飼育係2(237)
2008年3月28日(金)
春の ねがお
飼育係2×237
天気の良い日に撮った 「 ゴマフアザラシ 」 の
「 カイ 」 と 「 モモ 」 です。
ゴマフアザラシ は、私の担当動物ではないのですが、
単純に 私が好きなので・・ 登場回数が多いですよね。
寝てるなぁ・・
と、思って近づいたら 気がつかれました。
やっぱり動物は、感覚が鋭いです!
3月も中頃は 暑いくらいだったのですが
最近は、なんだか急に寒くなった気がします。
これが春に見られる 「 三寒四温 」 という気候なんでしょうね。
今日も 天気が悪くて綺麗な写真が撮れなかったので、
撮り貯めた 写真を使って更新しました。
今回のテーマは、『 春眠 暁を覚えず 』 です。
私たち人間だけでなく、動物たちも春にはよく寝ている姿を見かけます。
続いて、カバの 「 ダイ 」 の寝姿です。
目が開いているようにも見えますが、これでもしっかりと寝ています。
でも、夏でも 秋でも いつも寝ていましたね・・・
続いて、
「 チャップマンシマウマ 」 の 『 かあさん 』 の寝姿です。
オリの写っていない写真を撮ろうと 近づいていくと・・
こちらも やっぱり、気が付かれました!
お次は、フラミンゴです。
長~~い首を たたんで
片足で 足ってたまま寝るのが フラミンゴスタイルのようです。
ちょっと横のほうも 見てみると・・
おや!? 地面に座っている フラミンゴもいます。
近くから見ると、こんな感じです。
私は、今では このフラミンゴの足に慣れましたが、
フラミンゴが座っている姿を 始めて見たときは・・
飼育係なのに、
「 えっ!? フラミンゴの足って・・こっちに曲がるの!?? 」
と、思ってしまいました。
鳥の足の関節は、つま先の部分が 前にくるように曲がるのですが、
ほとんどの鳥は足を曲げると、羽毛の中に足が隠れているので、
鳥の足がどちらに曲がっているかをじっくり見る機会はあまりないですよね。
「 カイ 」 と 「 モモ 」 です。
ゴマフアザラシ は、私の担当動物ではないのですが、
単純に 私が好きなので・・ 登場回数が多いですよね。
寝てるなぁ・・
と、思って近づいたら 気がつかれました。
やっぱり動物は、感覚が鋭いです!
3月も中頃は 暑いくらいだったのですが
最近は、なんだか急に寒くなった気がします。
これが春に見られる 「 三寒四温 」 という気候なんでしょうね。
今日も 天気が悪くて綺麗な写真が撮れなかったので、
撮り貯めた 写真を使って更新しました。
今回のテーマは、『 春眠 暁を覚えず 』 です。
私たち人間だけでなく、動物たちも春にはよく寝ている姿を見かけます。
続いて、カバの 「 ダイ 」 の寝姿です。
目が開いているようにも見えますが、これでもしっかりと寝ています。
でも、夏でも 秋でも いつも寝ていましたね・・・
続いて、
「 チャップマンシマウマ 」 の 『 かあさん 』 の寝姿です。
オリの写っていない写真を撮ろうと 近づいていくと・・
こちらも やっぱり、気が付かれました!
お次は、フラミンゴです。
長~~い首を たたんで
片足で 足ってたまま寝るのが フラミンゴスタイルのようです。
ちょっと横のほうも 見てみると・・
おや!? 地面に座っている フラミンゴもいます。
近くから見ると、こんな感じです。
私は、今では このフラミンゴの足に慣れましたが、
フラミンゴが座っている姿を 始めて見たときは・・
飼育係なのに、
「 えっ!? フラミンゴの足って・・こっちに曲がるの!?? 」
と、思ってしまいました。
鳥の足の関節は、つま先の部分が 前にくるように曲がるのですが、
ほとんどの鳥は足を曲げると、羽毛の中に足が隠れているので、
鳥の足がどちらに曲がっているかをじっくり見る機会はあまりないですよね。
この記事のURL|2008-03-28 15:15:09
2008年3月23日(日)
珍しい カバのプール
飼育係2×237
温かくなって、アザラシや、ホッキョクグマなどの獣舎では、
次々とプールに水を入れられるようになりました。
そして、カバのプールにも水が入りました!
でも、昼間は温かくても、朝晩は冷え込むようで、、、
凍りました・・・
アザラシや、ホッキョクグマとは違い、
カバの 「 ダイ 」は 夜中は室内の中にいます。
気温が下がる時間に 水が動かない分、凍りやすいようです。
一瞬、水に見えるところでも 薄い氷で全体がおおわれていました。
「 これは・・ ダイは プールに入るのかなぁ 」 と 思いましたが、
とりあえず、いつものように 大好物の 『 おから 』 を置いて
ダイの 登場です!
出てきて、さっそく おからをバクバクと食べだしました。
そして、おからもなくなって・・
なんと、ダイは 氷のはったプールに向かいました!
そのまま プールに入るのか!?
と、思いましたが、、 水を飲んで・・
いると 思ったら、次は 氷を食べだしました。
そして、やっぱり プールには入らず、いつものお気に入りの場所へ
お昼前に 見に行っても、ダイは寝てばかり
プールに入ってはいないようでした。
午後2時くらいに行くと
やっぱり、寝てました。
いくら プールが好きでも
氷が浮いてるような 冷たい水に入るのは カバも苦手のようです。
次々とプールに水を入れられるようになりました。
そして、カバのプールにも水が入りました!
でも、昼間は温かくても、朝晩は冷え込むようで、、、
凍りました・・・
アザラシや、ホッキョクグマとは違い、
カバの 「 ダイ 」は 夜中は室内の中にいます。
気温が下がる時間に 水が動かない分、凍りやすいようです。
一瞬、水に見えるところでも 薄い氷で全体がおおわれていました。
「 これは・・ ダイは プールに入るのかなぁ 」 と 思いましたが、
とりあえず、いつものように 大好物の 『 おから 』 を置いて
ダイの 登場です!
出てきて、さっそく おからをバクバクと食べだしました。
そして、おからもなくなって・・
なんと、ダイは 氷のはったプールに向かいました!
そのまま プールに入るのか!?
と、思いましたが、、 水を飲んで・・
いると 思ったら、次は 氷を食べだしました。
そして、やっぱり プールには入らず、いつものお気に入りの場所へ
お昼前に 見に行っても、ダイは寝てばかり
プールに入ってはいないようでした。
午後2時くらいに行くと
やっぱり、寝てました。
いくら プールが好きでも
氷が浮いてるような 冷たい水に入るのは カバも苦手のようです。
この記事のURL|2008-03-23 19:02:14
2008年3月22日(土)
アメリカバイソン の お話し
飼育係2×237
今日は、とっても温かくて 「 初夏!? 」 という感じでした。
そんななか、ほとんど雪もなくなって、
どことなく嬉しそうな メスの バイソンたち
腰のあたりで
少しだけ、毛がわりのきざしが 見えてきました。
これから 毛がわりが 全身に広がっていきます。
ですが、いっぺんに 「 ズバッ!! 」 とは抜けてくれずに、
ちょっとづつ ちょっとづつ抜けるので、
その時は、毛を集めるのが大変なんです・・
ちなにみ、知ってる人は 知っている
バイソンは、ウシ科です! ウシの仲間です!
なので、ひづめ はこんな感じです。
ツメの先が2つに分かれた、まさに 『 偶蹄目!! 』
そして、同じ 「 偶蹄目 」 の仲間の
「 エゾシカ 」 と 「 バイソン 」 の 『 鼻 』 です。
どうですか? 似ていますか?? それとも似ていないかな??
そして、いっぽう オスたちは・・
ときどき、こんなふうに 頭をぶつけあって、力比べをして、
自分たちの中の 「 順位 」 を決め合います。
ですが、今回のは それほど真剣ではありません
なぜなら・・・
扉が ひらくと 隣の住まいへ まっしぐら!!
今のは ちょっとした 「 小競り合い 」 でした。
こんな感じで、力比べをして より強いものから 先に移動する
動物たちには そんな 「 ルール 」 があるんです。
ですが、これは 動物園の中での ルールなので、
実際に 野生のバイソンがどんな行動をするのか、
実は 想像でしかわからない部分があります。
なぜそうなったか、、
それは 『 アメリカバイソンの悲劇 』 に関係しています・・・
--------------------
ヨーロッパからアメリカに 白人が渡ってくる前、
ネイティブアメリカン(インディアン)にとって、バイソンは貴重な食糧で、
その皮は服や靴、そして 角はコップやスプーンにもなりました、
バイソンは生活の要で、必要以上に狩をする事はなかったのです。
18世紀頃までは6,000万頭もいたバイソンの悲劇は、
ヨーロッパからアメリカに渡って来た白人の移住を契機に始まりました。
白人の移住をしてから、1830年以降、主に商業用の狩猟が始まり、
1860年代には、列車からバイソン狩りができるという
ツアーまでもが 現れました。
そして、白人と インディアンの対立が激しくなると、
インディアンに対抗するため、バイソンの数を減らすことが
政府によって奨励されたり・・
このような様々な 行為によって、
ついには大平原の バイソンの大群がいなくなってしまい、
1887年には、イエローストーン国立公園に保護されていた
200頭と その他の地で 飼育されていた バイソンなど
合計541頭が絶滅を免れただけでした・・・
実に、最盛期の 「 約 100.000 分 の 1 」 の 頭数です。
その後、19世紀末から20世紀に入ってイエローストーン国立公園、
ウィンチタマウンテン野生動物保護区などの多くの保護区が設置され、
1990年代には、60,000頭ほどにまでその数を回復しました
しかし、それでも 200年前の 「 1.000 分 の 1 」 の頭数です。
それに、たとえ 数字的な事実が 回復しても、
アメリカバイソンの暮らし そのものが回復したわけではないのです・・
計り知れないほどの大群の 大移動によって、踏み固められた地面、
そして、それによってできたといわれる 広大な平原 「 プレーリー 」
その歴史の過程を 見ることは 今は できません・・・
そんななか、ほとんど雪もなくなって、
どことなく嬉しそうな メスの バイソンたち
腰のあたりで
少しだけ、毛がわりのきざしが 見えてきました。
これから 毛がわりが 全身に広がっていきます。
ですが、いっぺんに 「 ズバッ!! 」 とは抜けてくれずに、
ちょっとづつ ちょっとづつ抜けるので、
その時は、毛を集めるのが大変なんです・・
ちなにみ、知ってる人は 知っている
バイソンは、ウシ科です! ウシの仲間です!
なので、ひづめ はこんな感じです。
ツメの先が2つに分かれた、まさに 『 偶蹄目!! 』
そして、同じ 「 偶蹄目 」 の仲間の
「 エゾシカ 」 と 「 バイソン 」 の 『 鼻 』 です。
どうですか? 似ていますか?? それとも似ていないかな??
そして、いっぽう オスたちは・・
ときどき、こんなふうに 頭をぶつけあって、力比べをして、
自分たちの中の 「 順位 」 を決め合います。
ですが、今回のは それほど真剣ではありません
なぜなら・・・
扉が ひらくと 隣の住まいへ まっしぐら!!
今のは ちょっとした 「 小競り合い 」 でした。
こんな感じで、力比べをして より強いものから 先に移動する
動物たちには そんな 「 ルール 」 があるんです。
ですが、これは 動物園の中での ルールなので、
実際に 野生のバイソンがどんな行動をするのか、
実は 想像でしかわからない部分があります。
なぜそうなったか、、
それは 『 アメリカバイソンの悲劇 』 に関係しています・・・
--------------------
ヨーロッパからアメリカに 白人が渡ってくる前、
ネイティブアメリカン(インディアン)にとって、バイソンは貴重な食糧で、
その皮は服や靴、そして 角はコップやスプーンにもなりました、
バイソンは生活の要で、必要以上に狩をする事はなかったのです。
18世紀頃までは6,000万頭もいたバイソンの悲劇は、
ヨーロッパからアメリカに渡って来た白人の移住を契機に始まりました。
白人の移住をしてから、1830年以降、主に商業用の狩猟が始まり、
1860年代には、列車からバイソン狩りができるという
ツアーまでもが 現れました。
そして、白人と インディアンの対立が激しくなると、
インディアンに対抗するため、バイソンの数を減らすことが
政府によって奨励されたり・・
このような様々な 行為によって、
ついには大平原の バイソンの大群がいなくなってしまい、
1887年には、イエローストーン国立公園に保護されていた
200頭と その他の地で 飼育されていた バイソンなど
合計541頭が絶滅を免れただけでした・・・
実に、最盛期の 「 約 100.000 分 の 1 」 の 頭数です。
その後、19世紀末から20世紀に入ってイエローストーン国立公園、
ウィンチタマウンテン野生動物保護区などの多くの保護区が設置され、
1990年代には、60,000頭ほどにまでその数を回復しました
しかし、それでも 200年前の 「 1.000 分 の 1 」 の頭数です。
それに、たとえ 数字的な事実が 回復しても、
アメリカバイソンの暮らし そのものが回復したわけではないのです・・
計り知れないほどの大群の 大移動によって、踏み固められた地面、
そして、それによってできたといわれる 広大な平原 「 プレーリー 」
その歴史の過程を 見ることは 今は できません・・・
この記事のURL|2008-03-22 18:42:13
2008年3月19日(水)
オオワシの 水浴び
飼育係2×237
おびひろ動物園の ワシ・タカ舎や、コンドル・フクロウ舎のなかには
必ず 「 たらい 」 があります。
それも、体がすっぽりと入るくらいに 大きな たらいです。
あきらかに、水を飲むには多すぎる量の水が、鳥たちには必要です、
何に使うのかというと、水浴びをするために この大きさなのです。
水の凍らない あたたかな気温になると
色々な動物が、また違った行動をするようになりますが、
ワシ・タカ舎にいる ワシや タカ、ハヤブサたちは
このたらいで よく水浴びをするようになります。
なかでも 「 オオワシ 」 の水浴びは とても迫力があります!
まず、その大きな体をごと たらいの中にすっぽり入ります。
でも、タカ科に属する、オオワシは
とっても警戒心が強く、また目も とても良いので
写真を撮っている人などがいると、キョロキョロと周りを気にします。
そして、、、
カメラは気になりますが、水浴びをしたい気持ちが勝ったようです
大きめの たらいでも オオワシが入ると きゅうくつそうです。
それでも、やっぱり気持ちよさそう
そろそろ、終わりかな・・
気分も、さっぱり! 春ですね。
ちなみに、水浴びをする前の羽は、もっと まとまっています。
比べていただくと、羽の濡れた感じがよく伝わるでしょうか?
気持ちのいい 水浴びも、真冬にやると体中が凍ってしまいます。
なので、冬の間は たらいを用意しても ほとんど使ってくれません。
そして、たらい は・・
左が、使用前のたらいで、右側が、使用後です。
使った後は、水もへり、オオワシの体についていたよごれが浮いています。
この 水浴びを 行なう鳥はもちろん オオワシ だけではありません。
その他の様々な鳥たちが、水浴びを しています。
また、水浴び以外にも、「 砂浴び 」 などをする鳥もいて・・
さらに 「 アリ浴び 」 なんてことをして
体を綺麗にする鳥もいるそうです。
さすがに 「 アリ浴び 」 は見たことがありませんが、
冬の間は、「 雪浴び 」 をしているカラスを園内でたまに見かけました。
「 水浴び 」 などの行為は、鳥たちが羽毛の手入れのためにするもので、
この 「 水浴び 」 を行なって、羽毛の汚れをおとしておかないと、
防水や、保温性能に悪影響をおよぼし、
最悪の結果 命の危機にもつながりかねない
鳥たちにとっては とても大切なことなのです。
必ず 「 たらい 」 があります。
それも、体がすっぽりと入るくらいに 大きな たらいです。
あきらかに、水を飲むには多すぎる量の水が、鳥たちには必要です、
何に使うのかというと、水浴びをするために この大きさなのです。
水の凍らない あたたかな気温になると
色々な動物が、また違った行動をするようになりますが、
ワシ・タカ舎にいる ワシや タカ、ハヤブサたちは
このたらいで よく水浴びをするようになります。
なかでも 「 オオワシ 」 の水浴びは とても迫力があります!
まず、その大きな体をごと たらいの中にすっぽり入ります。
でも、タカ科に属する、オオワシは
とっても警戒心が強く、また目も とても良いので
写真を撮っている人などがいると、キョロキョロと周りを気にします。
そして、、、
カメラは気になりますが、水浴びをしたい気持ちが勝ったようです
大きめの たらいでも オオワシが入ると きゅうくつそうです。
それでも、やっぱり気持ちよさそう
そろそろ、終わりかな・・
気分も、さっぱり! 春ですね。
ちなみに、水浴びをする前の羽は、もっと まとまっています。
比べていただくと、羽の濡れた感じがよく伝わるでしょうか?
気持ちのいい 水浴びも、真冬にやると体中が凍ってしまいます。
なので、冬の間は たらいを用意しても ほとんど使ってくれません。
そして、たらい は・・
左が、使用前のたらいで、右側が、使用後です。
使った後は、水もへり、オオワシの体についていたよごれが浮いています。
この 水浴びを 行なう鳥はもちろん オオワシ だけではありません。
その他の様々な鳥たちが、水浴びを しています。
また、水浴び以外にも、「 砂浴び 」 などをする鳥もいて・・
さらに 「 アリ浴び 」 なんてことをして
体を綺麗にする鳥もいるそうです。
さすがに 「 アリ浴び 」 は見たことがありませんが、
冬の間は、「 雪浴び 」 をしているカラスを園内でたまに見かけました。
「 水浴び 」 などの行為は、鳥たちが羽毛の手入れのためにするもので、
この 「 水浴び 」 を行なって、羽毛の汚れをおとしておかないと、
防水や、保温性能に悪影響をおよぼし、
最悪の結果 命の危機にもつながりかねない
鳥たちにとっては とても大切なことなのです。
この記事のURL|2008-03-19 15:16:28
2008年3月18日(火)
園内の 木の伐採
飼育係2×237
先日、動物園内の木の伐採作業がありました。
動物園は 動物を展示しながら、
また「 自然保護 」 も推進する 施設ですが、
お客さんに危険がおよばないように、
園内に危険な木があれば それを切らなくてはなりません。
今回、切ることになった 木は、ワシ・タカ舎の前に生えている、
私が 「 にせアカシア 」 とよんでいる木です。
もともとは、こんなにも大きい木でした。
それを、去年の開園中にも、伐採して小さく 軽くしたのですが、
冬の間も、この木は 強い風が吹くたびに「ギシギシ」「グッ グー」と
なんとも いや~な音を立てていて、
このまま開園しては 「 もしも 」 の危険があるため、
開園前に切ってしまうしかない、という判断でした。
これだけ大きな木だと 私たちの 手には負えず、
朝早くから、専門の業者さんにきてもらいました。
どうやら、大きな機械で人を持ち上げ、上から分割して切るようです。
次は、反対側、、 そして、残った下のほう
さすがは、木のプロ! みるみるうちに 木は切られ
小さくなっていきました。
最後は、一番太い 幹の近く
チェーンソーで切ってから
さらに楔(くさび)を打って 倒します
ついには、最初の写真のような 切り株になりました。
プロの方に年輪を数えてもらうと、
樹齢はおよそ 60~65年くらいだったそうです。
60年 かけて大きくなった木は、
たった1日で、小さな切り株になってしまいました。
ですが、ここは動物園!
大切な木を 無駄にはいたしません!!
この大きな木は形を変え、
( とはいっても木のままですが・・ )
色々な ものに生まれ変わります。
動物たちのために 何かを作るときは、
プラスチックや、コンクリートで できたものより、
やっぱり、自然物で作られた物の方が動物たちは よろこびます。
バイソンの中に立っている 体を こするための木や、
サル山にある木、コンドルが止まる木、アライグマが登る木、などなど・・
今までも色々なところで 切った木は使われてきました。
そして、最後に残った切り株は・・・
今では 天然素材100%のイス になりました。
この 「 にせアカシア 」 なぜ 『 にせ 』 と付くのかというと、
木は 専門外なので詳しくは知らないのですが・・
もともと日本にある 「 アカシア 」 の木とは違う種類の木で、
「 アカシア 」 に似ているから 通称「 にせアカシア 」 といわれる
『 木の 外来種 』 らしいです。
動物だけではなく、植物にも 外来種・・
今、自然は 大切で保護しなくてはならない。
でも、外来種は・・?
もっと、たくさん 広く勉強しなくてはいけないな、と 今回は感じました。
動物園は 動物を展示しながら、
また「 自然保護 」 も推進する 施設ですが、
お客さんに危険がおよばないように、
園内に危険な木があれば それを切らなくてはなりません。
今回、切ることになった 木は、ワシ・タカ舎の前に生えている、
私が 「 にせアカシア 」 とよんでいる木です。
もともとは、こんなにも大きい木でした。
それを、去年の開園中にも、伐採して小さく 軽くしたのですが、
冬の間も、この木は 強い風が吹くたびに「ギシギシ」「グッ グー」と
なんとも いや~な音を立てていて、
このまま開園しては 「 もしも 」 の危険があるため、
開園前に切ってしまうしかない、という判断でした。
これだけ大きな木だと 私たちの 手には負えず、
朝早くから、専門の業者さんにきてもらいました。
どうやら、大きな機械で人を持ち上げ、上から分割して切るようです。
次は、反対側、、 そして、残った下のほう
さすがは、木のプロ! みるみるうちに 木は切られ
小さくなっていきました。
最後は、一番太い 幹の近く
チェーンソーで切ってから
さらに楔(くさび)を打って 倒します
ついには、最初の写真のような 切り株になりました。
プロの方に年輪を数えてもらうと、
樹齢はおよそ 60~65年くらいだったそうです。
60年 かけて大きくなった木は、
たった1日で、小さな切り株になってしまいました。
ですが、ここは動物園!
大切な木を 無駄にはいたしません!!
この大きな木は形を変え、
( とはいっても木のままですが・・ )
色々な ものに生まれ変わります。
動物たちのために 何かを作るときは、
プラスチックや、コンクリートで できたものより、
やっぱり、自然物で作られた物の方が動物たちは よろこびます。
バイソンの中に立っている 体を こするための木や、
サル山にある木、コンドルが止まる木、アライグマが登る木、などなど・・
今までも色々なところで 切った木は使われてきました。
そして、最後に残った切り株は・・・
今では 天然素材100%のイス になりました。
この 「 にせアカシア 」 なぜ 『 にせ 』 と付くのかというと、
木は 専門外なので詳しくは知らないのですが・・
もともと日本にある 「 アカシア 」 の木とは違う種類の木で、
「 アカシア 」 に似ているから 通称「 にせアカシア 」 といわれる
『 木の 外来種 』 らしいです。
動物だけではなく、植物にも 外来種・・
今、自然は 大切で保護しなくてはならない。
でも、外来種は・・?
もっと、たくさん 広く勉強しなくてはいけないな、と 今回は感じました。
この記事のURL|2008-03-18 19:25:47