先週の木曜日から日曜日まで４日間、私の仕事を他の職員の方に預けて、愛知県へ行ってきました。
目的は、「次世代の動物園を考える会」。
いつぞやか、飼育展示係１さんのブログでも紹介されていました。

この会は、今年２０周年を迎えるほど、知る人ぞ知る会なのです！
といっても私は２回目で、まだまだ常連になるのは先の話です・・・。

この会の目的は、学生や若い職員に、ベテラン職員の経験や知識を聞く機会を持たせてあげよう、そして今後の動物園を考えていこうという会です。

この会が他の学会と違うところは、懇親会の後に講演会があるということ！
主催者は懇親会をメインに考えており、私もこの考えには同意です（笑）。

さっそく新しい名刺を片手に、いろんな人に挨拶をしに行きました。
いろんな動物園の園長、飼育係、事務の方。業者の社長の方も・・・。
今回は学生もかなり多く、岐阜大学、大阪府立大学などなど。
一番若い子は高校１年生。いやいや感心しました。

ほろ酔いになりながら、先輩方の経験談を聞くことが出来たり、後輩の夢を聞くことができたり、とても楽しい時間をすごしました。

次の日の（本来ならばメインの）講演会では、「大型哺乳類の現状と保護」というテーマで、
ゾウ、ゴリラ、チンパンジーについて著名な先生方の話をきくことができました。

アジアでのゾウの使役についてや、野生のゴリラのこと、チンパンジーの環境エンリッチメントなど、興味深いものばかりでした。

お話の中で、動物園で野生動物を飼うことで、何かメッセージを伝えなくては意味が無いという話題が出ました。
おびひろ動物園の先輩職員の方にも言われていますが、スポットガイドで、どう野生のことを知ってもらうか、何を伝えたいのかを考えなくてはいけないなと思いました。

そんなこんなで、様々な事を感じつつ、とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。

動物園関連の仕事を目指す人には、是非オススメしたい会です。
そして、長年動物園関係の仕事をされている方にも出席して頂きたい会です。
次回は１０月末か１１月に外来種をテーマにするそうです。

（休みの間、代わりをしてくださった皆さん、ありがとうございました～！！）