
「 角 」 に注目してみました。


まだまだ季節は 春の頃 5月 17日。
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まだ 「 角 」 とは呼べないような、
ちいさな出っ張りが 頭の上に出てきました。


それから少したって 5月 29日。
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角は 小さいながらも先端が ふたつに分かれています。

正面から 見るとこんな感じです。
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暦の上では 季節は 「 夏 」 6月 4日。
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まだまだ角は 小さいですね。


上の写真から一週間もたっていない 6月 10日。
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たった6日間で、こんなにも大きくなりました。
まだまだ見慣れた 「 シカの角 」 にはなっていませんが、
ここまで大きくなれば、もう まさしく 「 角 」 です。

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青草を美味しそうに 食べています。


そこから 2週間後の 6月 28日。
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角は かなり大きくなってきました。
後ろの方の先端が、またふたつに分かれてきました。


そして、また少したって 7月 4日。
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( 画像が悪くてすみません・・ )
あと少しで、見慣れた 「 シカの角 」 の形です。


そして 昨日、7月 13日。
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もう 見慣れた 「 シカの角 」 の形ですね。


形は しっかり 「 シカの角 」

でも、どこか 見慣れた感じがしません。


どこが違うのか、、、

この角は 「 茶色 」 ですが、
みなさんのイメージの中にある「 シカの角 」 は
「 白 」 ではないでしょうか?

でも、ご安心下さい。
このシカが おかしいわけではありません。

もともと シカの角は、皮膚に包まれた
「 袋角(ふくろづの) 」 と呼ばれる状態で生えて、
そのまま大きくなります。

そして、角が大きくなった後に、角を覆っていた皮膚の血流が止まり、
だんだんと 乾いていって、、まさに角が 枯れていきます。
そして、角の先端から 皮膚が破れて、
みなさんにも お馴染みの 白いシカの角になっていきます。

その際、角の先端の破れたところから、出血して、
シカが 怪我をしたように見えることもあるんです。



ちなみに、、の 5月 2日。

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これから 2ヶ月と ちょっとで、ぐいぐい と生えて、伸びてきました!


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