2017825(金)

身近な隣人


身近な隣人

おびひろ動物園内の動物病院の仕事のひとつに

野生鳥獣の保護があるのをご存知でしょうか


毎年春から秋にかけて多くの小鳥などが保護されてきます(冬は減ります)

春~秋は多くの動物の繁殖期、親離れの時期にあたり、この時期に保護が増える傾向があります


保護されてくるのは当然、道東に生息する動物で種類はいろいろ…なのですが

毎年なんとなーく今年は〇〇の保護が多いな…というアタリ年的なものがあります(個人の感想です)

ある年はアカゲラが立て続けに5羽も6羽もやってきたり…。

ある年はフクロウが  〃  。



ちなみに今年はエゾリスの当たり年でした。



短い期間に10頭以上が立て続けに保護され

動物病院は一時期リス部屋のように…

たくさんのリスたちの

体重を計ったり
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ミルクをあげたり
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獣医師だけでは腕の数が足りないのでリス担当や通りがかりの飼育係もちょっと手伝って!!!と引きずり込んで

エゾリスたちはすくすく成長しました

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エゾリスたちが保護されてくる理由はさまざまですが、これまでに

・道に子リスがいて弱っているようだった
・木を倒したら巣があって親リスが子を置いて逃げてしまった
・親リスが車にはねられ死んでしまった

などの事例がありました。

保護が増えるのは気候や環境による生息状況が年によって違うのかもしれませんが

リスが人の目につきやすい所に営巣していて、人と接する機会が多いことも要因のひとつなのではないかと感じています。


エゾリスは園内にも野生で生息しており、帯広では、特に緑ヶ丘公園周辺では身近に暮らしている動物です。

でもどんな風に暮らしているのか、どう接したらいいのかは意外と知らないもの。


そんな身近なようで意外と知らないリスのこと、ちょっと知ってみませんか?


「フォトブックを作ってメッセージを伝えよう!」と「おびZooトークカフェ」が明日、合同開催です

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詳しくは
動物園のHPや飼育展示係7さんのブログをご覧ください!

当日参加も可能ですので気になった方はぜひご来園ください。


飼育展示係が動物園のあれこれをお届けします
現在8ブログが参加中





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