200894(木)

アライグマ と スイカ


アライグマ と スイカ

夏の くだもの。


というと、みなさんは どんな果物を想像しますか?


私は、やっぱり メロン と スイカ。


そして、飼育係1がホッキョクグマにあげたように、

たくさんの スイカがきました!!


そこで、、長年の夢だった、

スイカを 丸ごと ひとつ。

アライグマに与えることができました。


スイカ自体は 初めてではないのですが、
さすがに まるごと は初めてで、、

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でも、すぐスイカにかじりつきました!
さすがはアライグマ、食べ物への反応は上々です。


外側の皮を食べて、だんだんと中の赤い部分が見えてきました。


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ご存知の方も多いとは思いますが、
アライグマは「外来種」と呼ばれる
「害獣」に指定されています。


そんなアライグマは、
農家の方々が一生懸命育てた農作物をも食べる、
いわゆる「食害」を引き起こしています。


その「食害」は様々な農作物におよび、
トウモロコシや、カボチャ、そして 今回のようなスイカも、、

そして、そのスイカを食べる際には、
外側の皮の部分に穴を開けて、
その穴から前足を突っ込んで、
器用に中身だけを くり抜いて 食べて、

見た目は まるで普通のスイカ。

という 話しを聞いたことが聞いたことがあったのです。


その話しを聞いた時は「本当なの!?」と、
信じられませんでした。

その話しの 真実性を確かめたい、そんな思いもあって
今回は まるごとの スイカを 与えてみました。


ちなみに、アライグマは食べるのに集中しているので、
こんな時は エサを食べるのさえ邪魔しなければ、
こんなに近くまで寄って写真を撮ることができます。

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さっそく、赤い 中身の部分がでてきましたが、、、

かじりついいているだけです。
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スイカの皮にできた穴は広がりましたが、
まだ、ガブガブと かじるだけです。



さらに穴は広がり、、、


やっぱり 動物園で飼育されているアライグマは
自然界を生きているアライグマとは 違うのかなぁ・・・


と、思っていたら


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ついに、前足を使いだしました!!!



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写真がぼけて ちょっと見づらいですが

確かに 前足でつかんだスイカの赤い部分を
器用に 口まで運んで 食べています!!


想像していたものより 皮にできた穴は大きかったのですが、
本当に前足を使ってスイカの中身を取り出して食べています。



ですが、今日はここまで、
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アライグマの体に比べて、スイカが大きくて、
食べすぎが心配なので、何日かに分けて与えてみました。



そして、次の日。


昨日、あんなにたくさん食べたのにもかかわらず、
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スイカにかぶりつきます。

さすが アライグマ。


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また スイカに夢中です。


そして、慣れた感じで、
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中身をくり抜きます。


さすがにお腹いっぱいになってきたようで 離れていき、
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今日はここまで。



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中の赤い部分はほとんどなくなりました。


でも、穴の方を下にして ふせてみると・・・
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まるで 普通のスイカみたい。

まさに うわさで聞いたとおりの 食べかたです。



そして、さらに 次の日。

そのまま与えてみると、、、

スイカの皮も ほとんど残ってはいませんでした。
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最近は「外来種」や「害獣」と呼ばれ、
邪魔者扱いをされることが多いアライグマですが、


アライグマを 日本に持ち出してきたのも、
アライグマを 野に放ってしまったのも 私たち人間なのです。


私たち人間が 作り出した問題だとしても
現実に困っている人がいる以上、
アライグマの生存権だけを守れば良い というような
簡単な 問題ではありません。


ただ、これ以上 アライグマと同じような
悲しい動物を作るのだけは止めて欲しい。


それだけは、強く 強く 思います。


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別名、悩める営繕班長です。

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