飼育係2(237)


2009715(水)

雨降りでも。


雨降りでも。

今日は
まさしく 雨の日。

豪雨、とまではいきませんが

ずっと「ザーザー」


それでも、何日もシトシトと雨が降るよりは
はっきりと

今日は晴れの日、

明日は雨の日、


そんな感じにわかれてくれたほうが
私は ありがたいです。



そんな、ありがたい雨の日。

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こんな日も、
私は トラ舎の中に お肉を隠してみました。

お肉発見!

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がぶり!!

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ストロングにしては小さめなので
すぐに食べ終わってしまいます。

でも、
食べることより
探すことのほうが
重要なんです。


で、

実は、トップの写真にも
お肉が写っていたことに
気がついたでしょうか??


ここです。
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木の上です。


地面は残念ながら水浸しで、
そこにエサを隠すのは
ちょっと気が引けました。

この高~いところの お肉

まずは 1個 ゲット!

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した後の写真です。


最終的には全部 食べることができましたが、

ちょっと苦労しました。

その様子は・・・

いつかお見せできたらいいなぁ、、、


動画をネット上に載せられるように
ただいま勉強中です。




そして、今日の アシカのちびすけ
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人工飼育をする。
と決めた時からお互いのために
人間になるべく慣れるように
飼育を続けた結果、

私たち(飼育係)が
メロメロになっています。



こちらも元気です!!

どこで覚えたのか
(もちろんココしかないのですが・・)

金網にひょいひょい登れるようになってます。
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さらに 下から
登ってきて、、

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つながってしまいました。。。


そして、いつも

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元気にじゃれあっています。

雨なんか関係ないですね。
(屋根がありますしね)



そして、夕方見かけた ピリカ。

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遊び疲れたのか
ねむたそうでした。

天気がいまいちの時の方が
テンション上がったりするんですよね。



この記事のURL2009-07-15 20:08:34

2009629(月)

キツネか、タヌキか


キツネか、タヌキか

さて、この写真の動物は
なんの動物でしょうか?

まだ赤ちゃんといえる頃・・
だと思います。

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この動物を初めて見たとき、

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私は「エゾタヌキだぁ!」

と、思っていました。


・・・このお話のオチに

すでにお気づきの方も
いるのではないでしょうか。



そうです、この3頭は
最近、小獣舎に入ってきた
「キタキツネ」です!!


昨日のブログでもご紹介した
キタキツネの3兄弟の
まだ 保護されてすぐの頃の写真です。


そして、下の写真は
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6月10日に撮った写真です。

少しずつですが だんだんと見慣れた
キタキツネっぽい色に近づいてきました。


で、それからしばらくして、

動物病院の少し広い所へいどうしました。

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元気がありすぎて
写真がうまく撮れません・・


そんなキタキツネの子どもたちは

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病院の一室で
すくすくと元気に成長していきました

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もう すっかり

キツネ色
ですね。



そして、6月28日の午後
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小獣舎へやってきてくれました。


今では だんだんと
3頭 それぞれの
個性が表れてきました。

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この3頭が、
どのように成長していくのか
これからが楽しみです!!

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初めてあった時は
こんな寝顔

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今では

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こんな寝顔になりました。



この記事のURL2009-06-29 18:09:17

2009628(日)

キタキツネの3兄弟


キタキツネの3兄弟

上の写真は、まだ幼い子ギツネ

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その3兄弟の中の 1頭です。

この3頭のキタキツネは
5月30日に保護されてきて、
おびひろ動物園の動物病院で、
今日の午前中まで暮らしていました。

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今日の午前中まで・・・?


じゃあ、今はどこに!?

それは、もちろんここです

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今まで世話をしていた獣医と一緒に
小獣舎の「キタキツネ」のスペースに
3頭の子ギツネたちをはこびました。



保護した野生動物は、
できる限り野生に返す。

これが動物園のルールですが、

今回は、野生での暮らし方、エサの取り方など・・
それら全てを知らない子ギツネを野生に返しても
生きていける可能性が限りなく低い。

今回はそういう判断でした。



しばらくの間 暮らしていた
コンクリートの上ではなく
やわらかい砂の上で

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新しい場所の匂いをかいだり、
地面の砂をほったり、
2頭で じゃれあったり、

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まだ幼い子ギツネたちは
本当にいろいろな表情を見せてくれます。


そして、隣人(?)も、
どうやら隣が気になるようです。

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器用なアライグマの前足が
届かなくてホッとしました。

ちなみに3頭ともオスなのだそうです。


子供の成長が速いのは、
人間も動物も同じですが、

キツネの時間は、人間の時間より早いので
子供のキツネでいる時間も短いです。

なかなか見る機会のない 子ギツネ達

その姿を直に見てみたい方は
おびひろ動物園 小獣舎まで
ぜひお越しください。

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以前までここにいたキタキツネの「ツネ」

「ツネ」が入院をしたのが 5月29日から、

子ギツネたちが保護されたのが 5月30日。


今までいた キツネ 1頭を戻すより、
3頭の子ギツネを飼育したの方が
きっと小獣舎は 人気がでるだろう。

でも、私の中では、
「ここに入るのは ツネ!!
子ギツネたちは違う場所で
人気者になってくれ!」


そう決めていました。


でも、
まるで 入れ替わる命を待っていたかのように
ツネは その息を引き取ってしまいました・・。


今日から 小獣舎はとってもにぎやかになりました。


でも、やっぱり どこか寂しい

そんな 担当者です。


この記事のURL2009-06-28 20:01:41

2009622(月)

トラ舎、変わっています。


トラ舎、変わっています。

今回のトップの写真は
去年の秋のものです。

さて、

このブログをご覧の方の中には
すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、


最近、トラ舎 変わりました。


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そして、この「ストロング」に
愛されていた木も、

今はなくなっています。


実は、根元のあたりが腐ってきて、
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もしかしたら、いつか
倒れるかもしれない・・と
怖くなって倒しました。

愛されすぎて、
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ボロボロの

ベタベタです。


そして、今は

新しい木が立っています。

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この姿はなかなか見られませんが、

最近は、たまに新しい木にも
ちょっかいを出したりしています。

そして、

それ以外にも

ちょっと変わっています。


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さて、どこが変わったでしょう?

(あっ、落ち葉は今回は関係なしです。)


この記事のURL2009-06-22 19:36:48

2009620(土)

キタキツネの ツネ が亡くなりました。


キタキツネの ツネ が亡くなりました。

キタキツネの「ツネ」が
6月18日の午後、永眠しました。。


ツネは、1997年6月に、
豊頃町で保護されて帯広動物園へやってきました。

保護されてきたので正確な年齢は不明ですが、
当時は幼い幼獣だったようなので、
おそらく12歳ぐらいだったのだと思います。


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「ツネ」は私が最後の担当者であるのと同時に、

私が おびひろ動物園の飼育係になって
初めて担当した動物でもありました。


まだ新しい長靴に穴を空けられたこともありましたし、
その動きの あまりの速さに驚かされたりもしました。


ペット以外の「動物」と
ほとんどふれ合ったことのない 私にとって
「ツネ」は野生動物というものを
直接教えてくれた先生でもありました。



今年の5月に入ってから、
ツネのおしりのあたりに、
何かできもののようなものが見つかり、

どうやら、
それは腫瘍だということで
5月29日に手術を行い、
摘出してもらいました。


それからは動物園内の病院での
入院生活となりました。

手術後すぐのころは
ショックが大きすぎたのか
エサも食べないで、あまり動かない状態で、、


とても心配しました。。。


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それから何日かして、

「エサを食べましたよ」
と言ってもらえてたときは


これで元気になる!!

小獣舎に帰れるよ!!!


とっても うれしかったです。


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でも、結局その想いはかないませんでした・・・


野生のキタキツネの
寿命は4~5年ほど
といわれるなかで、


ツネ は 長生きしたと思います。


もう命の寿命が尽きてしまったんだね・・
と、思いながらも

でも、
もう一度だけでいいから
長く暮らした小獣舎に
帰ってきてほしかたったです。



今まで ありがとう。

そして、

おつかれさまでした。



この記事のURL2009-06-20 19:54:52

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飼育展示係 11
別名、悩める営繕班長です。

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