飼育係2(237)
2010年10月1日(金)
10月の企画展が始まりました。
飼育係2×237
10月の始めの日、
今月の企画展が始まりました。
その内容は、
写真のタイトルにあるように
トラ、、、そして、ストロングです。
まず最初のボード上では、
トラの生態の一部をご紹介しています。
ところどころに、
生前のストロングの写真を使って作りました。
そして、次のボードでは、
世界的なトラの状況を、
100年前のトラの生息数と
現在のトラの生息数を比較して
お伝えできればと思っています。
そして、
私の中で、一番大切な
3つめのボードでは、
今まで撮りためていた
ストロングの写真を選りすぐり
個性的なコメントと
共に 掲載しました。
ちなみに、今回のコメントは
あえて飼育係の仲間に書いてもらいました。
私が書くと
どうしても重たくなりすぎて、、
あきらめました。
今回の企画展も場所は、
ホッキョクグマ舎近くにある「こども会館」で
期間は、11月3日までとなっています。
ストロングの亡くなってから、
何かを形にしたくて、
限られた時間の中で作ったのなので
内容的には不完全な部分もあるかもしれません、
でも、私なりの想いのこもった
企画展となっていますので、
夏期開園中にご来園される際には
ぜひ一度足をお運びください。
今月の企画展が始まりました。
その内容は、
写真のタイトルにあるように
トラ、、、そして、ストロングです。
まず最初のボード上では、
トラの生態の一部をご紹介しています。
ところどころに、
生前のストロングの写真を使って作りました。
そして、次のボードでは、
世界的なトラの状況を、
100年前のトラの生息数と
現在のトラの生息数を比較して
お伝えできればと思っています。
そして、
私の中で、一番大切な
3つめのボードでは、
今まで撮りためていた
ストロングの写真を選りすぐり
個性的なコメントと
共に 掲載しました。
ちなみに、今回のコメントは
あえて飼育係の仲間に書いてもらいました。
私が書くと
どうしても重たくなりすぎて、、
あきらめました。
今回の企画展も場所は、
ホッキョクグマ舎近くにある「こども会館」で
期間は、11月3日までとなっています。
ストロングの亡くなってから、
何かを形にしたくて、
限られた時間の中で作ったのなので
内容的には不完全な部分もあるかもしれません、
でも、私なりの想いのこもった
企画展となっていますので、
夏期開園中にご来園される際には
ぜひ一度足をお運びください。
この記事のURL|2010-10-01 18:34:10
2010年9月13日(月)
ありがとうございます
2010年9月9日(木)
ストロングが亡くなりました。
飼育係2×237
9月7日 午後1時頃、
シベリアトラの「ストロング」が亡くなりました。
飼育係として、
全ての動物には対して、同じ「命」として
平等に向き合っていかなくてはいけない、
そう考えていますが、
正直、一番 思い入れがあり、
幸せに暮らしてくれることを
強く願っていた飼育動物だっただけに
ショックが大きく、、
また、多くの皆様方に対して
「申し訳がない」思いが尽きません・・
ストロングは、
1997年 4月8日、東山動物園生まれで
1歳の誕生日を迎える前の 1998年 3月11日に
おびひろ動物園へとやってきてくれました。
まだ体も小さく 幼さの残る姿でした。
北海道の冬も
元々が寒い地方の動物なだけあって、
元気に過ごしてくれました。
体は、あっという間に大きくなり
水浴びをする姿や
寒さに強いトラの姿、
また、リラックスした表情で
私たちを楽しませてくれました。
死亡当日、異変の一報が私の耳に入ったのが
9月7日 午前11時40分頃
その後、
午後1時に ストロングは亡くなりました。
死因は、「肺水腫」だそうです
ただ、肺水腫にいったった原因が未だにはっきりせず
現在 詳しい検査がおこなわれています。
実は、
ストロングの死亡が
突然だったためか、
未だ 私自身が
頭ではわかっていても
心が理解していないような、
もうあの場所に
ストロンがいないことを
理解するのが怖い、
そんな自分がいるような気がします。
でも、ちゃんと前を向かないとダメですよね。
ストロングへ、
今まで 一緒の時間を過ごさせてくれて ありがとう
長生きさせてあげれなくて ごめんね
君に、ちゃんとお礼をいいたかったなぁ
シベリアトラの「ストロング」が亡くなりました。
飼育係として、
全ての動物には対して、同じ「命」として
平等に向き合っていかなくてはいけない、
そう考えていますが、
正直、一番 思い入れがあり、
幸せに暮らしてくれることを
強く願っていた飼育動物だっただけに
ショックが大きく、、
また、多くの皆様方に対して
「申し訳がない」思いが尽きません・・
ストロングは、
1997年 4月8日、東山動物園生まれで
1歳の誕生日を迎える前の 1998年 3月11日に
おびひろ動物園へとやってきてくれました。
まだ体も小さく 幼さの残る姿でした。
北海道の冬も
元々が寒い地方の動物なだけあって、
元気に過ごしてくれました。
体は、あっという間に大きくなり
水浴びをする姿や
寒さに強いトラの姿、
また、リラックスした表情で
私たちを楽しませてくれました。
死亡当日、異変の一報が私の耳に入ったのが
9月7日 午前11時40分頃
その後、
午後1時に ストロングは亡くなりました。
死因は、「肺水腫」だそうです
ただ、肺水腫にいったった原因が未だにはっきりせず
現在 詳しい検査がおこなわれています。
実は、
ストロングの死亡が
突然だったためか、
未だ 私自身が
頭ではわかっていても
心が理解していないような、
もうあの場所に
ストロンがいないことを
理解するのが怖い、
そんな自分がいるような気がします。
でも、ちゃんと前を向かないとダメですよね。
ストロングへ、
今まで 一緒の時間を過ごさせてくれて ありがとう
長生きさせてあげれなくて ごめんね
君に、ちゃんとお礼をいいたかったなぁ
この記事のURL|2010-09-09 14:28:30
2010年7月30日(金)
アライグマの能力実験。
飼育係2×237
今日、午後。
十勝支庁の環境生活課から
アライグマが
ペットボトルの中のエサを
捕れるかどうかを調べたい。
との依頼がありました。
実際にそのペットボトルを見るまでは
「何のことやら??」
と思っていましたが、
みなさんの真剣なまなざしと、
工夫されたペットボトルを見て
「これはマジだね」と感じました。
ペットボトルの仕掛けは
見たままで、
空のペットボトルの上から
針金を通し、
その針金にエサの
落花生が刺さっている、
そんな仕掛けです。
始まってすぐに、
ペットボトルに駆け寄る
オスの「ラス」
それほど苦労することもなく
全ての落花生を食べつくしました。
お次は、
おばあちゃんアライグマとなった
メスの「カル」の番です。
目には見えるけど
届かない・・・。
でも、そのうち
下からなら届くことに気が付くと
器用な前足を使い、
カルも見事に全ての落花生を
食べることができました。
さて、この実験が
何のための実験なのかというと・・・
アライグマしか捕ることのできない
エサの仕掛けを作って、
これを設置した場所に
アライグマがいるかどうかを調査する
そんな仕掛けが
ちゃんと機能するかの実験でした。
そして、お次は
元々北海道に住む
在来動物の「エゾタヌキ」で実験です。
エゾタヌキまで
全てのエサを食べられると、
この仕掛けは
アライグマの生息調査には
使えないことになってしまします。
ペットボトルの
下の方の落花生は
順調に食べられてしまいました。
でも、
アライグマほど
前足の器用さを持ち合わせていない
エゾタヌキは、
奥の方の落花生を
捕ることができませんでした。
今回の実験は飼育動物での実験だったので、
野生動物の場合に
こんなにハッキリとした結果が
出るかはわかりませんが、
この仕掛けは
しっかりと機能するようでした。
飼育係として
アライグマ担当を続けてきて、
最近 特に、アライグマについての
取材や問い合わせが
急に増えてきたように感じます。
これは「外来生物」である
アライグマの生息数と、その影響の
増加の表れなのかもしれません。
十勝支庁の環境生活課から
アライグマが
ペットボトルの中のエサを
捕れるかどうかを調べたい。
との依頼がありました。
実際にそのペットボトルを見るまでは
「何のことやら??」
と思っていましたが、
みなさんの真剣なまなざしと、
工夫されたペットボトルを見て
「これはマジだね」と感じました。
ペットボトルの仕掛けは
見たままで、
空のペットボトルの上から
針金を通し、
その針金にエサの
落花生が刺さっている、
そんな仕掛けです。
始まってすぐに、
ペットボトルに駆け寄る
オスの「ラス」
それほど苦労することもなく
全ての落花生を食べつくしました。
お次は、
おばあちゃんアライグマとなった
メスの「カル」の番です。
目には見えるけど
届かない・・・。
でも、そのうち
下からなら届くことに気が付くと
器用な前足を使い、
カルも見事に全ての落花生を
食べることができました。
さて、この実験が
何のための実験なのかというと・・・
アライグマしか捕ることのできない
エサの仕掛けを作って、
これを設置した場所に
アライグマがいるかどうかを調査する
そんな仕掛けが
ちゃんと機能するかの実験でした。
そして、お次は
元々北海道に住む
在来動物の「エゾタヌキ」で実験です。
エゾタヌキまで
全てのエサを食べられると、
この仕掛けは
アライグマの生息調査には
使えないことになってしまします。
ペットボトルの
下の方の落花生は
順調に食べられてしまいました。
でも、
アライグマほど
前足の器用さを持ち合わせていない
エゾタヌキは、
奥の方の落花生を
捕ることができませんでした。
今回の実験は飼育動物での実験だったので、
野生動物の場合に
こんなにハッキリとした結果が
出るかはわかりませんが、
この仕掛けは
しっかりと機能するようでした。
飼育係として
アライグマ担当を続けてきて、
最近 特に、アライグマについての
取材や問い合わせが
急に増えてきたように感じます。
これは「外来生物」である
アライグマの生息数と、その影響の
増加の表れなのかもしれません。
この記事のURL|2010-07-30 16:31:11
2010年6月12日(土)
カンガルーの赤ちゃんが顔をだしました。
飼育係2×237
今日から 一週間以上前
6月3日、夕方
お母さんのポケットから
カンガルーの赤ちゃんが
顔を出しているのを発見しました!!
今までも見たことはありましたが、
自分が第一発見者になったのは
初めてのことで
とっても興奮しました!!
でも、
なかなか写真を撮ることができず
結局、ブログのアップにまで
一週間以上かかってしまいました
でも、それだけ待っただけあって
それなりにいい写真が
とれました!
左側からの連続写真です。
カンガルーのポケットは
半月状のものを
イメージされることが多いですが、
普段は
小さな穴にしか見えません。
こんな感じで・・
体をかたむけても、
前足を地面についても、
ぴょんぴょんと飛び跳ねても、
赤ちゃんは落ちたりしません。
カンガルーのポケットはすごい!
ちなみに、
アカカンガルーは、
オスは全身が茶色っぽく、
メスは灰色っぽい色をしていて、
お腹の中に赤ちゃんがいる
お母さんは
横から見るとこんな感じです。
まだ、
お腹のなかにいる時間のほうが
かなり長いのですが、
運の良い方はまだ幼い
赤ちゃんの顔を
見ることができると思います。
6月3日、夕方
お母さんのポケットから
カンガルーの赤ちゃんが
顔を出しているのを発見しました!!
今までも見たことはありましたが、
自分が第一発見者になったのは
初めてのことで
とっても興奮しました!!
でも、
なかなか写真を撮ることができず
結局、ブログのアップにまで
一週間以上かかってしまいました
でも、それだけ待っただけあって
それなりにいい写真が
とれました!
左側からの連続写真です。
カンガルーのポケットは
半月状のものを
イメージされることが多いですが、
普段は
小さな穴にしか見えません。
こんな感じで・・
体をかたむけても、
前足を地面についても、
ぴょんぴょんと飛び跳ねても、
赤ちゃんは落ちたりしません。
カンガルーのポケットはすごい!
ちなみに、
アカカンガルーは、
オスは全身が茶色っぽく、
メスは灰色っぽい色をしていて、
お腹の中に赤ちゃんがいる
お母さんは
横から見るとこんな感じです。
まだ、
お腹のなかにいる時間のほうが
かなり長いのですが、
運の良い方はまだ幼い
赤ちゃんの顔を
見ることができると思います。
この記事のURL|2010-06-12 17:51:43