20091231(木)

WAR DOG  ~彼らの帰る場所


WAR DOG  ~彼らの帰る場所

《軍隊生まれの軍の犬、彼らの居場所はどこ?》



        第二次世界大戦、



   アメリカ軍は本格的に犬を戦場に連れ出した。

   最初、犬の召集には民間が頼りでした。




          集められた犬は
      
          身体検査を受け、

          検査に合格したら、



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     トレーニングセンターに送られます。


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   そこで8~12週間の訓練を受けます。



       訓練には、ガスマスクや銃声に慣れること、

       車酔いをしない身体を作るなど



   軍隊独特なものもありました。



    任務内容は、

        主に見張りや偵察、
    
              地雷を見つけるなどです。



 犬は兵士とペアーで行動します。


        トレーニングでは、


        犬だけではなく

    ハンドラー(指導兵)も訓練を受けました。




戦争が終われば、


    兵士は故郷へ帰還します。



犬は


    そう簡単でありません。



            民間出身の犬は、

             訓練解除訓練という、

             ややこしい過程を経なければ、

             帰れませんでした。



 これで苦労した軍は、

 独自に犬を買い繁殖を進めました。




      軍隊生まれの軍の犬です。


     彼らの帰る場所はどこでしょうか?







     ・・・どこにもありませんでした。







ベトナム戦争では、

4000匹が従軍し、

戦死281匹、

帰還したのは

わずか200匹ほどでした。






       軍の犬は備品でした。




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             不要になれば処分でした。

            毒物を注射され殺されました。



 最前線で兵士を助けたのに・・・・


 彼らは自分の軍に殺されました。




          しかし


      抗議の声が上がりました。



    かつてのハンドラー(指導兵)たちです。




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     結果、2000年に実を結び、

 資格を持つハンドラーに

 軍を離れた犬たちを託すことになりました。



       遅すぎましたが、

       政策は動きました。



             忘れないでください

             かれらのことを必要としていて

             同じように、それ以上に

             おもっている人もいたことを




       あなどらないでください



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             まだ、やれることがある

             まだ、手遅れじゃない

             まだ、間に合う、




       かつてのハンドラーたちが、

     かれらの 《居場所》を作ったのです。




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