2019418(木)

第50次北方領土返還要求現地視察大会【2019.04.13、14】


皆様、こんにちは。第3回会員会議所会議後に行われた第50次北方領土返還要求現地視察大会の模様をお伝えいたします。第50次という節目を迎えてしまったことは非常に残念なことですが、北海道に住んでいる私たちが返還の実現まで運動を行うことが非常に重要なことです。その模様をお伝えします。

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今回は開会式、意識喚起事業、夕方に行われる「北方の夕べ」と呼ばれる懇親会、翌日に記念式典を行います。開会前のメンバーです。

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開会式が始まり、公益社団法人日本青年会議所 会頭 鎌田 長明(かまだ たけあき)君より挨拶がありました。「この問題は地域だけの問題ではなく、日本とロシア、この地域の発展において青年経済人がこの運動を行うことに意味があります。我々自身がこの問題に対して未来を切り開いていかなければなりません。それを描くのが青年だと私は考えております。自ら考え、行動することが必要であり、我々の一歩が解決への道を切り開くと考えております。」と述べました。

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続きまして、公益社団法人日本青年会議所 北海道地区協議会 会長 今村 敏彰(いまむら としあき)君より挨拶がありました。「今回は例年から日程を大きく変更させていただきました。理由としては、北海道のこの問題を北海道だけではなく日本各地の多くの方々に来ていただいて、身近で多くのメンバーに見ていただきたいということを想い、変更を決意しました。昨今、日ロ経済交流や新しい試みが行われる中で、北海道地区として日ロの進展に新しい可能性を見出し、この運動がさらなるステップへ進むことを望みます。」と述べました。

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最後に開催地を代表して、一般社団法人根室青年会議所 理事長 高橋 友樹(たかはし ゆうき)君より挨拶がありました。「根室は北方領土問題の原点の地と言われ、私たちの事業や例会の多くもこの問題が関わっております。東京での出前授業でも子供たちから根室でこの運動をどうして行っているのかいうことを聞かれます。その素直な質問に私はこの運動は楽しいと答えました。表現としてはふさわしいとは思っておりませんが、この運動を行い解決することで地域や日本が必ず発展します。そのことを考えると素晴らしいと思うのです。今回は北方領土問題に対して前を向いていけるような2日間にしていきたいです。」と述べました。

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開会式終了後、意識喚起事業として「北方領土サミット2019」を開催しました。パネリストに(写真2枚目左から)公益社団法人日本青年会議所 会頭 鎌田 鎌田 長明(かまだ たけあき)君、公益社団法人新川青年会議所 理事長 関口 雄介(せきぐち ゆうすけ)君、公益社団法人黒部青年会議所 理事長 菅野 竜寛(すがの たつひろ)君、一般社団法人根室青年会議所 理事長 高橋 友樹(たかはし ゆうき)君の4名とコーディネーターは写真3枚目の公益社団法人日本青年会議所 北海道地区協議会 会長 今村 敏彰(いまむら としあき)君です。
 関口理事長と菅野理事長はともに富山県の青年会議所で、根室の次に北方領土への入植者が多い地域である富山県で積極的に北方領土問題について運動を行っている方々です。
 パネルディスカッションでは、北方領土問題に各地域が取り組む手法の紹介や、道内外問わず積極的に運動を推し進めていくことの重要性を改めて再確認できる内容でした。
 意識喚起事業終了後は、場所を変えて「北方の夕べ」と題した大懇親会を開催しました。多くのメンバーが一堂に集まり、地域の垣根を超えた懇親会を開催しました。

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翌日は多くの参加者のもとで記念式典を開催しました。北方領土問題という国家間での複雑な問題に対して真剣に取り組むことを参加者全員で共有しました。

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式典の中では第33回北方領土を考える高校生弁論大会で最優秀賞を獲得した佐野 果淑(さの かすみ)さんが弁論発表を行いました。「祖父が元島民でビザなし交流から北方領土への興味を深めました。このままではこの問題自体が風化して、日本人の心から消えてしまいます。私は島を知り、見た人が次の世代へ伝えることの必要性を強く感じました。今こそ行動を起こし、私は島民の気持ちを次の世代へ語りつないでいきたいです。島に輝く笑顔がありますように。」と祖父の経験と自身の体験したビザなし交流を通じて感じたことを参加者へ訴えていました。

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最後は、参加者で記念撮影を行いました。この北海道にある身近な領土問題を通じて、まちづくりについての見識を強く深めたメンバー一同でした。この経験を活かして十勝での運動にも生かしていこうと感じた北方領土現地視察大会でした。


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私たちは明るい豊かな社会の実現のため、社会貢献の活動と自己啓発トレーニングなどを通じて「まちづくりとひとづくり」をする団体です。
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