その他(89)
2015年11月9日(月)
10月のトークカフェの様子
その他×89
本日より研修のため上京してきた飼育展示係⑦です。
こんにちわ。
昨日は雪が降った帯広からやってきた私としては、あり得ない暖かさに驚きが隠せません!!
羽織っているシャツをまくっているのに、周りを行き交う人はコートを着ている…。
衝撃です。
という事で、この後から始まる研修でクタクタになる前に、先月のおびZooトークカフェの様子をお伝えします。
カフェということですので、お茶をのみながらお話しましょ。という企画。
第6弾。
今回も動物園協会の皆さんにご協力を頂きました。
ボランティアさんの支えもあり、運営がスムーズにいきます
感謝感謝です。
受付で済ませると、飲み物を受け取ります。
どうもですね、珈琲が人気という事がわかってきました。
紅茶派は少ないですね。
そして、本題。
今回はなんと!!ゲストスピーカーとしてコンゴ共和国からお客様をお招きいたしました!
チンパンジーの観覧通路における写真展示にもご協力をいただいたWCSコンゴ共和国の西原智昭さんです。
テーマは「アフリカの野生動物のお話-動物好きから地球環境保全家に変身!-」
主にマルミミゾウの話を中心に環境保全に関するお話、そして私たちが出来る事についてお話を頂きました。
マルミミゾウとサバンナゾウの違い…
全然違うんですよね。
たしか、釧路市動物園で飼育されていたゾウがマルミミだったはず…
亡くなる前に見ておくべきだったと思いました。
(追記:マルミミは旭山動物園のナナさんでした!!ご指摘ありがとうございました☆)
そして、象牙目的の密猟のお話も伺いました。
日本には象牙を利用する文化があります。
古くは平安時代には持ち込まれていたような…
もしかすると、もっと前からも持ち込まれていたのかもしれません。
しかし、昔とは桁外れの勢いで象牙目的で殺されるゾウが増えている…。
これは、日本とは遠く離れたアフリカの出来事と傍観していられない。そう思いました。
そして、ゾウだけではなく、ゾウが暮らす環境をまるっこ整っていなければゾウを守る事もできない。
そして、ゾウが暮らす環境を守れれば、それはイコール他の動植物も守る事につながるんです。
何か突出した事をすれば、そのひずみはどこかで生じる。
何事もバランス良くですよね。
保全や保護、愛護といった言葉の整理も教えていただき、伝える側としては、とても勉強になりました。
質問コーナーでは数多くの質問が寄せられました。
現地で実際に活動されている西原さんの講演という事で、学生さんの参加もあり、将来を担う世代にも関心を持ってもらえたようです。
最後に、西原さんからのメッセージで強く印象に残った事をご紹介します。
動物園が行う環境保全教育は何か。
その1つに発信して行くことだとおっしゃっていました。
確かに、動物に興味を持ってもらう発信の仕方もありますが、動物園が何のために存在しているのかと考えると、そこには野生で暮らしている動物たちの事は無視できない。
だからこそ、動物園を通じて野生動物の現状、そして彼らを取り巻く環境の現状を伝えていく事が大切な事だと再認識いたしました。
更に印象的だったのが、それを目にした、耳にした来園者も周りに発信して行く事が大切だと。
環境保全活動とは、何かを実践する以外にも、伝えるという活動があるのだ!という事を感じさせていただきました。
これらかも一生懸命「情報発信」に努めて行きたいと思いますので、皆さんも一緒にがんばりましょう。
…ブログでも時々、真面目な話をして行こう…
そう思いました。
こんにちわ。
昨日は雪が降った帯広からやってきた私としては、あり得ない暖かさに驚きが隠せません!!
羽織っているシャツをまくっているのに、周りを行き交う人はコートを着ている…。
衝撃です。
という事で、この後から始まる研修でクタクタになる前に、先月のおびZooトークカフェの様子をお伝えします。
カフェということですので、お茶をのみながらお話しましょ。という企画。
第6弾。
今回も動物園協会の皆さんにご協力を頂きました。
ボランティアさんの支えもあり、運営がスムーズにいきます
感謝感謝です。
受付で済ませると、飲み物を受け取ります。
どうもですね、珈琲が人気という事がわかってきました。
紅茶派は少ないですね。
そして、本題。
今回はなんと!!ゲストスピーカーとしてコンゴ共和国からお客様をお招きいたしました!
チンパンジーの観覧通路における写真展示にもご協力をいただいたWCSコンゴ共和国の西原智昭さんです。
テーマは「アフリカの野生動物のお話-動物好きから地球環境保全家に変身!-」
主にマルミミゾウの話を中心に環境保全に関するお話、そして私たちが出来る事についてお話を頂きました。
マルミミゾウとサバンナゾウの違い…
全然違うんですよね。
たしか、釧路市動物園で飼育されていたゾウがマルミミだったはず…
亡くなる前に見ておくべきだったと思いました。
(追記:マルミミは旭山動物園のナナさんでした!!ご指摘ありがとうございました☆)
そして、象牙目的の密猟のお話も伺いました。
日本には象牙を利用する文化があります。
古くは平安時代には持ち込まれていたような…
もしかすると、もっと前からも持ち込まれていたのかもしれません。
しかし、昔とは桁外れの勢いで象牙目的で殺されるゾウが増えている…。
これは、日本とは遠く離れたアフリカの出来事と傍観していられない。そう思いました。
そして、ゾウだけではなく、ゾウが暮らす環境をまるっこ整っていなければゾウを守る事もできない。
そして、ゾウが暮らす環境を守れれば、それはイコール他の動植物も守る事につながるんです。
何か突出した事をすれば、そのひずみはどこかで生じる。
何事もバランス良くですよね。
保全や保護、愛護といった言葉の整理も教えていただき、伝える側としては、とても勉強になりました。
質問コーナーでは数多くの質問が寄せられました。
現地で実際に活動されている西原さんの講演という事で、学生さんの参加もあり、将来を担う世代にも関心を持ってもらえたようです。
最後に、西原さんからのメッセージで強く印象に残った事をご紹介します。
動物園が行う環境保全教育は何か。
その1つに発信して行くことだとおっしゃっていました。
確かに、動物に興味を持ってもらう発信の仕方もありますが、動物園が何のために存在しているのかと考えると、そこには野生で暮らしている動物たちの事は無視できない。
だからこそ、動物園を通じて野生動物の現状、そして彼らを取り巻く環境の現状を伝えていく事が大切な事だと再認識いたしました。
更に印象的だったのが、それを目にした、耳にした来園者も周りに発信して行く事が大切だと。
環境保全活動とは、何かを実践する以外にも、伝えるという活動があるのだ!という事を感じさせていただきました。
これらかも一生懸命「情報発信」に努めて行きたいと思いますので、皆さんも一緒にがんばりましょう。
…ブログでも時々、真面目な話をして行こう…
そう思いました。
この記事のURL|2015-11-09 12:38:24
2015年11月2日(月)
シンポジウム「北と南の先住民の自然観」終わりました
その他×89
今日は晴れると聞いたのに・・・
気温も上がると聞いたのに・・・
思いのほか寒くてがっかりしている飼育展示係7です。
お昼のチンパンジーのガイドを外で実施しようかと思いましたが、彼らもすっかり冷え切っているようなので、早々に屋内展示室に収容し、室内でガイドしました。
不意をつかれて、お部屋に戻るルートを間違え、いつまでも開かない扉の前で待つプヨたまw
珍しく出遅れました。
そんな寒い帯広から、先日開催したシンポジウムの様子をお伝えします。
今回のシンポジウム、開催のきっかけは今年のチンパンジー舎での写真展にご協力いただいたWCSコンゴ共和国の西原さんとの出会いでした。
アフリカ熱帯林で暮らす森の先住民のお話を聞きながら、北海道の先住民アイヌ民族との相違点などが気になりだしたんです。
西原さん自身も、北海道に来られた際に白老町にあるアイヌ民族博物館に行かれたとのこと。
いろいろとお話をさせていただくうちに、これは何か共通の話題があるのでは?!と開催を企画したのでありました。
幸い?以前勤務していた帯広百年記念館にはアイヌ文化の学芸員がいた(過去形?! 現在は文化庁に移られました・・・)ので、その方にもお願いして、シンポジウムを開催したい!と
かなりGoing My Wayで突っ走りましたが、
左奥からアイヌ文化の自然観を紹介していただいた文化庁の内田先生。
右にアフリカ熱帯林の先住民について紹介していただいたWCSコンゴ共和国の西原先生。
そして、左手前にはコーディネーターを無茶振りした帯広大谷短期大学の岡庭先生。(岡庭先生はアラスカの先住民について研究されている文化人類学者です)
当日までメールで打合せを行いながら、初めての試みのため、準備が後手後手になる中、ついに講師の先生方の顔合わせ!
実は、この時点で満足している私・・・
それではだめなんですけどね。
それくらい当日を迎えられたのがうれしかったんです。
3人の先生たちは、シンポジウム開始直前まで会場前で念入りに打合せ。
パネルディスカッションでどのような方向に話をしていくか、検討していたようです。
そして、帯広百年記念館館長の挨拶からついにシンポジウムスタート!
(今回は動物園×百年記念館×図書館による主催事業です)
まずは、西原さんからのアフリカ熱帯林の先住民について紹介してただきました。
アフリカ熱帯林とはどのような環境かを動画を通じて見せていただき、動物とのかかわり、植物とのかかわりなどを教えていただきました。
そして、彼らの伝統文化の継承が困難な事態に陥っていることも・・・
文化が無くなっていくという、現在進行形の問題をどうして行くのか。
内田さんからは2020年に開館予定の国立のアイヌ文化博物館(仮称)の紹介とアイヌ文化にける自然観についてお話を頂きました。
私としては、新しい国立博物館の展示という部分で、学芸員としても勉強勉強。
最後には、短い時間ではありましたが、岡庭先生コーディネートによるパネルディスカッションを行いました。
2つの先住民、地理的にはとても離れてはいますが、自然とともに暮らしていることは共通であり、そして、彼らのたどっている道が、時をずらして同じ行程を歩んでいるように見えてならない。そんな思いでした。
一方では、まったく違う面もあり、とても興味深く聞き入ってしまいました。
アフリカ熱帯林の先住民は平等主義ゆえに、現在失われつつある伝統文化を残していこう!という声を上げにくい現状。しかし、個々人では今の失われつつある現状には満足していないとのこと。
そして、アイヌの人びとは、次第に自分たちの伝統文化に誇りを持つようになったという経緯。とはいえ、地域によってはそれを継承していくのが難しいところもあるそうです。
さぁ、この貴重な文化をどうやって残していくことが出来るのか。
そして、わたしたちに出来ることは何があるのか。
どちらも、持続可能な社会の実現には欠かすことの出来ない伝統的文化があります。
今、まだ可能性があるときに継続していくことの大切さ。
一度無くなってしまったものは簡単には戻りません。
しかも、無くなる前とまったく同じものにはなりません。
それは、文化も動物も同じ。
私はそう思います。
絶滅した動物は戻らない。
失われた文化を取り戻すのは難しい。
だからこそ、どちらも今こそ、手を打つ時なんだろう。
このシンポジウムを開催しながら、地球規模での危機感を改めて感じたのでした。
興味のある方は、お声かけ下さい。
後日報告書をまとめてみようか・・・勝手に考えているところですw
最後にこのシンポジウムにご協力いただいた3名の先生に心よりお礼申し上げます。
私の強引なお願いを引き受けていただき、本当に感謝の思いでいっぱいです。
そして、可能であれば次回に繋げていきたいな・・・。
それまでに私も勉強することが盛りだくさんです!
・・・がんばろ・・・
気温も上がると聞いたのに・・・
思いのほか寒くてがっかりしている飼育展示係7です。
お昼のチンパンジーのガイドを外で実施しようかと思いましたが、彼らもすっかり冷え切っているようなので、早々に屋内展示室に収容し、室内でガイドしました。
不意をつかれて、お部屋に戻るルートを間違え、いつまでも開かない扉の前で待つプヨたまw
珍しく出遅れました。
そんな寒い帯広から、先日開催したシンポジウムの様子をお伝えします。
今回のシンポジウム、開催のきっかけは今年のチンパンジー舎での写真展にご協力いただいたWCSコンゴ共和国の西原さんとの出会いでした。
アフリカ熱帯林で暮らす森の先住民のお話を聞きながら、北海道の先住民アイヌ民族との相違点などが気になりだしたんです。
西原さん自身も、北海道に来られた際に白老町にあるアイヌ民族博物館に行かれたとのこと。
いろいろとお話をさせていただくうちに、これは何か共通の話題があるのでは?!と開催を企画したのでありました。
幸い?以前勤務していた帯広百年記念館にはアイヌ文化の学芸員がいた(過去形?! 現在は文化庁に移られました・・・)ので、その方にもお願いして、シンポジウムを開催したい!と
かなりGoing My Wayで突っ走りましたが、
左奥からアイヌ文化の自然観を紹介していただいた文化庁の内田先生。
右にアフリカ熱帯林の先住民について紹介していただいたWCSコンゴ共和国の西原先生。
そして、左手前にはコーディネーターを無茶振りした帯広大谷短期大学の岡庭先生。(岡庭先生はアラスカの先住民について研究されている文化人類学者です)
当日までメールで打合せを行いながら、初めての試みのため、準備が後手後手になる中、ついに講師の先生方の顔合わせ!
実は、この時点で満足している私・・・
それではだめなんですけどね。
それくらい当日を迎えられたのがうれしかったんです。
3人の先生たちは、シンポジウム開始直前まで会場前で念入りに打合せ。
パネルディスカッションでどのような方向に話をしていくか、検討していたようです。
そして、帯広百年記念館館長の挨拶からついにシンポジウムスタート!
(今回は動物園×百年記念館×図書館による主催事業です)
まずは、西原さんからのアフリカ熱帯林の先住民について紹介してただきました。
アフリカ熱帯林とはどのような環境かを動画を通じて見せていただき、動物とのかかわり、植物とのかかわりなどを教えていただきました。
そして、彼らの伝統文化の継承が困難な事態に陥っていることも・・・
文化が無くなっていくという、現在進行形の問題をどうして行くのか。
内田さんからは2020年に開館予定の国立のアイヌ文化博物館(仮称)の紹介とアイヌ文化にける自然観についてお話を頂きました。
私としては、新しい国立博物館の展示という部分で、学芸員としても勉強勉強。
最後には、短い時間ではありましたが、岡庭先生コーディネートによるパネルディスカッションを行いました。
2つの先住民、地理的にはとても離れてはいますが、自然とともに暮らしていることは共通であり、そして、彼らのたどっている道が、時をずらして同じ行程を歩んでいるように見えてならない。そんな思いでした。
一方では、まったく違う面もあり、とても興味深く聞き入ってしまいました。
アフリカ熱帯林の先住民は平等主義ゆえに、現在失われつつある伝統文化を残していこう!という声を上げにくい現状。しかし、個々人では今の失われつつある現状には満足していないとのこと。
そして、アイヌの人びとは、次第に自分たちの伝統文化に誇りを持つようになったという経緯。とはいえ、地域によってはそれを継承していくのが難しいところもあるそうです。
さぁ、この貴重な文化をどうやって残していくことが出来るのか。
そして、わたしたちに出来ることは何があるのか。
どちらも、持続可能な社会の実現には欠かすことの出来ない伝統的文化があります。
今、まだ可能性があるときに継続していくことの大切さ。
一度無くなってしまったものは簡単には戻りません。
しかも、無くなる前とまったく同じものにはなりません。
それは、文化も動物も同じ。
私はそう思います。
絶滅した動物は戻らない。
失われた文化を取り戻すのは難しい。
だからこそ、どちらも今こそ、手を打つ時なんだろう。
このシンポジウムを開催しながら、地球規模での危機感を改めて感じたのでした。
興味のある方は、お声かけ下さい。
後日報告書をまとめてみようか・・・勝手に考えているところですw
最後にこのシンポジウムにご協力いただいた3名の先生に心よりお礼申し上げます。
私の強引なお願いを引き受けていただき、本当に感謝の思いでいっぱいです。
そして、可能であれば次回に繋げていきたいな・・・。
それまでに私も勉強することが盛りだくさんです!
・・・がんばろ・・・
この記事のURL|2015-11-02 17:16:39
2015年10月16日(金)
異色のコラボ
その他×89
すっかりご無沙汰しておりました。
なんと、出張から帰ってくるとお向かいさんが引っ越していてびっくりした飼育展示係7です。
おはようございます。
夕べブログを書こうとして力尽きました。
めっきり早寝早起き?スタイルが定着しております。
朝寒いけど・・・。
ということで、今回は久しぶりのお出かけブログ。
先週末、10月10日・11日はなんと千葉!に居りました。
その名も「千葉市科学フェスタ2015」への参戦。
それも、なんと帯広百年記念館・旭山動物園との異色コラボでのブース出展という、なにやら奇跡的なことが起こりましたw
きっかけは、おびひろ動物園でも昨年から参加させていただいているPCALiプロジェクト。
今回のフェスタ主催でもある千葉市科学館様よりお声かけをいただき、PCALi北海道として同じくプロジェクトメンバーである百年記念館・旭山動物園と出展することになったんです。
テーマは「ESD×ESD エゾシカと考えよう!持続可能な社会」
せっかくなので、3園館共通のテーマを模索していた所、「エゾシカ」が共通であり、且つ北海道ならではの動物と文化を紹介できる!となったわけでございます。
ちなみに、こちらは初日の開幕式の様子をブースから撮影しました。
すでにものすごい人です!
我々のブースはこんな感じ・・・
お願いしていたブースの形と変わったので、ブース展開も合わせて変更・・・。
帯広百年記念館からは「シカ笛作り」
旭山動物園からは「角でアクセサリー作り」
そして、おびひろ動物園からは「ウンコで紙漉き体験」
なんと1つのブースで3つも体験できるという大盤振る舞いw
紙漉き体験ではおまけとして「消化管迷路」を配布しました。
これはうちの職員が作ったオリジナル迷路。
知っている人は知っている。
昨年、アメリカバイソン前に展示していたものをエゾシカバージョンに更新したものです。
気付けば長蛇の列・・・
2日目夕方には閉幕式と表彰式のため、人手が足りず・・・
なんと、急遽見学に来ていた前帯広百年記念館副館長をブースに立たせるというww
しかし、この賑わいのおかげもあり、なんと「ちばSCグランプリ」で3位を受賞することが出来ました。
参加者が面白かった、ためになったと感じたブースにコインを入れるグランプリ。
たくさんの方に楽しみながら学んでいただけたようで、私たちもとても満足した2日間でした。
千葉という遠方で、エゾシカの魅力を全力で伝え、そして各園館をアピールすることができ、大変貴重な機会となりました。
参加してくれた皆さん
サポートしてくれた皆さん
一緒に頑張った仲間たち
本当にありがとうございました。
異色コラボもたまにはGOOD!!
なんと、出張から帰ってくるとお向かいさんが引っ越していてびっくりした飼育展示係7です。
おはようございます。
夕べブログを書こうとして力尽きました。
めっきり早寝早起き?スタイルが定着しております。
朝寒いけど・・・。
ということで、今回は久しぶりのお出かけブログ。
先週末、10月10日・11日はなんと千葉!に居りました。
その名も「千葉市科学フェスタ2015」への参戦。
それも、なんと帯広百年記念館・旭山動物園との異色コラボでのブース出展という、なにやら奇跡的なことが起こりましたw
きっかけは、おびひろ動物園でも昨年から参加させていただいているPCALiプロジェクト。
今回のフェスタ主催でもある千葉市科学館様よりお声かけをいただき、PCALi北海道として同じくプロジェクトメンバーである百年記念館・旭山動物園と出展することになったんです。
テーマは「ESD×ESD エゾシカと考えよう!持続可能な社会」
せっかくなので、3園館共通のテーマを模索していた所、「エゾシカ」が共通であり、且つ北海道ならではの動物と文化を紹介できる!となったわけでございます。
ちなみに、こちらは初日の開幕式の様子をブースから撮影しました。
すでにものすごい人です!
我々のブースはこんな感じ・・・
お願いしていたブースの形と変わったので、ブース展開も合わせて変更・・・。
帯広百年記念館からは「シカ笛作り」
旭山動物園からは「角でアクセサリー作り」
そして、おびひろ動物園からは「ウンコで紙漉き体験」
なんと1つのブースで3つも体験できるという大盤振る舞いw
紙漉き体験ではおまけとして「消化管迷路」を配布しました。
これはうちの職員が作ったオリジナル迷路。
知っている人は知っている。
昨年、アメリカバイソン前に展示していたものをエゾシカバージョンに更新したものです。
気付けば長蛇の列・・・
2日目夕方には閉幕式と表彰式のため、人手が足りず・・・
なんと、急遽見学に来ていた前帯広百年記念館副館長をブースに立たせるというww
しかし、この賑わいのおかげもあり、なんと「ちばSCグランプリ」で3位を受賞することが出来ました。
参加者が面白かった、ためになったと感じたブースにコインを入れるグランプリ。
たくさんの方に楽しみながら学んでいただけたようで、私たちもとても満足した2日間でした。
千葉という遠方で、エゾシカの魅力を全力で伝え、そして各園館をアピールすることができ、大変貴重な機会となりました。
参加してくれた皆さん
サポートしてくれた皆さん
一緒に頑張った仲間たち
本当にありがとうございました。
異色コラボもたまにはGOOD!!
この記事のURL|2015-10-16 08:49:20
2015年8月6日(木)
夜の動物園
その他×89
恐ろしい猛暑を終え、本日雨の影響もあり、涼しくなった帯広からこんにちわ。
連日の暑さで、体力の消耗が激しく…
ブログも後回し後回しで、体力の回復をはかっておりました。
皆様はいかがでしょうか?
熱中症等になられていませんか?
それでは、7月31日から8月2日に実施した夜の動物園の様子を少しばかり…
とはいえ、私の出勤は2日からだったので、2日の様子です。
TOPを見てわかる通り、この日は浴衣で来園される方が多かったですね。
実は、今年の帯広市の七夕祭りがぶつかっていて、おそらく祭り帰りと思われるカップル、お友達同士、ご家族連れとたくさんいらっしゃいましたね。
アザラシたちは19:00に給餌を合わせたスポットガイドで満足したようで、その後は照明があろうがなかろうが、寝ておりましたw
プールのはじっこは割と暗がりになっているため、その辺りにいたのですが、今度はお客様が見つけられず…。
「はじっこにいますよ〜」
とお声がけすると、
「おぉ〜」と。
いるというだけで「おぉ〜」と言われるアザラシ…
うらやましいです。
チンパンジーでは調子に乗って25分ほどガイドでしゃべり込んでしまい、ようやらやっと室内に戻ってきたヤワラさまとコウタ氏。
最終日とあってか、室内に入ってからも営業活動にいそしんでおりました。
お客様も釘付けですw
今年はプヨちゃんという刺激たっぷりな女子が来たため、毎年の夜間開園で見せるお疲れモードを感じさせない2人。
プヨちゃんもそうなんでしょうが、3人揃って、いや、私も含め4人揃ってアドレナリン出まくりです!
リスザルを眺める3人衆。
なかなか、面白い会話をしていましたw
「中からみれるんじゃね?」
「そうだそうだ」
…
と言いつつ、中に入りませんでしたw
なぜだ?
21:00間際には、最後の一目トラを見ようとやってくる親子の姿が…
なぜでしょうね?
どうして夜とトラはこんなにもすばらしい組み合わせに見えるのか…。
それは、檻という安心感がなせる技ですねw
野外で出会ったら…
これこそまさに夏の怪談じゃないですか!
と、暑さを忘れるために変な想像をしてしまいましたw
ビーバー舎も人だかり
さては、人気者ビービーがご活躍に違いあるまい!
暗い上に動き回るので全くピントが合いませ〜ん
そして、ダブちゃんと別居してましたw
出入りはできるようになっているのに、別居…
しばらく前からみたいですが…
いったい2人に何が…
私なりに、夜の動物園で一番素敵に撮れたと思ったのはやっぱりエゾシカですね〜。
オスは袋角も完成に近いほどに伸びております。
うん!
やっぱりカッコいい!!
エゾシカが野外でも昼夜問わず目撃するので、夜との組み合わせも違和感なく、かっこよさがあります。
とはいえ、トラ同様ですが、動物園で見るから素敵〜と見られるもの。
野外で遭遇すると毎度毎度ひやっ!とさせられます。
いつもとは違う夜の動物園。
毎日接している飼育員であっても、考えることがいつもとちょっと違いました。
とさ。
連日の暑さで、体力の消耗が激しく…
ブログも後回し後回しで、体力の回復をはかっておりました。
皆様はいかがでしょうか?
熱中症等になられていませんか?
それでは、7月31日から8月2日に実施した夜の動物園の様子を少しばかり…
とはいえ、私の出勤は2日からだったので、2日の様子です。
TOPを見てわかる通り、この日は浴衣で来園される方が多かったですね。
実は、今年の帯広市の七夕祭りがぶつかっていて、おそらく祭り帰りと思われるカップル、お友達同士、ご家族連れとたくさんいらっしゃいましたね。
アザラシたちは19:00に給餌を合わせたスポットガイドで満足したようで、その後は照明があろうがなかろうが、寝ておりましたw
プールのはじっこは割と暗がりになっているため、その辺りにいたのですが、今度はお客様が見つけられず…。
「はじっこにいますよ〜」
とお声がけすると、
「おぉ〜」と。
いるというだけで「おぉ〜」と言われるアザラシ…
うらやましいです。
チンパンジーでは調子に乗って25分ほどガイドでしゃべり込んでしまい、ようやらやっと室内に戻ってきたヤワラさまとコウタ氏。
最終日とあってか、室内に入ってからも営業活動にいそしんでおりました。
お客様も釘付けですw
今年はプヨちゃんという刺激たっぷりな女子が来たため、毎年の夜間開園で見せるお疲れモードを感じさせない2人。
プヨちゃんもそうなんでしょうが、3人揃って、いや、私も含め4人揃ってアドレナリン出まくりです!
リスザルを眺める3人衆。
なかなか、面白い会話をしていましたw
「中からみれるんじゃね?」
「そうだそうだ」
…
と言いつつ、中に入りませんでしたw
なぜだ?
21:00間際には、最後の一目トラを見ようとやってくる親子の姿が…
なぜでしょうね?
どうして夜とトラはこんなにもすばらしい組み合わせに見えるのか…。
それは、檻という安心感がなせる技ですねw
野外で出会ったら…
これこそまさに夏の怪談じゃないですか!
と、暑さを忘れるために変な想像をしてしまいましたw
ビーバー舎も人だかり
さては、人気者ビービーがご活躍に違いあるまい!
暗い上に動き回るので全くピントが合いませ〜ん
そして、ダブちゃんと別居してましたw
出入りはできるようになっているのに、別居…
しばらく前からみたいですが…
いったい2人に何が…
私なりに、夜の動物園で一番素敵に撮れたと思ったのはやっぱりエゾシカですね〜。
オスは袋角も完成に近いほどに伸びております。
うん!
やっぱりカッコいい!!
エゾシカが野外でも昼夜問わず目撃するので、夜との組み合わせも違和感なく、かっこよさがあります。
とはいえ、トラ同様ですが、動物園で見るから素敵〜と見られるもの。
野外で遭遇すると毎度毎度ひやっ!とさせられます。
いつもとは違う夜の動物園。
毎日接している飼育員であっても、考えることがいつもとちょっと違いました。
とさ。
この記事のURL|2015-08-06 10:44:11
2015年4月21日(火)
開園まであと1週間
その他×89
春の嵐で強風が吹き荒れている帯広からこんにちわ。
飼育展示係7です。
もうすっかり雪もなくなり、春めいております。
園内では福寿草もすっかり大きくなっています。
日当りのいいところではギョウジャニンニクも出ているとかいないとか…。
早く山菜採りに行きたいものです。
といいながら、今晩はタケノコを食べちゃわなくちゃ!
さてさて、春に浮かれているのは私だけではありません。
チンパンジー様も自然の恵みにようやくありつける季節となりました。
柳の新芽が出てきたので早速与えてみたところ、やはり大喜びで食べております。
食いしん坊のヤワラちゃんはコウタ君の分まで食べちゃう始末…。
うん。
花より団子だね。
そして、春と言えば
動物の担当替えです。
私の担当は…
変わりません。
が、チンパンジーの副担当が変わります。
なんと!去年新規採用で動物園に配属された2年生職員が副担当になりました。
お〜、私は3年生時にチンパンジーの担当になりましたから、私よりも早いです。
さて、副担当も含めた担当替えは24日からですが、それまでにヤワラちゃんとコウタ君との関係を築くため、コミュニケーションの練習です。
まずは一番安全な場所で手渡し給餌の練習です。
もう、目から鱗でした。
ヤワラちゃんもコウタ君も、なんてナチュラルに彼を受け入れているんでしょう!
こんなこと、初めて体験しました!
びつくりです。
彼はもしかして本当はチンパンジーなんじゃないか???
そんな風にすら思いましたw
うん!頼もしい。
でも、きっと1回は洗礼を受けるからw
がんばりましょう♪
そして、観覧通路の展示ではこんな風になりました。
今年は外部の方のご協力のもと、写真を豊富に盛り込み、メッセージ性の強い展示となっております。
ぜひ、ご来園の際には見ていただきたいと思います。
チンパンジーが外に出ていても、中の展示も見てください!
よろしくお願いします。
あと1週間。
こどもかいかんの絵本も準備しなくっちゃ。
がんばるぞ〜!!
飼育展示係7です。
もうすっかり雪もなくなり、春めいております。
園内では福寿草もすっかり大きくなっています。
日当りのいいところではギョウジャニンニクも出ているとかいないとか…。
早く山菜採りに行きたいものです。
といいながら、今晩はタケノコを食べちゃわなくちゃ!
さてさて、春に浮かれているのは私だけではありません。
チンパンジー様も自然の恵みにようやくありつける季節となりました。
柳の新芽が出てきたので早速与えてみたところ、やはり大喜びで食べております。
食いしん坊のヤワラちゃんはコウタ君の分まで食べちゃう始末…。
うん。
花より団子だね。
そして、春と言えば
動物の担当替えです。
私の担当は…
変わりません。
が、チンパンジーの副担当が変わります。
なんと!去年新規採用で動物園に配属された2年生職員が副担当になりました。
お〜、私は3年生時にチンパンジーの担当になりましたから、私よりも早いです。
さて、副担当も含めた担当替えは24日からですが、それまでにヤワラちゃんとコウタ君との関係を築くため、コミュニケーションの練習です。
まずは一番安全な場所で手渡し給餌の練習です。
もう、目から鱗でした。
ヤワラちゃんもコウタ君も、なんてナチュラルに彼を受け入れているんでしょう!
こんなこと、初めて体験しました!
びつくりです。
彼はもしかして本当はチンパンジーなんじゃないか???
そんな風にすら思いましたw
うん!頼もしい。
でも、きっと1回は洗礼を受けるからw
がんばりましょう♪
そして、観覧通路の展示ではこんな風になりました。
今年は外部の方のご協力のもと、写真を豊富に盛り込み、メッセージ性の強い展示となっております。
ぜひ、ご来園の際には見ていただきたいと思います。
チンパンジーが外に出ていても、中の展示も見てください!
よろしくお願いします。
あと1週間。
こどもかいかんの絵本も準備しなくっちゃ。
がんばるぞ〜!!
この記事のURL|2015-04-21 14:42:43