ルカ　　「なぁピノちゃん?」

ピノ　　「なあに?」


ルカ　　「最近羊姉さんみいへんなぁ、うち羊姉さんが
一番好きやねん」

ピノ　　「へっ　知らないの」

ルカ　　「なにが」

ピノ　　「羊姉さん、今実家に帰っているんだよ」

ルカ　　「ほんまに?、実家って関西やろ」

ピノ　　「そうだよ」

ルカ　　「なんでや、うちも一緒に関西行きたかった」

ピノ　　「・・・・　ねぇルカちゃん」

ルカ　　「んー?」

ピノ　　「前から聞きたかったんだけど、ルカちゃんて
置戸から来たんだよ」

ルカ　　「せやで」

ピノ　　「なんで関西弁なの?」

ルカ　　「うち、関西生まれやからやで」

ピノ　　「置戸だよね」

ルカ　　「せやで?」

ピノ　　「置戸って北海道の置戸だよね」

ルカ　　「せやで」

ピノ　　「関西じゃないよね」

ルカ　　「置戸は関西や」

ピノ　　「そうなの」

ルカ　　「せやで?　　ピノちゃんは道東の釧路やろ、
うちは関西人や」

ピノ　　「そ　　そうなんだ」

ルカ　　「あぁ～　うちも関西にかえりたかったなぁ」

ピノ　　「あぁお腹すいたね」

ルカ　　「ほんまや　　アッ誰か来た!」


ルカ　　「なんや営繕班長のおっちゃんかぁ
あのおっちゃんなんもくれへんから嫌いや、
なんもくれへんくせに、カメラは向けるんやで!
　　撮影料もらわなあかんね。」

ピノ　　「また誰か来た、今度はクジャク姫だよ、ご飯も持ってる」

ルカ　　「うち、クジャク姫が大好きや、ごはんくれるし、
ほんまにええこやわぁ」

ピノ　　「一番って、羊姉さんじゃなかったの?」

ルカ　　「ちゃうちゃう、クジャク姫が一番や、
はよごはんちょうだいな」

ピノ　　「ルカちゃん・・・・」