動物たち(30)


2011919(月)

特別メニュー 敬老の日バージョン


特別メニュー 敬老の日バージョン

三連休の最終日 肌寒い日でしたが大勢の入園者が訪れていただきました。
今日は敬老の日でしたので高齢?動物に特別なご馳走を用意して、感謝と、これからも元気で過ごしてくれるよう激励会でした。

最初にインドゾウのナナ(メス 50歳)
ゾウの寿命は60~65歳と言われてます
帯広で暮らして47年間 動物園では一番の長老です
 まだまだ元気ですよ!

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開始前から多くの方に集まっていただきました


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今日のメニューはおから団子・パイナップル・バナナ・ブドウ・リンゴ・白菜・キャベツ・ジャガイモ・豆腐
普段、食べたことのないパイナップルに興味をもち一番先にパクリ!

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豆腐も上手に持ちあげ食べていましたよ。

続いてはカバのダイ(オス 42歳)
カバの寿命は約40歳ですね。
寒くなると外に出ようとしませんが、いまだ迫力衰えない貫禄十分です

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担当者からダイとオカラケーキの説明をしました。

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今年も見事なケーキができあがりました。
オカラをベースにスイカ・リンゴで色取り
アスパラをロウソクにしてニンジンの炎
にわかパティシエ お見事!!

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ダイも一年に一度のご馳走に興味シンシン ご満悦でした

動物も年を重ねると衰えがでできます。
動物園も歴史を刻んでいくと高齢動物対策も必要となります。
動物に負担をかけないように出来ることをコツコツ準備していきます。


この記事のURL2011-09-19 22:20:57

2011810(水)

上から目線!!


上から目線!!

今日も暑かったですね にわか雨も降って湿気ムンムン

でも、私は本日はOFF!!

自宅の猫額菜園からミニトマトをつまみに昼から何本ビールを飲んだかは内緒です(笑)
働いていた皆さんスイマセン

トップの画像はアミメキリンの♂ムサシ!
少しアングルが違うのがお気づきですか?


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大好きなアカシアの葉っぱをさしあげて、ご機嫌伺い!
キリンを上から見下ろすのは初めてかも?
キリンは産まれた時には、すでに180㎝越え 

動物園で何度となく新生キリンと対面しましたが全て見上げてましたね

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石橋をたたいて渡る性格の♀のリボンは後方で待機!
野生動物らしい一面だ

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そんなリボンもアカシアの誘惑に勝てず、ツーショット!!

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この日は、新聞社のカメラマンさんの企画で高所作業車をレンタルしてキリンが、どんな感じで動物園の風景を見てるかを撮影!!
キリンに万が一があったら大変ですからリハーサルを重ねて安全第一!!

キリンは頭頂高(身長)5~5.5メートル!!
動物の仲間では一番のノッポさん。
ムサシで5メートルあります。リボンは4メートルぐらいですね リボンは、まだ背が高くなると思われます。


野生のキリンは開けた土地であれば高さと驚異的な視力で5㎞先が確認できるとと言われてます。

日ごろ、腰が低い飼育員を心がけている私にとっては、しばしの優越感にひたった、ひと時でした。


この記事のURL2011-08-10 23:48:29

201186(土)

河馬フアンの皆さん 暑中お見舞い申し上げます!!


河馬フアンの皆さん 暑中お見舞い申し上げます!!

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今日の帯広は32℃の真夏日!!
しかも北海道らしくない、まとわりつくような湿気!!

汗だくな一日でした

そこで暑い日の動物たちの過ごし方

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カバのダイ プルーでまったりと浸かる!
極楽・ゴクラク

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カリフォルニアアシカのタケルはプルーで涼みながら、更に前ヒレを上げて熱を放出中!! 疲れないのかな?

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マンドリルのキ―ボはお気に入りの場所で避暑!!
まるで絵画のように額縁におさまってポージング!

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最後は変り種のクジャクバトたち!
太陽に照らされたジリジリの砂の上で暑さ対策??
鳥類は砂浴びをして体についた羽虫や寄生虫を取り除く時に砂を使います。
でも、わざわざ熱い砂を利用しなくても・・

動物たちは色んな暑さ対策をしています
普段と違う行動をしている動物たちを観察するのも動物園の楽しみ方です。


この記事のURL2011-08-06 20:47:50

2011728(木)

黒いキツネ


黒いキツネ

今日の帯広は暑かったです。そんな中、夏休みも始まり、ご家族連れのお客さんが多数来園されていました。

少年時代はクワガタを探しに真っ黒になって野山を歩き回り高い木によじ登っていましたね。 あの頃に戻りたい!!


トップの写真は平成11年に飼育していたキタキツネ
キツネ色と黒色がブレンドされています。

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見にくいですが手前がノーマルなキタキツネ
比較してみると体の大きさは、ほぼ同じ。
この当時はキタキツネの黒色変異と表示していましたが、今になると本当に正しかったのかと一抹の不安が・・


最近、十勝管内で「黒いキツネ」が目撃情報が多数あり、マスコミにも取り上げられています。

いろんな説があり

ギンギツネとキタキツネのミックス?

良質の毛皮をとるために真っ黒に改良されたキツネが生き残っている?

キタキツネの黒色変異?

どの説も正しいような気がしますが・・・
どれも可能性はあります

ここで、問題なのがカメラの前に出てくるキツネ達。
キツネは警戒心がつよいため慣れさせないと人前に姿をあらわさないのですけど、いつも同じ場所にいるそうです。

特にキツネは「エキノコックス症」を媒介してしまう動物です。
野生のキタキツネは高い確率で糞の中にエキノコックスの虫卵を保有しています。
虫卵が人の口から入ることで感染し、その後、肝臓に寄生してしまいます。
感染後、数十年経過しないと自覚症状が出ない恐い病気です。
各市町村で実施している健康診断(血液検査)を一度、受診されることをおすすめします。



野生動物との接し方は距離間が大事です。
カワイイからと言って安易に慣れさせてしまうと動物も人間も危険な状態になります。

人は謙虚な姿勢で野生動物と接することが大事ですね。


この記事のURL2011-07-28 19:14:09

2011718(月)

念ずれば花開く!! おまけで「シンクロナイズド ペリカンズ」


念ずれば花開く!! おまけで「シンクロナイズド ペリカンズ」

大舞台でのピッチで、小さな「なでしこ」の世界一番!!
魅せてくれましたね 貴女達には驚きと称賛!!
日本に勇気と感動をあたえてくれましたね。
ありがとう~


興奮冷めやらずですが動物たちの話題も

モモイロペリカンの「ぺリ」と「カン」
ネーミングが、そのまんまだ!
英名では「white pelican」ふだんは体の色は白ですが繁殖期の冬から春になると桃色が鮮やかになります。
体重も10㎏になり、羽を広げると2mを超える大型の水鳥。
エサのホッケを一日に1~2㎏を食しています。

いつも寄りそって仲睦まじく暮らしていますが、飼育員には厳しい一面が・・

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細かい打ち合せの後、まず右に揺さぶり!

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左にフェイク!

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かかれ~!

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ビビる飼育員に余裕のVサイン!

以前、ペリカンには痛い思いでが・・
プール掃除の最中に背後に忍び寄るペリカンの影
気配を感じ振りかえると目の前に大きなクチバシが、一瞬、何が起きたの??
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結果はこんな感じです。
やられましたね。額からアゴにかけてクッキリとミミズ腫れと血が出てる!
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ペリカンのクチバシの先は鉤爪状
しかも、綺麗にネイルされてる(笑)
魚を捕まえる時に役立つそうですが、凶器ですよ!


この日の夜に友人の結婚式があり、体を張った笑いで華燭の典を盛り上げましたね。芸人魂!
一か月ぐらいブラックジャックでした。

動物と接する時、ライオンとかゾウのような動物は自然と緊張しながら対応するのですが、鳥類はどこかで油断があるんですよね。
保護されたシギが段ボール箱で持ち込まれた時も、箱を開けて覗き込むと眉間をザックリ「痛っ!」
鳥類は目を狙いますね。急所が分かるんです。

飼育作業は危険が伴いますから、動物の行動や習性を熟知しながら接することが大事です。
動物にもケガをさせない、自分自身もケガをしないことが優秀な飼育員です。
まだまだです。


この記事のURL2011-07-18 07:57:40

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