2011年10月21日(金)
訃報:エゾシカとうさん
おしらせ×51
しばらくぶりの更新がこのような内容で非常に残念です。
10月15日15:45に
エゾシカとうさんが永眠いたしました。
享年8歳。
エゾシカの寿命にすると、大変若くして亡くなりました。
エゾシカとうさんは2006年におびひろ動物園に来園し、
9頭の子を残した立派なお父さんでした。
昨年からは角切りを止め、エゾシカらしい姿をご覧頂きました。
今年はオスカーの角も伸び、とうさんとの力比べの様子や、
角の成長段階を見てもらうことが出来ると思っておりました。
日々成長してくるオスカーに対して、蹄が悪く、跛行しているにも関わらず、父の威厳というよりは、成獣のオスとしての力を見せてくれるとうさんに、野生動物の力強さも感じていました。
今年の削蹄で蹄病故の巻き爪で蹄が変形しており、今後の削蹄次第で改善出来そうだということで、非常に楽しみにしていた矢先の出来事。
当日は非番だったため、連絡を受けてすぐに駆けつけましたが、残念ながら息を引き取った後でした。
翌日の剖検により、死因は肺出血によるもので、一部には骨折も認められ、どこかに激突した可能性が考えられるとのこと。
もともと、蹄が悪く、動きが緩慢なとうさんでしたが、削蹄後は慣れないためにいつも以上に動き回らない様子でした。
にも関わらず、骨折するほどまでに激突したことを考えると、かなり驚くような出来事があったのではないかと考えられます。
今後は、このような出来事が起こらないよう、施設管理も含めた飼育管理に努めてまいりたいと思っております。
エゾシカ舎の前に来ると、立派な角を持っていることで、
子供達に注目されていたとうさん。
たくさんの家族を残してくれました。
ありがとう。
今はオスカーががんばっています。
10月15日15:45に
エゾシカとうさんが永眠いたしました。
享年8歳。
エゾシカの寿命にすると、大変若くして亡くなりました。
エゾシカとうさんは2006年におびひろ動物園に来園し、
9頭の子を残した立派なお父さんでした。
昨年からは角切りを止め、エゾシカらしい姿をご覧頂きました。
今年はオスカーの角も伸び、とうさんとの力比べの様子や、
角の成長段階を見てもらうことが出来ると思っておりました。
日々成長してくるオスカーに対して、蹄が悪く、跛行しているにも関わらず、父の威厳というよりは、成獣のオスとしての力を見せてくれるとうさんに、野生動物の力強さも感じていました。
今年の削蹄で蹄病故の巻き爪で蹄が変形しており、今後の削蹄次第で改善出来そうだということで、非常に楽しみにしていた矢先の出来事。
当日は非番だったため、連絡を受けてすぐに駆けつけましたが、残念ながら息を引き取った後でした。
翌日の剖検により、死因は肺出血によるもので、一部には骨折も認められ、どこかに激突した可能性が考えられるとのこと。
もともと、蹄が悪く、動きが緩慢なとうさんでしたが、削蹄後は慣れないためにいつも以上に動き回らない様子でした。
にも関わらず、骨折するほどまでに激突したことを考えると、かなり驚くような出来事があったのではないかと考えられます。
今後は、このような出来事が起こらないよう、施設管理も含めた飼育管理に努めてまいりたいと思っております。
エゾシカ舎の前に来ると、立派な角を持っていることで、
子供達に注目されていたとうさん。
たくさんの家族を残してくれました。
ありがとう。
今はオスカーががんばっています。
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