最近、なかなかカメラを構える機会が少なくなった飼育展示係７です。

いけませんねぇ。

私の目がシャッターに、

脳がＳＤカードになればいいのにと日々思います。

でも、そんなホムンクルスにはなりたくありません。

人間らしく生きたいモノです。

そして、動物には動物らしく過ごしてもらいたい。

ささやかな願いです。




さて、先日久しぶりにトラを担当しました。

なんとなく久しぶりな気がします。

朝、様子を見ると床暖の上でのんきにしているタツオさん。

今日も穏やかですね。と思いながら、外に出すために

エサを少々、隠してまわりました。


さぁ!!!タツオさん!!!どうぞ!!!











と思って、扉を開けたのに








タツオさん、外に出てきません。






あれ？と思い、寝室を見てもいません。






あれあれ？




何度、外を見ても、室内を見てもいません。




消えた？



神隠し？


ドキドキしながら、あらゆる確認用の小窓を覗くと、



室内の死角でお花摘み中だったもよう・・・



そういや、そんな音がしていたわね。

音姫がついてなくてよかったわ。



スッキリしたタツオさんは、いつもどおりスタスタと外へ。



そして、まず向かったのがココ。

大きな丸太と小さな丸太の隙間に隠した肉をとろうと必死。


あ～でもない

こ～でもない。と

あきらめたのか？

途方にくれたのか？




続いて向かったはタイヤの中に放りこまれた肉。

と・・・とれない


む・・・

とれん。








いつまでもタツオさんの様子を見ている場合ではなく、

その場を立ち去るまで、肉ゲットならず。






でもですね。

こんな難易度高いところばかりではないんです。

もっと、簡単に目につくところに、ぱくっと食べられる肉も置いてあったんです。

なのに、なぜか、ココから。



そして、室内に収容後、外掃除をすると・・・










最初にトライしたお肉のみ


ゲットならず。








トラは果敢に挑戦する生き物なのか？




タツオさん、もっと賢い生き方もあるような気がする。