飼育係2(237)

昨日に続き、今朝も とても寒かったです。

と、いうよりも
昨日よりも 今朝のほうが寒かったです。


シマウマの水飲みも凍っていました。

手で持てるくらい 氷には厚みがありました。

そして、水飲みの水を入れ替えると・・
警戒心の強いシマウマが 目の前まで水を飲みにきました。


もしかして、、、君は、


氷があったから 水が飲めなかったのかい？？


野生動物なのに なんて軟弱な！！


でも、そういえば、、

シマウマは温かいところの動物でしたね・・。


そりゃあ仕方がないか。


おびひろ動物園では、
本格的な冬が来ると
外にある水飲み用の入れものは
夕方には全て 空にします。

水を入れたままにしておくと、
次の日の朝には 中の水が全て凍って、
大変なことになるからです。



そして、今日の「えぞた」

今日も たくさんの落ち葉を中に投入しました！


君は 落ち葉の中に入れたエサを
ぐいぐいと探してくれるよね。

とても「犬」っぽい写真も撮れました。

見た目だけだと 「わん」とか鳴きそうです。


・・・鳴かないんですけど ね。


でも、
エゾタヌキの鳴き声は 私も聞いたことがないので、
私も どんな鳴き声なのかはわからないです。

「エゾタヌキは ほとんど鳴かない」のだけは
エゾタヌキの生態として当たっていると思います。



そして、、


おや！？




やったーー！！




でも、、肉のちからです・・・・。

今朝は とっても寒かったですね。

もう冬は近いなぁ、と感じながらフラミンゴプールへいくと
表面が凍っていました。


そして、
ガン・カモ池には飼育されていないはずの カモが！！

野生のカモがちゃっかりエサをもらいにきています。
でも、カナダガンに怒られて 一時退却です。

今日は ２つがいの カモの夫婦がいました。
オスの羽はすっかり冬仕様ですね。


野生動物に むやみにエサを与えることは、
自然のバランスを壊すことにもつながり、
おびひろ動物園では「良くないこと」としていますが、
雑種のカモが 発生する状況まではいっていないので、
まだ(!?)このカモたちを追い返すようなことはしていません。



今日は鳥だらけですね・・ 休業中の「ベル」です。
鳥の冬支度、「換羽」の真っ最中です。

最近は特に 羽がたくさん抜け落ちています。


外で仕事をしているとよく感じるのですが、
最近は とっても日が暮れるのが早いです。
５時ごろには 外はもう真っ暗。 もうすぐ１１月ですもんね。
（実際の感じに近く写るように、露出を調整しました。）

窓が曇りすぎていて 中がよく見えませんが・・・。

写っていたのは「フラミンゴ舎」

寒さにあまり強くないフラミンゴたちは
冬になると、温かな日中以外の長い時間を
このフラミンゴ舎の室内で過ごします。

おびひろ動物園には 緑が多く、
大きな木も、小さな木も、草だってたくさん生えています。


そんな自然が多いおかげで、
「季節感」をとっても感じることができます。


秋の代表は、落ち葉。
大きな柏の葉や、
色とりどりの紅葉の葉もいっぱい落ちています。


以前、私はエゾタヌキの「エゾタ」のところで
その落ち葉を利用しましたが、


あ～～～～～～～～んまりにも たくさんの落ち葉があるので、


次に考えたのが、こちらです。

そうです、トラです。ストロングです。
今は、
あまり利用されていないプールの中を落ち葉でいっぱいにして、
落ち葉のプールを作ってみました！
でも、、
あまり気に入った感じではないようで、、、





どうにも、手が出ない・・・。

夕方に見てもほとんど手付かずでした。トホホ。

今日は「漂着アザラシの会」が動物園にきてくれました。


さて、「漂着アザラシの会って？？」という、
疑問が 浮かんだ人も、浮かばなかった人も、

「漂着アザラシの会」とは、

北海道のアザラシの将来を見守る市民団体として
２００８年３月に誕生した団体で、
迷子のアザラシの救護、海岸清掃、アザラシの調査・研究、
教育普及活動を主な活動内容としているそうです。

まだまだ 新しい団体なので、
認知度は まだこれからというのも 仕方がないですよね。


そして、その活動の一環として、今日は おびひろ動物園へ
アザラシについてのお話しをしにきてくれました。

かわいい絵の描いてあるフリップなどで、
アザラシの体、生態についての お話しをしてくれました。

お話しの中に クイズもまじえて、
とても良い盛り上がりでした！！

そして、明日２６日（日）も
「漂着アザラシの会」のお話しがある予定になっています。
気になった方はぜひ お話しを聞きにきてください。


お話しの後には、アザラシのエサやりがあります。
なので その間は、アザラシたちのエサは ちょっとおあずけ。


でも、

もの凄く


こんな写真が撮りやすい！！


初めて まともに正面から写真が撮れました！！

横から見た感じとは またちょっと違う感じがします。


そして、
そんな「漂着アザラシの会」の活動の中には、
「アザラシレスキュー１１０番！！」というものもあり、

主に、４月～６月頃、
アザラシの赤ちゃんは お母さんアザラシからはぐれて
海岸に流れ着くことがあるので、そんなアザラシを見つけて
電話をすると救護にあたってくれるそうです。

了解を得てはいないので電話番号は載せられないのですが、
アザラシを守っていこうという真剣な気持ちが伝わってきました。


そして、、

今日の ピリカ。


君も、

どちらかというとアザラシが 大好きなほうだよね・・・・。

今日は 久しぶりにぽかぽかとした陽気で、
「あ～ 今年のこんな日は 今日で最後かなぁ」
なんて感じていました。


そんな今日から１日前の、昨日は
とても風が強く、緑から茶色に変わった
木の葉が、落ち葉となって たくさん落ちてきました。


ところで、
落ちてきた落ち葉は どこにいくのでしょう？

おびひろ動物園の 落ち葉には行き先が何ヶ所かあるのですが、

今日、落ち葉の新しい行き先を
ひとつを開拓して、、しまいました。

閉園してから、のはずが、
落ち葉そうじのついでに・・・つい。
　　（ここが今日のタイトルです。）

小獣舎の エゾタヌキ「えぞた」の室内に入れてしまいました。


で、何をするのかというと

コレです！

どうぶつが大好きで、私も使うのが大好きな、
「にぼし」です。


掃除の後などには にぼしを小さく粉々にして、
小獣舎にいる動物達の室内にばらまくのですが、

今日は、その落ち葉の中に、


すると！

当たり前かもしれませんが
さがす、さがす、さがす。

小獣舎にいる 動物達の暇な時間と、ストレスを
少しでも減らせてらいいな、と、思って
こんな感じで 毎日のように続けています。


落ち葉は これからますます たくさん落ちてくるので、
「えぞた」の様子が良ければ、
もっとたくさんの落ち葉を入れてみたいと思ってます。


そして、今日も園内の 「もみじ(？)」を撮ってみました。


この木は 観覧車の下にある木です。

園内には、(たぶん)同じ木が 他にも何本かあるのですが、
他の木はまだ あまり紅葉は始まっていません。

とても近くにはえているのに
なんだか不思議ですよね。