今日の動物(553)

明るい話題をお届けしたいと思いながらも更新できずにおりましたところ、まさかこのような悲報を続けてお伝えすることになってしまい、申し訳ありません。

皆様もご存知の通り12月25日未明にアミメキリンのリボン(♀8歳)が永眠いたしました。

ムサシに続き、突然の訃報をお伝えすることとなり、大変心苦しい思いでいっぱいです。

ムサシ亡き後、リボンとメープルを応援してくださった皆様に本当に申し訳なく思っております。


2010年10月に、盛岡からはるばる帯広にお嫁入りしてくれたリボン。
新しい環境に馴染むまで、ヨダレを垂らしながら放飼場を走り回っていました。
ムサシが近寄ってくるのも当初は嫌がり、いつも走り回っていたふたり。


担当者にも、おそるおそる。
でもエサは欲しいな・・・
と、近寄る様子を見て、一安心したことを思い出します。

その年の冬にはムサシとの仲も接近し、いい感じのふたりになってきました。
リボンの発情の経過と、交尾の確認。
この頃はそれが日課になっていました。
写真で記録を撮り、飼育ノートに記録を残し・・・
細かな観察記録を残した初めての冬


春にはすっかり仲良し夫婦に。
来園当初逃げ回っていたとは思えないほど、ムサシが大好きになっていたリボン。
発情時期にリボンによってくるムサシとは違い、何かにつけてムサシに近寄っていたリボン。
収容時には、先に入ったムサシの元に顔を伸ばして、全く自分のお部屋に入ろうとしなかったリボン。

まさか、こんなにもリボンがムサシ大好きになるとは思いもよりませんでした。


そして、念願のスカイの誕生。
初産にも関わらず肝っ玉母さんぶりを発揮してくれました。
出産前は、まだまだ「お嬢さん」という感じだったのに、出産後はすっかりとお母さんの顔になり、母の魅力を感じたものです。


スカイの輸送トレーニングでは、経験の余裕からかリボンの方が積極的に・・・


スカイが釧路に行った後にはメープルの誕生。

愛称の良いムサシとリボン。年の差カップル。
あと何子とれるかな、と期待を込めて話していたことが思い出されます。



今はまだ明確な原因が分かっていませんが、様々な角度から問題を洗い出し、ムサシとリボンから多くのことを学び取らなければならないと思っております。
そして、残されたメープルが今の試練を乗り越えられるように精一杯のサポートをしていきたいと考えています。

続く悲報に、お気を落とされた方も多いくいらっしゃると思いますが、今一度、メープルとおびひろ動物園を応援していただけますようお願い申し上げます。

あの大雪以来雪が降らず、十勝晴れが続いている帯広からこんばんわ。

飼育展示係7です。

路面も氷が解けたり凍ったりを繰り替えし、つるっつる。

園内もつるっつる。

皆さん、歩く時は気をつけてくださいね。


チンパンジーの3人も天気が良いと外に出てきます。

TOPの場所が定位置。
ここに3人並んで、日光浴♪


あったまってくると?
思い思いに動き始めます。

プヨちゃんは私が写真を撮りに行くと、必ずといって良いほど、「何しにくんじゃい!!」と文句を言いにきますww

ヤワラ様は1番日当りの良いところでお食事中。


でも、よくよく観察していると、持ち込んだキャベツをプヨちゃんに盗られてしまい、しがなく室内から追加のキャベツを持ってくるという…。

プヨちゃん、強いです。

コウタの事なんか、平気で押しのけます。



そんなコウタは11月30日に23歳になりました。

次は2月4日にプヨちゃんが9歳ですね。

残念なことに、コウタだけが閉園期間中に誕生日なんですね。

でも、写真はないけどもちょこっとだけお祝いしました。

私含めて4人だけで…ぷぷぷ。



今では3人で過ごしている姿に何の違和感も感じなくなりました。
3人の中心にプヨちゃんがちゃんといます♪
いい感じです。

そして、つい最近、ようやくプヨちゃんの牛乳嫌いとヨーグルト嫌いを解決する方策が見つかりました!!

少しずつ受け入れるようになってくれていましたが、与える前にパネルヒーターの上であっためてあげると、躊躇なく食べて飲んでくれるように…。

良かった〜♪

徐々に帯広スタイルになってきてくれています。




そして、追加情報です。
私も教えてもらったんですが、

皆さんはエネオスのクリック募金ってご存知ですか?

このリンク先にアクセスして1日1回クリックすると、1クリックにつき1円が募金されるという仕組み。

エネゴリくんのふるさと、豊かな森の生物多様性を守る活動に支援されるとのこと。

エネゴリくんのふるさとは、チンパンジーの森でもあるんですよね。

日本でも出来る私たちの活動の1つ。

是非皆さんもクリックしてみてください。

ちなみにクリック募金の使途についてもココに詳細が記載されています。
10月におびひろ動物園にも来ていただいた西原さんの所属するWCSコンゴ共和国にも支援が届いているようです。

冬期開園まであと2日。
いや、あと1日ですね、既に。

ちょっと間に合いそうになくなってきて、焦っている飼育展示係⑦です。
こんばんわ。
もしかしたら準備中の札を出さなきゃいけないんじゃないか!とすら感じているところです…

いやはや、がんばります。



さてさて、先日お伝えしたカバのダイちゃん。

おじいちゃんのため、寒い季節はなかなか外に出ません。
しかしですね、油断すると外に置いておいた餌を食い逃げするという荒技の持ち主なんです。


そうならないために、じーっとダイちゃんを観察しているとですね、ペースというか傾向が見えてきたんです。




①扉を開けて、扉のそばで待っていてもダイちゃんは動こうとしない。

なので、外にまわり込んで、ダイちゃんが出てくるのを待ちます。



②外に出てくる前にたいてい室内のプールで動き回る。

ここまで動くのにたいてい10分程度。

その間に、その日の餌を用意したり、次の日の餌の準備をしたりと、出待ち以外にもなにかしらする事があります。


③ここで、カバ舎を離れていると神業のように食い逃げをして行くのがダイちゃん。


なので、食べ始めたタイミングを見計らってから扉を閉めに行きます。


このペースに慣れてしまえば何のその。

したたかなダイちゃんとの攻防戦は、攻略しましたよ。

これ以上寒くなってくると、こうも行きませんけどね。

雪は凄いけど、気温は比較的高めなのかな?と感じる今日この頃の北海道です。
高齢ダイちゃんにはありがたいですね。

本日30cmは積もったのでは?とおぼしき帯広からこんばんわ。
飼育展示係⑦です。

さずがにですね、クタクタですw

午後はほとんど除雪作業…

今日すべき作業が何一つ進まないというね…

天候に左右される季節が到来です。

ちなみに、今自宅までで道路の除雪が入ったようです。
うちのネコが窓から監視していますw





さてさて、猫はコタツで丸くなる冬。
外で生き生きとしだすのは…


ふふふ。

アザラシです。


俄然やる気みなぎる季節到来です。



バケツを見ると一目散に泳いでくるカイ君

やっぱり雪の上は滑りがいいですねぇwww

さすがにこの雪の中のプール掃除、しかも夏用長靴…
身の危険を感じましたw


この気温でプールで転ぶのだけはご勘弁願いたい!


一方カイ君もモモちゃんも、絶好調です!

かなり外が冷え込んできた帯広からこんばんわ。
旭川の方はかなり雪が積もったようですが、帯広はいつになるかしら?
長い秋がありがたい飼育展示係⑦です。

先日リスザル舎の前を通りかかった時に、担当者さんがいたのでちょっとお話を聞きました。

9月に生まれたおチビさん。
なんと、乳母がいるんだとか!!

乳母と言っても授乳はちゃんと母が行っているようです。
乳母というより子守りなのかな?
おチビさんを母じゃない、決まったメスが背負っているんだそうです。

群れ社会ならではですよね。

そんな話を聞いた後、ちょいちょい覗いていると

これは母ちゃんか?乳母か?


お?

降りるらしい…



君はどこへ行くんだ????


自分の可愛さをアピールしに来たのか????




生まれて2ヶ月。
結構動き回るようになっていました。
みんなに揉まれてもへっちゃらな顔をしています。

うんうん。
健やかに育てよ!




12月5日から冬期開園が始まります。
皆さん、リスザルのおチビさんにも会いにきてくださいね。

リスザル・マンドリル・チンパンジーがいる新サル舎はの観覧通路は比較的暖かいですよ〜♪