2011年11月6日(日)
いってらっしゃい♪アマちゃん&イザちゃん
その他×89

とんだ早朝からおはようございます。
飼育展示係7です。
外はまだ真っ暗。
朝が遅くなりましたね~。
さてさて、11月3日に夏期開園を終えたおびひろ動物園。
これからのんびり冬支度~♪
なんて、構えていたら
どっこい!!!
翌4日は朝からそそくさとシカ舎でエゾシカとにらめっこ。
ねぇねぇ、ねえちゃん達、そこで何してるの?
と、チビのYUIちゃん。
そうなんです。
エゾシカを分けました。
コレがまた、奇跡的。
分けたい個体は2頭。
しかし、当園のエゾシカのモットーは集団行動。
いかにこの2頭を隔離するかが問題だったわけでございます。
予定日は決まっておりましたので、
日々の観察から、手法を検討しました。
で、
①朝一にエサを与えず南側へ移動。
→ひょいっとだまされるのは若いシカ達。
→結果、該当2個体とオスカーを含む6頭が移動。
→私は「困ったな。」と思う。
②様子を観察。
→北側を掃除しながら、様子を観察。
扉の鍵はちょんがけにしておき、扉前に来たら1頭ずつ出していく寸法。
→最初に来たのはチビのYUIちゃん。
→お次に来たのはチビのコリルちゃん。
③ここからが問題。
→南側に残った4頭。うち2頭は残したい。
出したい2頭はオスカーと発情が来ているちびにさん。
→オスカーに狙われ発狂寸前のちびにさん。コレはムリか?とあきらめそうになるが、むしろ危険なので、やはりこの2頭は出したいと思ふ。
→偶然にもちびにさんが扉前にやってきて脱出成功!!
④まぁ、余分なのが1頭いるが、角があるから判別つくし、これでもイイか?と私、思ふ。
⑤詰めが甘い。
→ちびにさんがいなくなり、ターゲットを変更したオスカー。若気の至りで、手当たり次第に追いかけ回すので、危険。
→しょうがない。ココはエサかと配合飼料を手にオスカーを扉前に引きつけようとすると・・・
→エサに反応したシンディさん。あるならよこせと、もうアタック。身の危険を感じ、エサを撒く。
→ラッキーな事に、オスカーが反応。扉を開けると出てきてくれました。
⑥私、今日ラッキーと思ふ。
こうして、4日の朝、2頭ことアマンダ嬢とイザベル嬢を隔離することに成功したのでありました。
そして、午後。
円山動物園の担当の方が箱と一緒に到着。

そうなんです!!!!
アマンダ嬢とイザベル嬢。
札幌にお引っ越し。だったんです。
と、なると翌5日は輸送となるわけですね。
箱に入れる際は麻酔をかけます。
さぁ、獣医さんの活躍です。

獣医兼スナイパーの後ろ姿をきりん娘さんが激写していました。
で、獣医さんの「うちま~す」の声がかかると
命中です。
幸い、あまりバタバタしなかったので、
思ったよりも時間がかからずに作業が進みました。
麻酔が効いてくるとおねむ~。
しかし、ここで2頭の性格?遺伝?がはっきりと・・・。
アマンダ嬢の母はシンディさん。
おおらかで、人間へっちゃらな肝っ玉かあさん。
麻酔をかける際も、あまり手こずりません。
一方、イザベル嬢の母はマチルダさん。
びびりのくせに意外と強気。
警戒心が強く、麻酔をかけてふらふらしていても
ちょっと刺激を与えると渾身の力で立ち上がるがんばりもの。
・・・やっぱり、母の子ですわ。
イザベル嬢から輸送箱に移そうと思っていたのですが、
担架に乗せようとすると起きるんですねぇ。
何度かトライしているうちに、アマンダはもう大丈夫じゃない?となり、ターゲット変更。
なんのこともない。
ぐっすりお休みのアマンダ嬢。
見事に輸送箱で鎮座。
そして、覚醒。

その間にお休みになられたイザベル嬢。
続いて輸送箱に入りました。
最後はトラックに積み込まれ、シートをかけられ・・・

出発準備完了。
覚醒後、しばらく様子を観察し、ヨシ!!!のGOサインで、
開通した道東道へ、そして円山動物園へと出発していきました。
アマちゃん、イザちゃん。
札幌のシカファミリーにちゃんとご挨拶するのよ。
と、エールを送りながらのお見送り。
夕方、無事搬入との知らせを聞き、ほっと一安心でございました。
ちなみに、この2頭の出産劇はコチラをご覧あれ。
なつかしき、1年前の様子でございます。
今でも思い出される、あのテンパリぶり。
今度、札幌で垢抜けたアマンダ&イザベルを見に行かねばなりませんね♪
飼育展示係7です。
外はまだ真っ暗。
朝が遅くなりましたね~。
さてさて、11月3日に夏期開園を終えたおびひろ動物園。
これからのんびり冬支度~♪
なんて、構えていたら
どっこい!!!
翌4日は朝からそそくさとシカ舎でエゾシカとにらめっこ。

と、チビのYUIちゃん。
そうなんです。
エゾシカを分けました。
コレがまた、奇跡的。
分けたい個体は2頭。
しかし、当園のエゾシカのモットーは集団行動。
いかにこの2頭を隔離するかが問題だったわけでございます。
予定日は決まっておりましたので、
日々の観察から、手法を検討しました。
で、
①朝一にエサを与えず南側へ移動。
→ひょいっとだまされるのは若いシカ達。
→結果、該当2個体とオスカーを含む6頭が移動。
→私は「困ったな。」と思う。
②様子を観察。
→北側を掃除しながら、様子を観察。
扉の鍵はちょんがけにしておき、扉前に来たら1頭ずつ出していく寸法。
→最初に来たのはチビのYUIちゃん。
→お次に来たのはチビのコリルちゃん。
③ここからが問題。
→南側に残った4頭。うち2頭は残したい。
出したい2頭はオスカーと発情が来ているちびにさん。
→オスカーに狙われ発狂寸前のちびにさん。コレはムリか?とあきらめそうになるが、むしろ危険なので、やはりこの2頭は出したいと思ふ。
→偶然にもちびにさんが扉前にやってきて脱出成功!!
④まぁ、余分なのが1頭いるが、角があるから判別つくし、これでもイイか?と私、思ふ。
⑤詰めが甘い。
→ちびにさんがいなくなり、ターゲットを変更したオスカー。若気の至りで、手当たり次第に追いかけ回すので、危険。
→しょうがない。ココはエサかと配合飼料を手にオスカーを扉前に引きつけようとすると・・・
→エサに反応したシンディさん。あるならよこせと、もうアタック。身の危険を感じ、エサを撒く。
→ラッキーな事に、オスカーが反応。扉を開けると出てきてくれました。
⑥私、今日ラッキーと思ふ。
こうして、4日の朝、2頭ことアマンダ嬢とイザベル嬢を隔離することに成功したのでありました。
そして、午後。
円山動物園の担当の方が箱と一緒に到着。

そうなんです!!!!
アマンダ嬢とイザベル嬢。
札幌にお引っ越し。だったんです。
と、なると翌5日は輸送となるわけですね。
箱に入れる際は麻酔をかけます。
さぁ、獣医さんの活躍です。

獣医兼スナイパーの後ろ姿をきりん娘さんが激写していました。
で、獣医さんの「うちま~す」の声がかかると

幸い、あまりバタバタしなかったので、
思ったよりも時間がかからずに作業が進みました。

しかし、ここで2頭の性格?遺伝?がはっきりと・・・。
アマンダ嬢の母はシンディさん。
おおらかで、人間へっちゃらな肝っ玉かあさん。
麻酔をかける際も、あまり手こずりません。
一方、イザベル嬢の母はマチルダさん。
びびりのくせに意外と強気。
警戒心が強く、麻酔をかけてふらふらしていても
ちょっと刺激を与えると渾身の力で立ち上がるがんばりもの。
・・・やっぱり、母の子ですわ。
イザベル嬢から輸送箱に移そうと思っていたのですが、
担架に乗せようとすると起きるんですねぇ。
何度かトライしているうちに、アマンダはもう大丈夫じゃない?となり、ターゲット変更。
なんのこともない。
ぐっすりお休みのアマンダ嬢。
見事に輸送箱で鎮座。
そして、覚醒。

その間にお休みになられたイザベル嬢。
続いて輸送箱に入りました。
最後はトラックに積み込まれ、シートをかけられ・・・

出発準備完了。
覚醒後、しばらく様子を観察し、ヨシ!!!のGOサインで、
開通した道東道へ、そして円山動物園へと出発していきました。
アマちゃん、イザちゃん。
札幌のシカファミリーにちゃんとご挨拶するのよ。
と、エールを送りながらのお見送り。
夕方、無事搬入との知らせを聞き、ほっと一安心でございました。
ちなみに、この2頭の出産劇はコチラをご覧あれ。
なつかしき、1年前の様子でございます。
今でも思い出される、あのテンパリぶり。
今度、札幌で垢抜けたアマンダ&イザベルを見に行かねばなりませんね♪
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