どうぶつ「観察日記」_6(202)


2008612(木)

オープニングに花を!


オープニングに花を!

新サル舎   6月15日   「オープン」

日曜日に向けて

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忙しい日々を迎えています

今日はそんな中!

ちょっと~のぞいてみました

まず   チンパンジー ♀  「ヤワラ」の今日の表情は・・・

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もちろん 展示していません

予定では 今日 ♂ の「コウタ」と共に 

屋外に・・・でしたが

でません  でした

次に 今日の  「マンドリル」 ♂

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活発です

僕は 「マンドリル」のたくさんの表情が好きです」

まてよ・・・・「ニホンザル」の表情の次に 好きです

いかん いかん !

次に 今日の  「コモンリスザル」♂2・♀5

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7点の うしろ姿!

く~   「かわいすぎる!」

「人気でるだろなぁ~」     「ほんと かわいすぎる」

まてよ!・・・・・   

「ニホンザルのハヅキ(♀ 8月で1才 )」の次に 「かわいい~」

んー! いかん いかん  !!!

よーし!

今日は  サル山 に!  ロープを 設置しよう!




 ”新サル舎”    ~  あ り が と う !

どんな 花を 咲かすのでしょうか?

気持ちのこもった 獣舎 で あって欲しい!

がんばれ!

さて

今日の ピグミーヤギ ♀ 「すず」

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警戒心が強くて 

なかなか いい表情が?

今日 一番 難しい 撮影 でした  (何枚も写したのですが・・・)

やっぱし 私の担当の ピグミーヤギ ♂ の 「ぴっくー」の性格

警戒心が強い  ところは  似ているのかなぁ~

そんな ぴっくー 

真冬の 出来事を・・・

エサを 与えてから 

5分 ぐらい してから

もう一度   「トカチ・ぴっくー」のいる 獣舎に!

エサが 足りなかったかなぁ~ と 思い

エサを 足しました

その時 ぴっくー は 「スキップ」を 観せてくれました

次の日に もう一度 同じこと 試みましたが

観せてくれませんでした (今まで その1回だけ )

ぴっくー は 難しい 性格だと 私は 思いました

最後に 今日の「淳之介」

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ちゃんと 観ているからね!

黒い瞳 と この愛嬌のある顔!

今日の テーマ は 「どうぶつ の 表情です」

どうか 観察を してみては・・・

自分の 好きな 表情を 動物園で

見つけてみては いかがですか・・・

第12話 どうぶつの表情  end


この記事のURL2008-06-12 22:36:43

200868(日)

見参! (プレゼント~心から)


見参! (プレゼント~心から)

メイン画像は ピグミーヤギ ♂  愛称 トカチ です

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そして 同じくピグミーヤギ ♂  愛称 ぴっくー です


おびひろ動物園 正面入り口 から サル山 を 通過して


        すぐ 右に 坂道があります(左には ぞう の ナナ)


        その坂道を下りまして   (右に公衆トイレ・新サル舎)



        下りましたら すぐ左!  (ミニチュアホースの隣)

        左を まっすぐ 行ってください!(カバの隣です)

そこには
 
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立派な角をした ピグミーヤギ ♂ が 2点います

「トカチ」 「ぴっくー」と 呼びかけると

こちらを振り向きます

気のせい でしょうか?

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最近 ちょっと心配なことがありました

先週 金曜日 雨の日 「ぴっくー」が...

いつもは トカチに 負けずに エサを食べますのに

この日は エサを食べにきませんでした

「ぴっくー」は1人 ずぶぬれで ただ 遠くを見ていました

こんな事は 私は 初めて観る 光景でした

しかし 10分ぐらい 経って 

いつもと 変わらず エサを 食べていました

そして 安心しました

ちょっとしたことだけど あの10分

「ぴっくー」は 何を考えていたのだろう?

        どこかおかしいのでは?

        心配しました。

  でも 今 いつもと変わらず この通り
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強い トカチ に 立ち向かいます        ”ガツン”=安心

そんな 「トカチ」と「ぴっくー」に

柳の木 と 青草 を プレゼント!

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第11話 「ちょと心配事」                   end
  








       


この記事のURL2008-06-08 09:21:02

200866(金)

初球


初球

第10話

6月6日 金曜日

今日は 雨

・ト マ ム の 保 育 園 の み な さ ま

おびひろ動物園 見学

 雨 天 決 行

誠に ”ありがとう ございました”

貸切 でしたね!

そして 今日のお話に登場する

「ニホンザル」   スポットガイド

お付き合い  あ り が と う ご ざ い ま す

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 さて 「初球~スローカーブ」

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「ビックママ」と「ハヅキ」
おびひろ動物園 現在 ♂ 8 点 ♀ 10 点  不明 1 点

        計 19 点 います

   (不明の個体は10日前に生まれたばかりの赤ちゃんザルです)

帯広の気候はきびしいです

特に 冬 -20℃を下回ります

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私は 日本一 きびしい環境下(気候、獣舎等)で

生存している 「ニホンザル」だと思っています

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そんな中 ”個性あふれるニホンザル”が今日も「サル山」で

生存をかけて、生きています

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そんな「ニホンザル」を飼育して

「ニホンザル」から学ぶ事は たくさんあります

「ニホンザル」の飼育をしていて

感じることは 毎日、毎日いかに「変化」を与えられるかが

キーワードになると思っています

それも お金をかけないで 工夫する事

それと 足を使う事 汗をかいて 苦労を惜しまない

”持続可能な変化と工夫”が必要では と思っています

「ストレスで毛が抜けた個体」を観ると 努力不足を感じます

今日は あえて

「初球 ストレートではなく スローカーブから入ります」

おびひろ動物園     サル山

  個性あふれるニホンザル


「愛称」又は「呼び名」を

ご紹介します


「星ザル」                      「クルクル」
                 「サスケ」       「赤ちゃん」

「岡ザル」     「ドランク」 ・          「キッチ」

                    「ドラミ」

               「ダンディ」    「ビックママ」
「横ザル」
                           「ハヅキ」


「池ザル」
          「チーター」      「ロボ」
                           「ピグモ」

              「桂子(カツラコ)」
「ゴリ」                       「カネゴ」




以上 19 点   (中央 4点が エサを最初に食べます)

       ~これから ご紹介する予定です

       サル山観察の一助になれば 幸いです

追伸

   ピグミーヤギ♂に柳の木を与えています

   その写真は 次のブログで載せます

   アヒル・ガチョウ 近年の個体数

   現在 調査進行形中です これは 今後のブログで載せます

  第10話 

  サル山でした

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・・・・おしまい!


この記事のURL2008-06-06 21:21:53

2008531(土)

「さびしんぼうよ! 永遠に」


「さびしんぼうよ! 永遠に」

第9話

A
MOVIE

私は昔中学生の頃、1羽のオカメインコを飼っていました
名前は”さびしんぼう”
それはそれは 気が優しく 美しく 素晴らしい インコでした

ある日 突然  窓の外へ飛び立ちました

そして  
2度と戻って来ませんでした
その時  心に流れていた曲が
ショパンの「別れの曲でした」
(当時 中学校の下校時間に毎日流れていたから)

・・・・・・・

だが そんな事を忘れて歳を重ねてしまいました
それで よかったのだろう
ぼくは 永久に大人にはなれなかったから・・・・

・・・さて 時が経ち いつか 僕は

大人である

大人社会に必要な何を考えているのか、解らない無表情さも身についた


そんな時    動物園に移動して来ました


そして・・・毎日の飼育の中 少年だった頃とは別の

もう一つの横顔を動物たちが見せてくれます

ご紹介しよう 今日の主役 アヒル♂の”さびしんぼう”です
                           (呼び名 比呂)

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そして もう1羽の主役 野生のマガモ♀の”へんてこな子”です

                        (呼び名 はるちゃん)
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このふたりは仲の良い兄弟のような微笑ましい姿を冬季間観る事ができました
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春  鳥たちにとって繁殖期にはいります

恋の季節です

アヒルの”比呂”が   マガモの”はるちゃん”を・・・
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僕は比呂を”さびしんぼう”と呼び 昔大好きだったオカメインコをなぜだか
思い出していました
そして”はるちゃん”は比呂ではない運命の”マガモ”に出会いました
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”比呂”ふられました
その光景には、きっと繊細で甘美な「別れの曲」が流れているのだろう
そんな光景をみなさんはなんとお考えになるのだろうか?

親愛なるフレデリック・ショパンさんへ
あなたがあの痛ましくも輝かしい19世紀の青春に
命をかけて燃やした情熱の炎は
その肉体が滅んでしまった遠い今となってもなおさらに
僕らの感情を激しく揺さぶらないではいない
・・・

おもえばこれこそが
あなたが永遠に願った
真実の恋の勝利というものではなかっただろうか
・・・
さ び し ん ぼ う よ

いつまでも

おーい  さびしんぼう!

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end


この記事のURL2008-05-31 21:14:51

2008530(金)

柳の木を”どうぶつえん”に!


柳の木を”どうぶつえん”に!

動物園では、ビーバー ピグミーヤギ ニホンザルなど

木をかじります

私はニホンザルを飼育担当していますので

環境エンリッチメントの関係上

なるべくサルに毎日、毎日刺激と変化を

与えるために木を入れてみたり

穀物類にドックフードやひまわりの種

野菜類ではにんじんがあまり好きでないために

小さくして(にんじんだけ与える日もある)

アンイージーな時間にあたえます

それは私の考えではなくニホンザルを担当してきた

先輩たちから口頭で伝えられた教えです

それに自らの考えを加えて毎日試行錯誤と工夫をしています


今日はその木を何処から持ち込むかを

お話します

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まず河川法第25条の規定に基づき

河川産出物を採取するために必要な書類を申請し
北海道開発局長から「河川産出物採取許可書」が届いて
初めて柳の木を採取する事が許されます

自然環境に配慮をして
大切な木を 大切に利用します

そして河川への 思いやり すなわち 採取の仕方
切り口は 尖らず 根本から切る そして 切った木は全部持ち込む

それと 怪我をしない様に 気をつけること

以上を守り

今年も頑張って柳の木をどうぶつえんに!

そしてサル山に持ち込みたいと思います

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第8話  完


この記事のURL2008-05-30 19:05:30

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飼育展示係6
しばらく心の引き出しをたくさん作ります
こうご期待ください!

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