おしらせ(51)


201084(水)

フラミンゴニュース解禁


フラミンゴニュース解禁

久方ぶりに鳥類舎にて頭部に爆弾をあびた飼育展示係7です。

こんにちわ。

今は何宝くじやっていますか?


さて、かねてより抱卵を続けていたヨーロッパフラミンゴですが、

実はこっそり?孵化しています。

スポットガイドではいつ頃孵化しますよ~とお知らせしていましたが…

7月26日と28日に1羽ずつ誕生です。

よるの動物園ではガイド中に姿を見せてくれるサービスっぷり。
営業部長に任命したいくらいです。


ちなみに、もう一つあった卵…

予定日を過ぎても孵る気配がなく

本日破卵しておりました。

無性卵だったようです。

画像
現在のところ、このように親鳥に甘えながらすくすくと成長しています。

ぜひ、この可愛い盛りにフラミンゴ舎をのぞいてみてください。








追伸:フラミンゴのヒナは大きくなるのがびっくりするほど早いですよ。


この記事のURL2010-08-04 13:26:11

201083(火)

今月は私です ~エゾシカ展やってマス~


今月は私です ~エゾシカ展やってマス~

夜の動物園を終え、ヘロヘロな飼育展示係7です。

夜の動物園の勤務は2日目までだったのに、なぜか3日目もこっそりとムダに出没していました。

えぇ、動物園が大好きなんです。きっと…

夜の動物園の様子はまた後ほど…

今月の企画展は「ざ・エゾシカ展」にしようと思って、

「ざ」をつけるの忘れました。

なのでただの「エゾシカ展」です。

でも、中身は“ただの”ではない!!!!!












ハズです。


そのつもりです。

意図をくみ取っていただけるとありがたいです。


さて、どんな感じかというと

画像
こんな感じが半分。

残り半分は少し難しいので大人向けです。

ですが、北海道に住む人間として北海道に暮らす動物のことを知ってもらいたいと思っています。

もちろん、北海道以外にお住いの方にも知ってほしいのですよ。

そして、今回の傑作はコレです。

画像
貼絵です。
いつも大活躍の看板娘さんこと画伯に作成してもらいました。

ありがとうございました。ありがとうございました。画伯。

やっぱり、サインを入れておくべきでしたね。

さて、今回の展示は

おびひろ動物園・帯広市図書館・帯広百年記念館・帯広市児童会館の4園館による連携事業「おびひろからわかる?!地球のようす展’10」の一環として開催しています。

他館の行事内容はコチラ外部リンク

それに併せて、8月1日~14日までの2週間「4館周遊クイズラリー」を実施しています。

画像

各園館に設置されているクイズに答え、さらにスタンプを押してください。

解答用紙を帯広百年記念館の常設展示室受付にもっていくと、答え合わせをして景品を貰えます。

どんな景品がもらえるかは…

お楽しみ。

私も欲しいものがありました。

ぜひ、エゾシカ展に足を運んでいただき、さらにクイズラリーに参加してみてください。

エゾシカ展
開催期間:8月1日~31日
開催場所:こども会館(キリンの北側にあるオレンジ色の建物です)


この記事のURL2010-08-03 18:59:36

2010718(日)

君も水鳥になろうではないか!!!


君も水鳥になろうではないか!!!

飼育展示係7からのお知らせです。






あっ








決して彼氏募集ではないですよ。



















参加者募集です。

8月22日(日)に

体験教室「水鳥たちのウェットランド食堂」を

開催します。

昨年、このプログラムの指導者養成講座を受講しました。

とてもおもしろい内容です!!

しかも、今回は講師にNPO法人海の自然史研究所外部リンク事務局長の平井和也さんをお招きしています。

内容もおもしろければ講師もおもしろい!!

これは参加する価値絶大です!!

興味をもたれた方はぜひご参加を。













小学3~6年生対象ですけどね。



詳細はHP外部リンクにも掲載しております。



が、



今一度。



開催日時:8月22日(日)13:00~16:00
開催場所:おびひろ動物園内 動物園センター
定員:30名(応募者多数の場合は抽選します)
対象:小学3~6年生
募集期間:7月17日~8月14日
応募方法:往復はがきに住所・氏名・年齢・電話番号・学校名・学年を明記の上、「おびひろ動物園 体験教室係」まで郵送してください。


なお、他のイベントも募集をしていますので、必ず「体験教室係」と書いてください。




たくさんの方の参加をお待ちしています。


この記事のURL2010-07-18 19:24:29

201074(日)

エゾシカ誕生顛末記⑤


エゾシカ誕生顛末記⑤

終了したはずのエゾシカ誕生顛末記に続きが!!!!
















と、思われたみなさん。

こんにちわ。

そうです。

続きがあったんです。

私はまだ先だと踏んでいたのですが、

思ったより早かったのです。

つまり…

画像

2頭目が誕生しちゃったんです。

1頭目のBabyちゃんがお尻の毛を逆立てながら興味津々に近づいています。




そう…

遡ること6月25日。

この日は朝一にエゾシカ舎の飼育に入り、10時には違う獣舎に向かいました。

その時は何の気配も感じなかったのに…



11時過ぎにゾウ担当さんから無線が入りました。

「立てない小鹿がいるんだけど…生まれたの?」と。


















「妊娠している個体はいたので生まれたのだと思います。今から向かいます。」と返答し


行くと

生まれてました。

2頭目。

母は青い耳標をつけたマチルダさん。
(私が勝手に名付けた名前。強くたくましく育ってほしいとつけた名前は想像以上に効果的でした。今や怖いものなしなマチルダさん。)

マチルダさんは今回が初産ですが、私が全く気付かないくらい安産でした。

というか、気付かない私って…(爆)


生まれてしまったならばしょうがない!

次にやることは…

1頭目のBabyちゃんと同じです。


画像
捕まえます。

マイクロチップを挿入し、

耳標(オレンジ)をつけ、

体重を測定します。
(今回は大成功!です)


学習した飼育員は、今回みんな無傷。

よかった、よかった。

そんな傍らで

お兄さん?お姉さん?になったBabyちゃんは

画像

呼んだ?と言わんばかりのポージング。

素敵です。

今やミルクをメインディッシュに

青草も乾草も野菜も配合飼料も食べます。

さすが草食動物だね。



そして、今日のBabySの様子。
画像
画像
同時に授乳。
母を間違えておりませんでしたが、
時折代理母化していることがあります。

エゾシカって共同で子育てするんですね。

フムフム。



以上、これが本当のおしまいです。

なぜなら、もう妊娠しているエゾシカはいないから…

次はきっとフラミンゴです。


この記事のURL2010-07-04 19:10:38

2010614(月)

エゾシカ誕生顛末記④


エゾシカ誕生顛末記④

本州でもすっかり梅雨入りが宣言されたようですね。

近年北海道でも蝦夷梅雨なんて言葉を聞くくらい

梅雨もどきの雨が続くことがあります。

昨年のこの時期は雨続きでした。

明後日は雨予報。

ですが、エゾシカのオスカー君が1歳になります。

ピーちゃんさんはまもなく21歳です。

私の誕生日はまだまだ先です。

こんばんわ。

本日の英会話スクールで聞かれてもいないのに自分の年齢を語ってしまった飼育展示係7です。

気づいたらすっかり長編になってしまったエゾシカ誕生秘話。

というより、7の動揺顛末記と化していますが

本日が最終回です。









たぶん。






では、



本題。



6月6日に無事誕生したBabyちゃん。

翌日の掃除の際、2日目の様子を撮影しようと

近づき、TOPの写真を撮影しました。

寝起きだったのか、ぼやっとした顔でカメラ目線。

昨年生まれたオスカー君はこれだけ近づくと逃げていってしまいましたが、「この子はさすがシンディの子ねぇ」という感じでぼやっとしてました。

その様子をお昼休みに事務所で話していたところ

我らがレッド隊長から

レ「7,つかまえられるか?」

7「あの感じなら大丈夫かと思います」

レ「後々麻酔をかけてチップを入れて耳標をつけるよりも、つかまえられるならやろうか」

7「ラジャ!」      (これも演出です)



ということで、午後一にBabyちゃんの識別に必要な作業をすべくエゾシカ舎にレッド隊長と向かったわけであります。

まずは他のシカさんたちにはエサを食べてもらい・・・

その間に私がBabyちゃんの元へ。

レッド隊長は遠巻きに様子を確認。



レ「捕まらなければいいから。」







7「オッケーです。」




と、Babyちゃんを抱えた一呼吸後




Babyちゃんが大鳴き!


当然といえば当然。

そして、それを聞きつけたシンディ(母)が真っ先に駆けつけ

子を守る母の形相で立ち上がって来るではありませんか。

これも当然。

しかし、こちらとしてもすべきことはしたい。

すかさずレッド隊長が助けに入ってくれ

レ「俺の後ろにまわれ!」

7「はい!」



と、言いつつも

こちらは子鹿を抱え、足場が悪い。

レッド隊長も道具を両手に抱えている。

シンディ(母)の方に分がアリ。


レ「ひとまず出るぞ!」

7「ラジャ!」


その後レッド隊長の援護射撃により

ひとまず南側の獣舎へ避難成功。


いやぁ、エゾシカの恐ろしさはこれまでも体験済みでしたが、あのシートンさんがシカが一番コワイ的な事をおっしゃっていたのが良くわかります。

さて、隣の獣舎に移ったからにはコチラに分がアリ。

Babyちゃんにマイクロチップの挿入と黄色の耳標を装着しました。

画像

まだ小さいので耳標の重みでスコティッシュフォールドのように耳が垂れてしまっています。

さあ、最後に体重を計測して・・・




して・・・




???




レ「壊れた。」



レ「電池入れ替えたのに・・・」



・・・残念。



ここで作業終了。

Babyちゃんをエゾシカ舎に戻します。

レ「母が来るそうだったらすぐ離していいから」

7「了解!」






捕獲した場所まで連れて行き

そっとBabyちゃんを下ろすと

一目散にシンディ(母)の元へ。

母もBabyちゃんの元へ。


ほっ。


画像

一安心です。

画像

授乳も確認。

これで、あとは大きく育つだけだよ。

もう、何もしないから。






振り返ると、

髪が乱れ、泥まみれの7と

やはり泥まみれのレッド隊長。




やはり野生動物はすごい生き物です。

そして、子を持つ母は強いです。





その後の成長の様子
画像
となりんちのおばちゃんに遭遇する

画像
父との挨拶。
そしてそれをのぞき見るマチルダさん。

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1週間で早くも大きくなった感じがするこの頃。
ココがいつもの特等席。

残念ながら園路からは見えませんが、時々歩き回っています。

画像
相変わらず柳をむさぼり食うシンディ(母)。



これにてエゾシカ誕生顛末記

もとい

7の動揺顛末記を終了いたします。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。

Babyちゃんは優秀な母に育てられながら大きくなっております。

是非ご来園の際はエゾシカ舎を覗いてみてください。

ただし、シンディ(母)は出産後、警戒してよく檻の側を歩いています。

近くでバタバタしたり、走り回ったり

特に小さなお子さんが近寄ろうとすると

子を守ろうと檻にアタックすることもあります。

どうぞ、そっと観察してあげてください。


おしまい。


この記事のURL2010-06-14 22:40:27

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