2010328(日)

反芻するには・・・


反芻するには・・・

久しぶりのブログです。
もう春なのに、冬眠していてすみません。

というのも今回は私の記念すべきブログ100個目!

渾身の一発を!と考えていたら時間がたってしまった。

私の悪いところです・・・。


で、そのネタは、やっぱりキリンでしょ!
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キリンは反芻動物。


「反芻」を知らない方もいるかもしれません。

「反芻」とは「はんすう」と読みます。
意味1:一度飲み下した食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込むこと。


キリンも反芻できる動物です。人間は、普通できません。
でもきっと、消化がよくなるし、よく噛むから満腹中枢を刺激されてダイエットにもなる。
だから、私もやりたい。やったことないけど・・・。
それに何より、あの長い首でわざわざ反芻しているキリンの気持ちをしりたい!
いつか知ることができるかな?


他にも意味があります。
意味2: 繰り返し考え、よく味わうこと。
動物の反芻から意味が転じたようです。


そしてこれは私が苦手とするもの。
これもできるようになりたいです。

というように、どちらの反芻にもあこがれている私なんですが、
もともと反芻動物が大好き。


いろんな動物たちが反芻する姿をみて幸せを感じています。

(行動学的には反芻という行動は休息行動に含まれており、リラックスモードということを表しています。)



今回はそんな動物たちを紹介します。


やっぱり最初はキリン。

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キリンは反芻して食べ物が首を通っているところをよく見ることができます。
この首の通りかたもキリンによって違います。
速い子、遅い子、2つのかたまりが上って、1つはすぐに戻っていく子、みていてあきません。


続いてはやっぱり反芻といえば牛!
というわけでバイソン。

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この寝てしまいそうな顔がイイ。
ちらりと見える牛タンもステキ。



シカも外せません。

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残念ながら反芻写真ではなく、乾草をむしゃむしゃしているところです。
でもこの口!絶対に反芻できる口をしています。



少し意外なラクダも。

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ウシとは少し胃の構造が違うんですけどね。
でもこのヨダレは反芻できるって物語っています。



変わり種ではカンガルー。

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正確には反芻動物ではないですが、吐きもどして食べるという行動をします。
写真は反芻する寸前シルエット。
けっこう大変そうです。



ウシと同じ偶蹄目のカバ。

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実は残念!反芻できません。
おしいな~!センスのある口してるんだけど!
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偶蹄目の中にもカバのように反芻できない種類がいます。
カバの他にはイノシシの仲間が含まれます。


出てこなかったけど、ヤギやヒツジももちろん反芻動物。



こんな風に、いろんな動物のいろんな反芻っておもしろい。
進化の仕方にも不思議がいっぱいで魅力的。
何よりも反芻している口のずれ具合がたまらない。
反芻はくちゃくちゃして汚い感じがするけれど、動物の生き方って本当に美しいと思います。

最後までマニアックな世界にお付き合いいただき、ありがとうございました。

私もいろんなことを反芻して、成長していきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いいたします!

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